サブスク型ホームページ制作と買い切り型の違いを8項目で徹底比較

ホームページの作成を外注する場合、制作方法には「サブスク型」と「買い切り型」などがあります。
ホームページ制作会社や個人事業主(フリーランス)にホームページの新規開設またはリニューアルを希望するなら、両者の違いを知ることが大切です。
『ホームページ制作会社が多くて、情報を探すのが大変…』
『サブスク型と買い切り型の違いをわかりやすく教えてほしい』
『どちらの制作方法が自社に合っているのか知りたい』
今回の記事では、上記の疑問に答え、サブスク型ホームページ制作と買い切り型の違いを8項目に分けて紹介します。
両者のメリット・デメリット、向いている企業や事業主も紹介するのでぜひご覧ください。
※本記事の情報は、2025年7月31日時点のものです
サブスク型ホームページ制作と買い切り型の違い
サブスク型ホームページ制作とは、月額または年額の定額料金を支払うことで、ホームページの開設・運用できるサービスです。
買い切り型ホームページ制作とは、ホームページ作成にかかる費用を一括で支払うことで、ホームページの所有権を得るサービスを意味します。
両者の違いを知ることで、自社に合った外注先を見極めやすくなります。
以下の8項目の違いを確認しましょう。
- 費用
- 最低契約期間
- 制作期間
- デザイン
- 保守管理
- 更新・修正
- 所有権
- カスタマイズ性
費用
ホームページの費用の違いは、下表のとおりです。
初期費用 | 月額費用の発生 | |
---|---|---|
サブスク型 | 安い | 発生する |
買い切り型 | 高い | 発生しない |
サブスク型ホームページ制作の多くは、初期費用が無料または安く設定されています。
初期費用では、契約手数料や事務手数料を設定している制作サービスがあります。
月額費用の主な内訳は、ドメイン代・サーバー代、デザイン、保守管理・メンテナンス、SEO対策、マーケティングなどです。
ただし、月額980円などの格安制作サービスでは、ドメイン代などが別途発生するケースもあります。
買い切り型ホームページ制作では、ホームページの企画・設計から実装までにかかる作業が初期費用として発生します。
ホームページ制作費用の大半は人件費で、プロジェクトの規模によっては初期費用が100万以上になるのも珍しくありません。
買い切り型では、クライアントにホームページを納品したらプロジェクトは終了するので、月額費用は発生しません。
ただし、ドメイン代やサーバー代などホームページの維持に必要な費用は発生します。
最低契約期間
ホームページの最低契約期間の違いは、下表のとおりです。
最低契約期間 | |
---|---|
サブスク型 | あり |
買い切り型 | なし |
買い切り型ホームページ制作では、最低契約期間は基本的にありません。
ただし、格安のホームページ制作では保守管理で契約期間を設けている場合があります。
サブスク型ホームページ制作では、半年から1年間ほどを最低契約期間に設定する制作会社が多い印象です。
買い切り型やサブスク型では、契約期間内に解約すると違約金が発生する可能性があるので、トラブルを避けるためにも契約前に制作会社に確認しましょう。
なお、一部のサブスク型ホームページ制作サービスでは最低契約期間を設けていないところがあります。
当サイトでサブスク型ホームページ制作の「ビズサイ」では、最低契約期間を設けおらず、解約しても違約金は発生しません。
制作期間
ホームページ制作期間の違いは、下表のとおりです。
制作期間の平均 | |
---|---|
サブスク型 | 5日~2か月 |
買い切り型 | 2か月~5か月 |
サブスク型ホームページ制作では、基本的にデザインや機能がある程度決まっている「型」を利用してホームページを作成します。
そのため、買い切り型よりも短期間でのホームページ開設が可能です。
買い切り型ホームページ制作では、基本的に依頼主の希望や条件に基づいてデザイン・機能などを一から設計します。
サブスク型に比べて、制作期間は長めの傾向です。
デザイン
ホームページデザインの違いは、下表のとおりです。
デザイン | |
---|---|
サブスク型 | テンプレートデザインまたはオリジナルデザイン |
買い切り型 | オリジナルデザイン |
サブスク型ホームページ制作は、主にテンプレートデザインを採用しています。
テンプレートデザインとは、デザインやレイアウトが決まっているホームページのひな形です。
ひな型を活用することで、効率的にホームページデザインを設計します。
買い切り型ホームページ制作が主に採用するのは、オリジナルデザインです。
自社に専属の担当者がつき、クライアントの希望や条件を基に一からデザインを制作します。
格安の買い切り型ホームページ制作では、テンプレートデザインの場合があるので覚えておきましょう。
なお、テンプレートデザインの品質や数は制作会社によって異なります。
高いデザイン性を求めるなら、オリジナルデザインを採用している制作会社がおすすめです。
ビズサイでは、プランに関わらずオリジナルデザインのホームページを制作しています。
保守管理
ホームページの保守管理で発生する費用の違いは、下表のとおりです。
保守管理の費用 | |
---|---|
サブスク型 | 月額費用に含まれる |
買い切り型 | 別途発生 |
ホームページの保守管理とは、点検やアップデートを実施して、ホームページの機能・設備を正常に保つ作業です。
保守管理は、ユーザーが快適に利用できるホームページを維持するために実施されます。
ドメイン・サーバー・CMSの管理などが具体的な作業です。
サブスク型ホームページ制作では、保守管理が月額費用に含まれているケースがほとんどです。
買い切り型では、ホームページ納品後の保守管理は有料となります。
更新・修正
ホームページの制作後または納品後に発生する更新・修正の費用の違いは、下表のとおりです。
更新・修正の費用 | |
---|---|
サブスク型 | 月額費用に含まれる(上限あり) |
買い切り型 | 別途発生(委託する場合) |
更新・修正とは、ホームページの情報を最新に保ったり間違った項目を正しい内容に差し替えたりする作業です。
店舗の営業時間の変更、新着情報の発信などが該当します。
サブスク型ホームページ制作では、更新・修正は月額費用に含まれているのが基本です。
ただし、「月に最大2回まで」「作業が3時間まで」といった上限を設けているところが多く、上限を超えると有料で別途請求されます。
買い切り型では、ホームページ納品後の更新・修正は自社で対応しなくてはいけません。
これらを制作会社に委託したい場合は、別途見積もりが必要です。
なお、サブスク型と買い切り型のホームページ制作中に発生する更新・修正の費用は基本的にかかりません。
ただし、クライアントの要望で大幅な更新・修正が発生した場合は、追加で別途請求される可能性があります。
所有権
ホームページの所有権の違いは、下表のとおりです。
所有権 | |
---|---|
サブスク型 | ホームページ制作会社 |
買い切り型 | 自社 |
サブスク型では、一般的にホームページの所有権はサービスを提供する制作会社にあります。
そのため、途中解約するとホームページがなくなり、運用できなくなる恐れがあるのです。
解約後もホームページを運用するには、制作会社から譲渡してもらう必要があります。
買い切り型では、基本的にホームページの納品によって所有権は自社に移るため、サブスク型のように解約でホームページがなくなる心配は必要ありません。
なお、ホームページの譲渡に対応する制作会社は多くないため、中長期的なホームページ運用を検討しているなら、譲渡が可能か確認しましょう。
ビズサイでは、ご希望があれば解約したホームページのコンテンツやドメインの所有権の譲渡をいたします。
譲渡に別途手数料がかかりますので、詳細を知りたい方はビズサイにお問い合わせください。
カスタマイズ性
ホームページのカスタマイズ性の違いは、下表のとおりです。
カスタマイズ性 | |
---|---|
サブスク型 | 低い |
買い切り型 | 高い |
ここで述べるカスタマイズ性とは、ホームページのデザイン・機能などを自社の好みに変更することを指します。
サブスク型では、「制作は〇ページまで」「搭載する機能はA・B・C・D」といったように、ホームページの機能がある程度決まっています。
デザインや機能を大幅に変更したいときは、プラン変更またはオプション追加を選択する必要があるのです。
買い切り型では、クライアントの希望を基にデザインや機能が制作されます。
サブスク型に比べて、カスタマイズ性は高い傾向にあります。
デザイン性の高いホームページを開設したいときは、「デザインにこだわりを持つサブスク型ホームページ制作」または「買い切り型」がおすすめです。
サブスク型ホームページ制作のメリット・デメリット
サブスク型と買い切り型の違いを踏まえて、サブスク型ホームページ制作を利用するメリット・デメリットを解説します。
メリット
サブスク型ホームページ制作の大きなメリットは、初期費用を抑えられる点です。
1~2ページのホームページなら月額5,000円~1万2,000円で自社のホームページを開設・運用できます。
初期費用を無料に設定する制作会社も多く、有料でも相場は5,000円前後と決して高額ではありません。
月額費用には保守管理が含まれるため、『主力事業が忙しい』『スタッフの負担増加を防ぎたい』企業にも有効です。
また、急遽ホームページが必要なケースにもサブスク型ホームページ制作は役立ちます。
制作会社や利用するプランにもよりますが、5営業日など短期間でホームページを開設できるからです。
さらに、サブスク型ホームページ制作は解約やプランの変更が容易です。
自社の予算や事業の状況に合せて、柔軟な運用できるでしょう。
仮に、月単位の契約をホームページ制作会社と結んだら、1か月単位の解約が可能です。
デメリット
サブスク型ホームページ制作のデメリットに、ランニングコストが挙げられます。
サービスの利用中は月額費用が発生するため、長期的なホームページ運用ではコスト高になるかもしれません。
また、テンプレートデザインのサブスク型ホームページ制作を利用すると、「どこかで見たようなホームページ」が完成する恐れがあります。
商品や企業のブランディングを進めたいときは、リサーチや選定に時間をかけても、オリジナルデザインを採用しているサブスク型ホームページ制作を選びましょう。
解約によって、ホームページを運用できなくなるリスクも無視できません。
サブスク型ホームページ制作を検討するさいは、解約後の流れを確認しておきましょう。
買い切り型ホームページ制作のメリット・デメリット
買い切り型ホームページ制作を利用するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
買い切り型ホームページ制作の大きなメリットは、デザインや機能性の高いホームページを期待できる点です。
繰り返しになりますが、基本的に買い切り型では自社の条件や希望に合せてホームページを設計・制作します。
初期制作にある程度の投資が必要なものの、デザイン・機能性に優れた自社オリジナルのホームページ制作が可能です。
デメリット
買い切り型ホームページのデメリットは、数十万円以上の初期投資が必要な点です。
制作ページや搭載する機能によっては、数百万円以上の出費もありえます。
また、買い切り型では更新や運用のサポートは基本的に受けられません。
ホームページが納品されると、制作会社との契約は終了します。
ホームページの保守管理または運用代行などを委託しない限り、すべて自社で対応しなくてはいけません。
ホームページ運用の担当者を確保できないと、現場スタッフの負担増加や超過勤務の発生といった悪影響を招く恐れがあります。
ホームページ制作のサブスク型と買い切り型はどちらを選べばよい?
中小企業や個人事業主にとって、サブスク型ホームページ制作と買い切り型のどちらがお得なのでしょうか。
それぞれ向いている企業・事業主の特徴を紹介します。
サブスク型が向いている企業・事業主
初期費用を抑えたい企業・事業主は、サブスク型ホームページ制作が向いています。
理由は以下のとおりです。
- 初期費用0円でサービスを提供しているホームページ制作会社が多い
- 費用・デザイン性・オプションの内容など選択肢の幅が広い
- 保守管理や修正・更新に対応する必要がない
初期費用0円でサービスを提供しているサブスク型ホームページ制作は多いです。
サービスの利用者は、初期投資に多くの予算を割く必要はありません。
また、サブスク型ホームページ制作と一言でいっても、さまざまな制作会社が存在します。
ホームページ制作会社によって月額費用・デザイン性・運用サポートなどが異なるため、検討に時間を費やせば、自社にぴったりな制作会社を見つけられるでしょう。
ほかにも、サブスク型ホームページ制作ではドメインやサーバーの更新手続き・定期的なメンテナンス・システムのアップデートなどを制作会社に委託できます。
更新・修正対応もプランの範囲内なら無料で委託可能です。
初期費用を抑えつつ、ホームページの制作・運用に充てる人手を節約したいときは、サブスク型ホームページ制作を検討してみましょう。
買い切り型が向いている企業・事業主
ホームページの長期的な運用を視野に入れている企業・事業主は、買い切り型が向いています。
長期的な運用では、サブスク型ホームページ制作よりも買い切り型のほうがコストパフォーマンスは高くなるからです。
例として、月額1万円のサブスク型ホームページ制作と初期費用30万円の買い切り型を比較してみましょう。
ホームページを2年半(30か月)運用した場合
▼サブスク型
1万円×30か月=30万円
▼買い切り型
30万円
ホームページを2年半運用すると、サブスク型ホームページ制作の費用と買い切り型の費用はイコールになるとわかりました。
2年半以上運用すると、買い切り型の方がコストパフォーマンスは高くなります。
ただし、長期で契約してくれた顧客に対して、割引を提供するサブスク型ホームページ制作も存在します。
しかし、単純な運用年数で見ると、買い切り型のほうが長期的な運用ではコストパフォーマンスが有利なケースもあるのです。
また、買い切り型では、ホームページの所有権は自社に帰属します。
更新や修正のたびに、ホームページ制作会社へ連絡を入れる必要はありません。
自社にホームページの運用に対応できるスタッフがいるなら、シームレスに対応できるでしょう。
「ビズサイ」のホームページ制作の特徴
株式会社アクセスジャパンが提供する「ビズサイ」では、初期費用0円で月額費用5,478円から利用できるサブスク型ホームページ制作サービスを提供しています。
月額費用には、ドメイン代・サーバー代・SEOの内部対策・セキュリティ対策などが含まれており、レスポンシブデザインにも対応しています。
オプションの多くはお支払いが1回のみで、解約までプラン以外の追加費用は発生しません。
各プランに追加できるオプションを豊富に取りそろえており、お客さまの希望に沿ったホームページができます。
公開後の追加も可能なため、自社の状況や広報戦略に応じて柔軟に運用できます。
そして、ビズサイのデザインはテンプレートを使用しないオリジナルデザインです。
お客さまのご要望に応じて、一つひとつ手作りで制作いたします。
『サブスク型でオリジナリティの高いホームページを開設したい』『初期費用を抑えながら効果の出るホームページを運用したい』という担当者や事業主の方は、この機会にビズサイの制作実績をご覧ください。
なお、制作実績には、お客さまのご都合により掲載できていないものも多数ございます。
お問い合わせフォームよりお申し出くださった方には、未掲載実績が掲載されたURLをお送りいたしますので、ぜひ興味のある方はご一報ください。
まとめ
サブスク型ホームページ制作と買い切り型ホームページ制作の違いを紹介しました。
サブスク型ホームページ制作は、月額または年額の定額料金を支払うことでホームページを制作・運用できます。
一方の買い切り型は、ホームページ制作にかかる費を一括で支払うことでホームページの所有権を買い切る仕組みです。
ほかにも、両者の細かい違いはいくつもあります。
自社に合ったホームページ制作会社を見極めたい方は、ぜひ記事を見返してみてください。
サブスク型ホームページ制作と買い切り型の違いを理解して、自社に合った制作会社を見つけましょう。
まずは無料でご相談ください。
お問い合わせ・ご相談や、公開後の修正依頼などに関しては、いずれかの方法にてお問い合わせください。
※年末年始・土日祝は定休日となります
※受付時間 9:00~17:30