アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例12選!メリットやデメリットも

  
アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例12選!メリットやデメリットも

アコーディオンメニューは、文章や画像などのコンテンツを隠せるため、ホームページ全体を見やすくしたり、情報を探しやすくしたりできる便利な機能です。

しかし、具体的にどのようなものなのか、どのようなシーンで利用すればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

『アコーディオンメニューって何?』
『アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例を知りたい!』
『アコーディオンメニューのメリットやデメリットは何?』

今回の記事では、上記の悩みに応えて、アコーディオンメニューの基礎知識やおしゃれなデザイン例、利用シーン、作成するさいの注意点について解説します。

本記事を読めば、アコーディオンメニューへの理解を深められるようになります。

アコーディオンメニューを自社のホームページに取り入れ、より利便性の高いものへしていきましょう。

※本記事の情報は、2025年11月12日時点のものです

アコーディオンメニューとは

アコーディオンメニューとは、ホームページ上に表示する「∨」や「+」といったマークをクリック(タップ)して開閉ができるメニュー機能の一つです。

言葉だけで理解するのは難しいかと思いますので、下に表示されたメニューの「+」部分をクリック(タップ)してみてください。

メニューのタイトル

アコーディオンの中身です。

クリック(タップ)で開いたり閉じたりする動きが、アコーディオン(楽器)の蛇腹の部分の動きに似ているのが名前の由来です。

アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例7選【パソコン】

企業のホームページで、アコーディオンメニューはどのようなシーンで使われているか、実際のおしゃれなデザイン例で見ましょう。

  • コクヨ|企業ホームページ
  • ハリマニックス株式会社|企業ホームページ
  • Goldwin Online Store|商品カテゴリー&商品ページ
  • ビズリーチ|よくある質問
  • レトロ印刷|よくある質問
  • 大野記念病院|ギャラリー
  • 株式会社丹青社|お知らせ

コクヨ|企業ホームページ

コクヨ|企業ホームページ
出典:コクヨ

コクヨは、文房具の製造・販売を中心として幅広い事業を展開している企業です。

ホームページは「好奇心を人生に」のコンセプトどおり、アニメーションを多用したワクワク感のある作りになっています。

アコーディオンメニューが使われているのは、トップページにある事業紹介部分です。

各事業の「+」をクリックすると、図形が上下に開き、各事業のカテゴリーや詳細などについて確認できます。

クリックをしない状態でも、事業の内容が端的にまとめられており、開くとより詳細がわかるため、ユーザーの利便性が高い作りになっています。

ハリマニックス株式会社|企業ホームページ

ハリマニックス株式会社|企業ホームページ
出典:ハリマニックス株式会社

ハリマニックス株式会社は、Webデザイン・動画制作・イラスト制作など幅広くクリエイティブな事業を展開する企業です。

ホームページのセンスが良く、シンプルなデザインながらもイラストや動画をうまく活用することでおしゃれにまとめています。

アコーディオンメニューが使われているのはトップページにある、事例紹介部分です。

各クライアントが、依頼前どういったことに困っていたかが簡潔に記載されており、「+」をクリックすると、どのように解決したかが見られ、各事例ページへも移動できます。

アコーディオンメニューを使うことで、見ている人が自社と同じ事例(困りごと)を探しやすくなっています。

また、解決方法を隠すことで、クリックしたくなる仕掛けになっているのもポイントです。

Goldwin Online Store|商品カテゴリー&商品ページ

Goldwin Online Store|商品カテゴリー&商品ページ
出典:Goldwin Online Store

Goldwin Online Storeは、街中のランニングから登山といった本格的なアウトドアまで幅広く対応したファッションブランド「Goldwin(ゴールドウイン)」の通販サイトです。

アコーディオンメニューは、商品ページと、商品を検索するさいに絞り込みを行うメニュー画面に使われています。

特徴的なのが商品紹介ページで、閉じている状態では商品の説明文が表示され、メニューを開くと素材やサイズ、色といった情報が見られます。

最もニーズのある商品説明はそのままの状態でも見られ、購入を検討する人はクリックでより詳しい情報を得られるようにすることで、Webページの視認性を高めているのが特徴です。

ビズリーチ|よくある質問

ビズリーチ|よくある質問
出典:ビズリーチ

人材サービスなどを提供する、株式会社ビズリーチの採用サイトです。

アコーディオンメニューは、よくある質問ページで使われています。

質問文の横にある「+」をクリックすると、メニューが開いて回答が表示されます。

ビズリーチではカーソルを各質問に当てると画像のように色が変化し、「+」「-」のマークに細かくアニメーションが入るなど、シンプルながら凝った作りが特徴です。

レトロ印刷|よくある質問

レトロ印刷|よくある質問
出典:レトロ印刷

レトロ印刷は、わざとかすれや色ムラなどを出した、レトロ感のある印刷を専門に行っている企業です。

ホームページ全体も、どことなくレトロで、紙のデザインを彷彿とさせるWebデザインに仕上がっています。

アコーディオンメニューは、よくある質問ページで使われています。

レトロ印刷のアコーディオンメニューは個性的で、質問文をクリックするともう1つの吹き出しが出て回答を表示するのが特徴です。

質問文にカーソルを合わせると、「Q」と書かれた水滴マークが左に少し傾くのも、ユニークでおしゃれな演出です。

大野記念病院|ギャラリー

大野記念病院|ギャラリー
出典:大野記念病院

大阪府にある総合病院の大野記念病院が、人材採用のために作った特設サイトです。

アコーディオンメニューは、院内の施設やスタッフの働く様子をまとめたギャラリーページで使われています。

より多くの写真を見たい場合に「さらに読み込む」のボタンをクリックすると、メニューが開いてさらに写真を見ることが可能です。

初めから多くの写真を表示すると、見ているほうも疲れてしまうため、一部を表示し、より細かく院内の雰囲気や施設を知りたい方だけ情報を見られるようにしています。

株式会社丹青社|お知らせ

株式会社丹青社|お知らせ
出典:株式会社丹青社

株式会社丹青社は、幅広い施設やイベントでディスプレイや空間作りを行っている企業です。

アコーディオンメニューは、採用のトップページの「お知らせ」で使われています。

各情報の横にある「+」をクリックするとメニューが開き、枠の中が白くなって詳細な情報が確認可能です。

お知らせは情報量が少ないものの、トップページに表示するには情報量が多すぎるため、アコーディオンメニューを使って詳細を隠すことでページを見やすくしています。

別途お知らせ用のページを作る手間や費用の削減になっているのもポイントです。

アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例5選【スマホ】

スマホ用のホームページは、パソコン用以上に表示できるスペースが少ないことから、アコーディオンメニューも多く使われています。

おしゃれなデザイン例をいくつか紹介します。

  • サクマいちごみるく|キャンペーンサイト
  • ほろよい|キャンペーンサイト
  • 前川製作所|採用サイト
  • 無印良品ネットストア|商品カテゴリー
  • FunFenFant|よくある質問

サクマいちごみるく|キャンペーンサイト

サクマいちごみるく|キャンペーンサイト
出典:サクマいちごみるく55周年キャンペーン

老舗のお菓子メーカー・サクマ製菓から発売されている「サクマいちごみるく」の55周年を記念したキャンペーンサイトです。

アコーディオンメニューは、ページの最後にある応募要項で使われています。

応募要項の横にある「+」をタップすると、応募要項の詳細が表示されます。

応募要項は情報量が非常に多く、応募を考えている方しか興味のない情報のため、アコーディオンメニューを使うことで、視認性を高めています。

また、応募要項を隠すことで注意事項も見やすくなっており、応募者の手違いやミスなどが起こりにくくなる効果も期待できるでしょう。

ほろよい|キャンペーンサイト

ほろよい|キャンペーンサイト
出典:ほろよいmeets 3COINS

サントリーのアルコール飲料「ほろよい」と、300円均一商品を販売する「3COINS」がコラボしたキャンペーンサイトです。

ほろよいの炭酸をイメージさせるような泡が、上がっていく演出がされているなど、おしゃれなデザインに仕上げられています。

アコーディオンメニューが使われているのは、コラボ商品の紹介部分です。

ホームページの中で3つの商品が紹介されており、それ以外の商品が見たい場合に「もっと見る」をタップすると、すべての商品が一覧で表示されます。

発売されているコラボ商品は数が多く、すべてを表示するとほかの情報が見づらくなってしまうため、アコーディオンメニューで隠しているのが特徴です。

各商品は、タップすると3COINSの商品紹介ページへ移動できます。

前川製作所|採用サイト

前川製作所|採用サイト
出典:前川製作所

産業用の冷凍庫やヒートポンプなどの製造・販売をしている、前川製作所の新卒採用サイトです。

アコーディオンメニューが使われているのは、事業紹介ページになります。

各事業の「+」をタップすると、ホームページデザインを隠す形で吹き出しが表示され、事業の詳細が見られる斬新な演出が特徴です。

また、ホームページ全体も個性的で凝った作りになっています。

トップページにあるオンボタンで温度が下がってアニメーションが凍り、オフボタンで温度を上げるとアニメーションが動き出す演出になっています。

無印良品ネットストア|商品カテゴリー

無印良品ネットストア|商品カテゴリー
出典:無印良品ネットストア

生活雑貨や衣類、食品などを製造・販売する無印良品ネットストアのスマホ用ページです。

画面の左上に表示されるメニュー「≡」をタップすると、商品のカテゴリーにアコーディオンメニューが使われています。

各カテゴリーの横にある「+」をタップすると、下により細かいカテゴリー分類が表示されるため、自分の見たい商品を探しやすくなっています。

また、各カテゴリーの左横にはすべて画像が表示されており、具体的にどういった商品があるかイメージしやすくなっているのもポイントです。

FunFenFant|よくある質問

FunFenFant|よくある質問
出典:FunFenFant

FunFenFantは、親子向けに撮影会やコンサートなどのイベントを開催している企業です。

アコーディオンメニューは、よくある質問ページで使われています。

各質問文の横にある「+」をタップするとメニューが開き、回答文が表示されます。

アコーディオンメニューを使うことで、取り上げられる質問の数を増やし、質問をカテゴリーで分類することで、より見やすくしているのが特徴です。

アコーディオンメニューの使い方としては非常にオーソドックスで、お手本にしやすいデザインともいえるでしょう。

アコーディオンメニューのメリット

アコーディオンメニューを利用する主なメリットは、次のとおりです。

  • スマホのように少ないスペースにも情報を集約できる
  • 情報を探しやすく見やすい
  • 情報の全体が把握できる

それぞれ詳しく解説します。

スマホのように少ないスペースにも情報を集約できる

少ないスペースに情報を集約できることが、大きなメリットとして挙げられます。

事例を見てもわかるようにアコーディオンメニューを使うと、一部の情報を非表示にできます。

そのため、スマホのように文字のサイズを小さくできず、表示できる画面のサイズが限られているような場合でも、うまく情報を収められます。

アコーディオンメニューを使わず、パソコンと同じように必要な情報をすべて表示しようとすると、縦長な画面になってしまいます。

縦長な画面を長々とスクロールして情報を読んでいくのは非常に面倒であり、途中でホームページから離脱される可能性も高くなるでしょう。

アコーディオンメニューは、ページの途中離脱といった事態を防ぎ、ホームページ全体を見やすくしてくれる効果があります。

情報を探しやすく見やすい

ユーザーの求めている情報を探しやすく、見やすいこともメリットとして考えられるでしょう。

アコーディオンメニューを利用すると、コンテンツの内容を端的にまとめて表示でき、画面の中に表示できるコンテンツの数も増やせます。

画面全体もすっきりしているため、自分の探している情報を見つけやすくなり、利便性が高まります。

より詳細な情報を見たい場合でも、「+」や「∨」などをクリック(タップ)することで簡単に確認できるでしょう。

情報の全体が把握できる

商品のカテゴリーやメニューに利用することで、ホームページ全体にどういった情報が存在するか、全体像を把握できるのもメリットです。

商品の数や、ホームページ内のページ数が多い場合でも、アコーディオンメニューを使えば、メニューやカテゴリーをより細かく分類・表示できます。

これにより、どういった情報・商品があるか細かく確認できるため、さまざまなWebページや商品を見てもらいやすくなります。

より企業について理解を深めたり、契約や商品購入につなげやすくなったりできるでしょう。

アコーディオンメニューのデメリット

アコーディオンメニューはメリットが多い一方、デメリットも多少存在します。
主なデメリットは次のとおりです。

  • クリック・タップをする手間がかかる
  • ユーザーが機能に気づかない可能性がある
  • 印刷をすると表示されない

それぞれ詳しく解説します。

クリック・タップをする手間がかかる

情報を見るのに、クリックやタップの手間がかかるのは、アコーディオンメニューの大きなデメリットです。

アコーディオンメニューの部分をタップ・クリックしなければ、詳細な情報は見られないようにできています。

ユーザーにとってはタップやクリックの手間が増えるため、面倒に感じる可能性もあります。

そのため、アコーディオンメニューを利用する場合は、ユーザーの目線に立って、操作が負担になっていないか確認することが重要です。

ユーザーが機能に気づかない可能性がある

アコーディオンメニューが、そもそもユーザーに気づかれない可能性もあります。

日常的にインターネットを利用している方であれば、問題なく操作できますが、機械に疎い方であればコンテンツが開閉することもわからないかもしれません。

使い方がわからなければ、ただ情報量が少ないだけのホームページになってしまうため、ユーザーの不満や満足度低下を招く危険性もあるでしょう。

そのため、アコーディオンメニューを使うさいには、開けられる機能であるとわかりやすく表示する必要があります。

印刷をすると表示されない

アコーディオンメニューは、ホームページの印刷には不向きです。

仕様上、折りたたまれたコンテンツを印刷しても表示されません。

欲しい情報を印刷できないのはユーザーにとって大きなストレスであり、別途詳細な情報を書き込むといった手間もかかるでしょう

そのため、ユーザーから紙で印刷される可能性が高いWebページは、できる限りアコーディオンメニューを使わないようにするのがおすすめです。

アコーディオンメニューを作るさいの注意点

上記のデメリットを踏まえたうえで、アコーディオンメニューを作るさいは、次のような部分に注意が必要です。

  • 開ける機能になっているとわかりやすく表示する
  • ユーザーに伝わりやすいタイトルを心がける

それぞれ詳しく解説します。

開ける機能になっているとわかりやすく表示する

人によっては開ける機能になっていると気づかれない可能性があるため、アコーディオンメニューの実装では、なるべくわかりやすい表示を心がけましょう。

たとえば、次のような表示にすると、開けることがわかりやすくなります。

  • 「+」や「∨」のマークをつける
  • ボタンデザインで実装する
  • カーソルを合わせると、アコーディオンメニューの部分だけ背景の色が変わるようにする

ユーザーに伝わりやすいタイトルを心がける

アコーディオンメニューのタイトルも、ユーザーに伝わりやすくなるよう心がけてください。

ユーザーは、アコーディオンメニューのタイトルから、自分の欲しい情報があるか判断し、クリック・タップを行います。

そのため、タイトルから詳細な情報をイメージしにくいと、余計にクリックやタップをして情報に目を通す必要があり、ユーザーの利便性が下がります。

タイトルは、非表示にする情報を端的に表した言葉にし、ユーザーが情報を探しやすいよう配慮しましょう。

まとめ

アコーディオンメニューの基本的な知識やおしゃれなデザイン例、メリット・デメリットなどを解説しました。

アコーディオンメニューとは、クリックやタップで開閉するメニュー機能です。

アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例(パソコン)は、次のとおりです。

Webサイト・企業名 利用シーン
コクヨ トップページ、事業紹介
ハリマニックス株式会社 トップページ、事例紹介
Goldwin Online Store 通販サイトの商品カテゴリー、商品ページ
ビズリーチ 採用サイトのよくある質問ページ
レトロ印刷 企業ホームページのよくある質問ページ
大野記念病院 採用サイトのギャラリーページ
株式会社丹青社 採用サイトのトップページ、お知らせ

アコーディオンメニューのおしゃれなデザイン例(スマホ)は、次になります。

Webサイト・企業名 利用シーン
サクマいちごみるく55周年キャンペーン キャンペーンサイトの応募要項
ほろよいmeets 3COINS キャンペーンサイトの商品一覧
前川製作所 採用サイトのトップページ、事業紹介
無印良品ネットストア 通販サイトの商品カテゴリー一覧
FunFenFant サービスサイトのよくある質問ページ

アコーディオンメニューを利用するメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット ・スマホのように少ないスペースにも情報を集約できる
・情報を探しやすく見やすい
・情報の全体が把握できる
デメリット ・クリック・タップをする手間がかかる
・ユーザーが機能に気づかない可能性がある
・印刷をすると表示されない

アコーディオンメニューを作るさいには、次の注意点があります。

  • 開ける機能になっているとわかりやすく表示する
  • ユーザーに伝わりやすいタイトルを心がける

アコーディオンメニューに「+」や「∨」のマークをつけ、ボタンデザインやカーソルで色が変化するよう実装しましょう。

また、タイトルから、開いたあとの情報がわかりやすいように、端的に内容をまとめるのがおすすめです。

今回の記事を参考に、自社のホームページへアコーディオンメニューをうまく取り入れ、利便性を高めましょう。

当サイト「ビズサイ」では、サブスク型ホームページ制作サービスを提供しています。

低コストでオリジナルデザインのホームページを作成しており、公開後も保守管理や更新代行などのサポートをしています。

ホームページの新規開設やリニューアルでお困りの方は、ビズサイにお任せください(ホームページ制作サービスの詳細を見る)。

ホームページに関する記事

ホームページデザインに関する記事

まずは無料でご相談ください。

お問い合わせ・ご相談や、公開後の修正依頼などに関しては、いずれかの方法にてお問い合わせください。

※年末年始・土日祝は定休日となります
※受付時間 9:00~17:30

ビズサイで補助金使えます 最大450万円
×