ホームページからの集客を行う方法は?集客できない原因やコツも解説

ホームページはインターネットにおける企業の顔であり、集客においても重要な立ち位置にあります。
『ホームページへの集客にはどんな方法がある?』
『集客させるコツを知りたい』
今回の記事では、上記の疑問に答え、ホームページから集客を行う方法や集客方法の選び方、集客を行うさいのコツなどをまとめました。
本記事を読めば、自社に適したホームページの集客方法や運用のポイントがわかります。
ホームページを集客の軸として確立させ、売上向上につなげましょう。
※2025年7月22日:記事の情報を更新しました
ホームページからの集客効果
ホームページを使って集客を行うことで、次のような効果が期待できます。
- 企業や商品のブランディング・認知度向上
- 問い合わせや資料請求の増加
それぞれ詳しく見ていきましょう。
企業や商品のブランディング・認知度向上
ホームページから集客ができるようになれば、企業や商品のブランディング・認知度向上が期待できます。
ホームページは企業の顔のような存在であり、集客に成功すれば自然と多くの人が目にするようになり、認知度が高まります。
また、集客ができればブランドイメージを反映させたホームページをユーザーに見てもらえるので、ブランディングの向上も可能です。
ブランディングの向上ができれば、ユーザーからの信頼性が増して新規顧客も獲得しやすくなります。
問い合わせや資料請求の増加
ホームページから集客できれば、商品・サービスに対する問い合わせや資料請求の増加が期待できます。
商品・サービスのターゲットに合せたコンテンツの用意、ホームページの適切な設計と運用などができていれば、問い合わせや資料請求の数を最大化させることは可能です。
また、問い合わせや資料請求をするときには、基本的に住所・メールアドレスといった情報を入力するため、これを基に見込み顧客リストを作成できます。
リストがあれば、飛び込みで営業をかけるよりも商談や成約につながりやすく、マーケティングにも役立てられるでしょう。
ホームページから集客できない原因
現在ホームページを運用していても集客ができていないのであれば、次のようなことが原因と考えられます。
- 更新頻度が低い
- 集客のための施策を行っていない
- ターゲットの選定がしっかりできていない
- 作成するコンテンツの質が低い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
更新頻度が低い
集客できない原因として、更新頻度の低さが挙げられます。
更新頻度の低いホームページはユーザーから不信感をもたれやすいため、商品やサービスに興味関心をもったとしても離脱されやすいです。
たとえば、お知らせの更新履歴が1年前で止まっていると、企業が今も活動しているかがわかりません。
また、インターネットから情報収集を行うことが基本となりつつある現代において、更新のされていないホームページは、管理ができていない会社という印象を与えます。
更新されていないホームページはマイナス要素が多く、いくら施策が優れていたとしても、集客にはつながらないでしょう。
集客のための施策を行っていない
原因としては、集客方法がわからず施策自体を行えていないことも考えられます。
ホームページは公開して終わりではなく、そこから継続的により良いものへと改善し、施策を行う必要があります。
ユーザーがどのWebページで離脱するのか、なぜ離脱するのかの原因を探り、より見やすくわかりやすいレイアウトに改善するといった対応が必要です。
また、顧客に商品・サービスの興味をもってもらうためには、自社に最適な施策方法を実施し、同様に効果検証や改善を行う必要もあるでしょう。
より良いホームページの作り方や具体的な施策は後述しているため、参考にしてください。
ターゲットの選定がしっかりできていない
集客施策を実施していたとしても、ターゲット層の選定がしっかりできていなければ集客にはつながりません。
集客方法はそれぞれ得意とするターゲット層や、商品・サービスのジャンルに大きな違いがあります。
そのため、ターゲット層の選定がズレたり、ターゲットの絞り込みを行わなかったりするとユーザーに響きにくく、期待できる集客効果は生まれないでしょう。
作成するコンテンツの質が低い
自社に最適な施策を選べていたとしても、実際に作成するコンテンツや広告の質が低ければ、やはり集客にはつながりません。
集客につながるコンテンツ・広告は、次のようなポイントが押さえられています。
- ユーザーの悩みを解決できる情報がある
- 情報が見やすくわかりやすい
- 独自性のある情報が豊富
- 自社商品・サービスに関連した情報を発信している
すでに施策を実施している場合は、これらのポイントがクリアされているかチェックし、改善をして良いコンテンツ作りを目指しましょう。
自社に適したホームページ集客方法の選び方
数ある集客方法の中で、自社に適した集客方法を選ぶには次のポイントが重要です。
- 集客する目的を明確にする
- 商品やターゲットとの相性を見る
- 費用から予算内に収まるか確認する
- 効果が出るまでの期間を確認する
それぞれ詳しく解説します。
集客する目的を明確にする
ホームページの集客を行う目的を明確にしましょう。
事前に目的を明確化することで方針が定まり、ターゲット選定や予算などもイメージしやすくなります。
また、集客の目的をチーム全体で共有することで、同じ方向を向いてスムーズに施策を進められるでしょう。
たとえば、集客の目的には次のようなものが挙げられます。
- 商品・サービスの認知度向上
- 問い合わせや資料請求などの獲得
- 販売による直接的な売上・利益の増加
- 人材の獲得
目的が複数ある場合は、優先順位を決めることで集客方法も選びやすくなるのでおすすめです。
商品やターゲットとの相性を見る
対象となる商材・ターゲット層と、各集客方法の相性を確認するのも重要です。
前述したように、集客方法にはそれぞれ得意とする商材やターゲット層が存在するため、集客効果を高めるには相性の良い方法を選ぶ必要があります。
事前に集客の対象とする商材とターゲット層を正確に洗い出し、それぞれとマッチする集客方法を見つけましょう。
たとえば、商材が20~30代女性向けの化粧品であれば、比較的若い世代に訴求しやすいSNS運用やSNS広告などと相性が良く、特に女性ユーザーの多いInstagramなどが適しているといえます。
各集客方法の得意な商材やターゲット層は後述しているため、そちらも参考にしてください。
費用から予算内に収まるか確認する
施策に充てられる予算と、施策を行うのにかかる費用もチェックしましょう。
集客方法には無料でできるものと、有料でできるものの2種類があります。
予算が限られているのであれば、無料でできるSEOやSNS運用などがおすすめです。
ただし、実施自体に費用はかからずとも、それぞれ継続的に記事や投稿の作成が必要であり、クオリティを高めるにはある程度手間がかかります。
無料施策の場合は、どの程度人的リソースや人件費を確保すべきか踏まえたうえで費用を考えましょう。
ある程度の予算を確保できるようであれば、有料の集客方法もおすすめです。
有料の方法でもリスティング広告やSNS広告のように、比較的少額から始められ、いつでも止められるような方法もあります。
企業の規模やホームページの成長度合い、予算に応じてうまく活用しましょう。
効果が出るまでの期間を確認する
ホームページの集客方法によって効果が出るまでの期間が違うため、併せて確認が必要です。
集客方法は主に短期集中型と長期型の2種類があり、それぞれ次のように分類されます。
種類 | 主な特徴 | 集客方法の分類 |
---|---|---|
短期集中型 | ・短期間で効果が出る ・有料の方法が多く、費用が高くなりやすい ・掲載終了後は効果がなくなる |
リスティング広告 ディスプレイ広告 SNS広告 アフィリエイト広告 純広告など |
中長期型 | ・効果が出るまで時間がかかる ・無料でできる方法が多い ・コンテツ作成や管理に手間がかかる ・コンテンツが財産として残る |
SEO SNS運用 Googleビジネスプロフィール ブログなど |
一度集客してユーザーの反応を確認したい場合は短期集中型、確実に利益を確保したい場合は中長期型の方法を選ぶのがおすすめです。
ただし、どちらにもメリットとデメリットはあるため、最終的には双方のタイプを組み合わせて集客効果を高めていくとよいでしょう。
無料でできるホームページからの集客方法
無料で実施できるホームページの集客方法を、以下にまとめました。
集客方法 | 特徴 | 主なメリット | 主なデメリット |
---|---|---|---|
SEO | ホームページを検索結果で上位表示させる | 上位表示できれば多くの成果が期待できる | SEOの知識・ノウハウが必要 |
SNS運用 | 公式アカウントを作成して情報発信する | 拡散され大きな集客につながる可能性がある | 炎上リスクがある |
Googleビジネスプロフィール | 店舗情報をマップなどに掲載して来店につなげる | 直接の来店につなげやすい | 口コミの内容が悪いと逆効果になる |
メールマーケティング | 定期的に役立つ情報や商品情報をメールで送る | 見込み顧客の育成が可能 | メールアドレスがないと実施できない |
ポータルサイトへの登録 | 店舗情報を集約したホームページに登録する | 直接の来店につなげやすい | 掲載料金が必要な場合がある |
ブログ | 課題解決に役立つ情報を記事で発信 | 警戒心をもたれにくい | 高品質なコンテンツを作成する必要がある |
配布物からの誘導 | チラシやDMなどにURL・QRコードを印刷 | 手軽に取り組める | 警戒心をもたれやすい |
YouTube | 役立つ情報や商品情報を動画で発信 | 視覚・聴覚でユーザーへアプローチできる | 動画制作を外部へ委託する場合は費用がかかる |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
SEO
SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。
Googleといった検索エンジンで特定のキーワードを検索したさい、自社のホームページを検索結果の上位に表示するための対策のことです。
自社の業界や商品・サービスに関連するキーワードが検索されたさいに、自社のホームページをクリックしてもらうことで、集客につなげます。
基本的にすべて無料で行えますが、SEOの知識やノウハウが自社にないのであれば、外部のSEO企業やホームページの運用代行会社などに委託したほうがよいでしょう。
また、効果が出るまでにはキーワードごとに最低でも2~3か月はかかるものであり、継続的に費用が発生しやすいため注意が必要です。
メリット | ・商品やサービスに興味関心のあるユーザーが能動的に情報を集めているため、成果につながりやすい ・上位に上がるようになれば多くの成果が期待でき、費用対効果を高めやすい |
---|---|
デメリット | ・SEOに関するある程度の知識やノウハウは必要 ・力を入れても上位表示できないことも多い ・検索エンジンのアップデートで順位が急激に変化する可能性もある |
SNS運用
SNSで企業やブランドの公式アカウントを作成し、継続的に投稿や交流を行う方法です。
アカウントのプロフィールや投稿にホームページのリンクを貼ることで、集客につなげられるでしょう。
主要なSNSは、それぞれユーザー層や特徴に大きな違いがあります。
SNS | 多いユーザー層 | 特徴 |
---|---|---|
LINE | 10~50代 | ・幅広い年代にリーチできる ・スタンプで交流できる |
X | 10~30代 | ・拡散性が高い ・リアルタイム性が高い ・マーケティングにも利用できる |
10~30代 (特に女性が多い) |
・ビジュアル特化型 ・ブランディングに使いやすい ・女性向け商材と相性が良い |
|
30~50代 | ・実名で利用されている ・信頼性が高い ・企業向けコンテンツが豊富 |
|
TikTok | 10~20代 | ・縦型ショート動画特化型 ・没入感が高い ・Z世代向け商材と相性が良い |
自社の商材やターゲット層などを踏まえたうえで、アカウント運用を行いましょう。
SNSも基本的に中長期型で、コツコツとフォロワーを増やすのが基本ですが、拡散性の高いSNSであれば、一気に話題を集めて集客することも可能です。
一方で、悪い話題も広まりやすく、炎上リスクは常に存在します。
運用するさいには、事前にしっかりとしたルール作りやチェック体制の構築を行いましょう。
メリット | ・見込み顧客や既存顧客と直接交流できる ・同業との情報交換が気軽できる ・拡散されて大きな集客につながる可能性がある ・ブランディングしやすい |
---|---|
デメリット | ・炎上リスクがある ・2~3日に1回は投稿する必要がある ・センスが求められる |
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップに表示される情報の登録・管理サービスです。
店の名前や営業時間、ホームページのURLなどの登録・管理ができるようになるため、集客につなげられます。
店舗情報は、GoogleマップやGoogleでキーワード検索されたさいにも表示されます。
たとえば、Googleでキーワードの「目黒区 ラーメン」を検索すると、目黒区内にあるラーメン店とGoogleマップの情報が一覧で上位表示されます。
検索結果の上位に表示されるようにMEO(マップエンジン最適化)の対策を行うことで、より集客効果が高められるでしょう。
飲食店など実店舗をメインとして営業を行っている企業には有効な方法で、ホームページにも誘導しやすくなります。
ただし、口コミ評価が悪いと逆効果になるため、口コミには誠実に返信するなどの対策も必要です。
メリット | ・直接の来店につなげやすい ・地域で絞り込まれるため、競合が少ない ・店舗に関する多くの情報が提供できる |
---|---|
デメリット | ・口コミの内容が悪いと逆効果になる ・低評価の口コミも削除はほぼできない ・放置していると口コミが荒れやすい ・MEOに関するある程度の知識やノウハウが必要 |
メールマーケティング
自社が保有するユーザーのメールアドレスにメールを送信するのも、集客には有効な手段です。
定期的に有益な情報や、商品・サービスに関する情報を提供することで、興味関心をさらに高め、信頼関係を構築します。
興味関心を高めて信頼関係を構築することで、すぐ商談を行うよりも高確率で成約や購入につなげやすいでしょう。
金額が比較的高く、購入まで時間をかけやすいBtoB商材で利用される方法です。
ただし、より効果を高めるには、ユーザーのニーズに合わせてメールの内容を変えるといった工夫が必要です。
しかし、アナログな方法で管理するのは難しいため、基本的にはメール配信システムを利用して作業を自動化します。
メリット | ・見込み顧客の育成が可能 ・顧客とのつながりを継続しやすい |
---|---|
デメリット | ・メール配信システムを利用する場合は費用がかかる ・メールアドレスがないと実施できない ・メールの内容作成や配信管理などの手間が継続的にかかる |
ポータルサイトへの登録
業界やジャンルに特化したポータルサイトが存在するのであれば、これに登録するのもおすすめです。
ここでいうポータルサイトとは、さまざまな店の情報やコンテンツを集約したホームページです。
たとえば、美容室であれば「ホットペッパービューティー」、飲食店であれば「食べログ」などがポータルサイトにあたります。
ポータルサイト自体に高い集客力があり、ホームページから直接予約できるケースも多いため、直接の来店にもつなげられます。
店舗運営を行っている企業に適した集客方法が、ポータルサイトへの登録です。
ただし、ポータルサイトによっては掲載に手数料が発生することもあるため、事前にチェックしておきましょう。
メリット | ・直接の来店につなげやすい ・地域で絞り込まれるため、競合が少ない ・店舗に関する多くの情報が提供できる |
---|---|
デメリット | ・口コミの内容が悪いと逆効果になる ・低評価の口コミも削除はほぼできない ・ポータルサイトによっては、掲載料金が必要 |
ブログ
自社のホームページでブログ記事を作成し、定期的に情報発信する方法です。
ブログに集客させる王道の方法がSEOです。
SEOを意識したブログ記事を作成して、検索エンジンからホームページに集客をつなげます。
ブログ記事では、基本的にユーザーが抱える課題を解決するための知識やノウハウを提供します。
課題を解決する過程で商品やサービスが必要になれば、自然な流れで紹介でき、ユーザーも興味関心をもちやすくなります。
これにより、商品・サービスへの問い合わせや資料請求の増加が期待できるでしょう。
ただし、課題を解決できるだけの高品質なコンテンツを制作する必要があります。
メリット | ・広告のように警戒心をもたれにくい ・見込み顧客の育成ができる ・検索上位に表示されれば継続的な成果が期待できる |
---|---|
デメリット | ・高品質なコンテンツを作成する必要がある ・上位表示されるとは限らない |
配布物からの誘導
名刺・チラシ・DMといった配布物から、ホームページへ集客することも可能です。
配布物に直接ホームページのURLを掲載したり、QRコードを作成して印刷したりすることで集客につなげられます。
QRコードの作成は「QRのススメ 」といったツールを利用することで、誰でも簡単に作成できます。
ただし、配布物にURLやQRコードをただ掲載するだけではあまり効果を期待できません。
ホームページへアクセスすると、キャンペーンに応募できたり、お得なクーポンがもらえたりといった、アクセスしたくなるような仕掛けを作り、うまく誘導しましょう。
メリット | ・広範囲のユーザーにランダムでアプローチできる ・手軽に取り組める |
---|---|
デメリット | ・配布物の作成や印刷、配布には費用がかかる ・DMやチラシの場合は警戒心をもたれやすい |
YouTube
YouTubeにチャンネルを開設し、動画を制作・投稿する方法です。
有益な情報や商品・サービスに関する情報を動画として発信し、ユーザーの興味を引くことでホームページや問い合わせへ誘導します。
動画はテキストよりも多くの情報を短時間で伝えられるため、ユーザーの印象にも残りやすくなります。
また、YouTube動画はホームページへの埋め込みが可能です。
ただし、動画の編集や加工には技術が必要なため、自社にノウハウがない場合は外部へ委託する必要があるでしょう。
メリット | ・視覚や聴覚でユーザーへアプローチできる ・おすすめ機能で、興味関心のあるユーザーへ表示されやすい |
---|---|
デメリット | ・動画制作を外部へ委託する場合は、費用がかかる ・登録者を増やしたい場合は、継続的にコンテンツを投稿する必要がある |
有料でできるホームページからの集客方法
有料でできる集客方法としては、主に次のものが挙げられます。
集客方法 | 特徴 | 主なメリット | 主なデメリット |
---|---|---|---|
リスティング広告 | 検索エンジンの検索結果に表示する広告 | ユーザーが能動的で成果につながりやすい | ある程度の知識やリソースが必要 |
ディスプレイ広告 | Webページに画像・動画で表示される広告 | 費用が安い傾向にある | 受動的であるため、成果にはつながりにくい |
SNS広告 | 各SNSで表示される広告 | 広告感を出さずに広告を表示できる | 過度に広告を流すと、ユーザーに嫌われやすい |
アフィリエイト広告 | 個人ブログなどに掲載してもらう広告 | 成功報酬型で損をしにくい | 初期費用や月額費用が発生する |
純広告 | メディアの広告枠に掲載される広告 | 運用の手間がかからない | 広告費用は比較的高い |
プレスリリース | メディア向けに最新情報などを発信する | テンプレートを使って手軽に取り組める | メディアに取り上げられない可能性もある |
セミナー・ウェビナー | 講師がノウハウを提供して、ユーザーの課題解決を支援 | 入手した情報で見込み顧客の育成ができる | 講師になれる人材が必要 |
インフルエンサーマーケティング | 影響力の大きい人物に商品を紹介してもらう | ファンからの信用を得やすい | フォロワーが多いと報酬も高額になる |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リスティング広告
リスティング広告とは、Googleといった検索エンジンの検索結果の上部や下部に表示される広告です。
Googleのキーワード検索結果にある「スポンサー」の部分がリスティング広告の枠になります。
広告がクリックされると費用が発生する仕組みで、うまく配信できれば費用対効果も高められるでしょう。
ただし、リスティング広告は「オークション形式」を採用しており、うまく成果を出すにはある程度の知識が必要です。
自社にノウハウがない場合は、広告の運用代行会社へ依頼しましょう。
リスティング広告の運用代行にかかる手数料は、広告費の約20%が相場です。
メリット | ・ユーザーが能動的で成果につながりやすい ・少額から始められる ・画像や動画を用意しなくても広告を出せる |
---|---|
デメリット | ・成果を出すには、ある程度運用の知識とリソースが必要 ・広告が停止されればアクセスも減る |
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、画像・動画・テキストなどを使った、ホームページ内に設置する広告です。
画像や動画を使うことで、テキストよりも印象に残りやすく、ブランディングにも役立ちます。
リスティング広告と同じく、ディスプレイ広告もクリックで費用が発生するタイプです。
費用は比較的安いものの、受動的に広告が表示されるため、成果につながりにくい点には注意しましょう。
メリット | ・広告を表示するユーザーの絞り込みが可能 ・リスティング広告より費用が安い傾向にある |
---|---|
デメリット | ・受動的であるため、成果にはつながりにくい ・画像や動画を制作する必要がある |
SNS広告
SNS広告は、X(旧:Twitter)やInstagramなどのプラットフォームに表示できる広告です。
基本的にはタイムラインと呼ばれる、フォロワーの投稿が表示されるスペースで、投稿と同じ形式で広告を表示できます。
そのため、あまり広告感を出さずに表示でき、抵抗感なく見てもらえるでしょう。
前述したように、各SNSでユーザー層に違いがあるため、特徴を理解したうえで運用できれば、費用対効果も高めやすくなります。
ただし、ユーザーは広告を見るためにSNSを使っているわけではないため、過剰に広告を出さないよう注意しましょう。
メリット | ・広告を表示するユーザーの絞り込みが可能 ・少額から始められる ・広告感を出さずに表示できる |
---|---|
デメリット | ・過度に広告を流すと、ユーザーに嫌われる可能性がある ・受動的であるため、成果につながりにくい |
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、第三者に商品やサービスを紹介してもらう形式の広告です。
第三者が運営するホームページに広告を掲載してもらい、成功報酬で費用を支払います。
費用の発生するタイミングや、報酬の金額を自由に設定できるのも大きな特徴です。
たとえば、自社への問い合わせやアプリのインストールといったことを成果として設定できます。
ほかの広告のようにクリックだけで費用が発生しないため、費用対効果が見合わないといった事態はほぼ起こらないでしょう。
ただし、アフィリエイトの広告主になるには、ASPに登録する必要があります。
ASPとは、Affiliate Service Provider(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)の略称で、広告を出稿したい企業(広告主)とアフィリエイト広告を掲載したい運営者(アフィリエイター)を仲介する事業者です。
ASPの初期費用の相場は3~5万円、月額費用の相場は3~5万円ほどです。
さらに、アフィリエイターに支払う成果報酬の費用も別途発生します。
費用に見合うだけの成果が出なければ、無駄な出費になるため注意が必要です。
メリット | ・成功報酬型で損をしにくい ・報酬額を自由に決められる |
---|---|
デメリット | ・初期費用や月額費用が発生する ・掲載される広告の内容を指定できない ・ホームページ運営者が掲載する広告を選べるため、掲載されない可能性もある |
純広告
純広告とは、各メディアが設けている広告枠を買い取って、一定期間広告を掲載することです。
新聞や雑誌のページ下に掲載されているような広告が、純広告にあたります。
費用は掲載期間や、Webページが表示された回数(オンラインの場合)に合わせて発生します。
比較的に費用が高額なうえ、広告の効果が出なかったとしても費用は発生するため、掲載する内容や期間、媒体などは慎重に考えたほうがよいでしょう。
メリット | ・運用の手間がかからない ・有名なメディアに掲載できれば、ブランディングにつながる |
---|---|
デメリット | ・広告費用は比較的高い ・成果に関係なく費用が発生する |
プレスリリース
プレスリリースとは、新聞やテレビなどのメディア向けに、自社の新しい情報や宣伝したい情報などを発表する公式文書です。
さまざまなプレリリース専用メディアがあり、それぞれ費用を支払って掲載してもらいます。
メディアは、プレリリースの中から注目すべきものをピックアップして、自社のメディアから発信します。
プレリリースがメディアに取り上げられれば、多くの読者や視聴者に周知されるため、認知度向上や集客につながるでしょう。
より有名な媒体に取り上げられれば、1度で多くの集客も期待できます。
ただし、メディアの興味を引けるような情報でなければ取り上げてもらえず、費用が無駄になるため注意が必要です。
メリット | ・テンプレートを使って手軽に取り組める ・有名なメディアに取り上げられれば、大幅な集客につながる |
---|---|
デメリット | ・メディアに取り上げられない可能性もある ・掲載内容の指定や指示ができない |
セミナー・ウェビナー
自社の業界や商品・サービスに関する疑問・課題を抱えているユーザーを集め、課題を解決するためのノウハウを提供し、最後に商品を紹介して集客につなげる方法です。
Web上で行われるセミナーはウェビナーと呼ばれ、基本的にBtoB向け商材で行われます。
セミナーとウェビナーは、自社や商品・サービスの魅力を参加者に伝えられるため、問い合わせや資料請求といった成果に結びつきやすいでしょう。
また、参加するさいにメールアドレスや会社名、役職といった情報を入手できるため、メールマーケティングなどから見込み顧客への育成にもつなげられます。
ただし、講師となるユーザーの課題を解決できるだけの知識やノウハウをもった人物がいなければ開催はできません。
開催したとしても、人が集まらない可能性もあるため、ここでも集客のノウハウや工夫が必要です。
メリット | ・資料請求といった成果につながりやすい ・入手した情報で見込み顧客の育成ができる |
---|---|
デメリット | ・講師になれる人材が必要 ・セミナーやウェビナーに人を集めるためのノウハウや工夫が必要 ・通信環境の問題で事故が起こる可能性もある |
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、ある分野や領域で大きな影響力をもつ人物(インフルエンサー)に、自社の商品やサービスを紹介してもらう方法です。
インフルエンサーにはフォロワーやファンが一定数存在するため、紹介してもらうことで一気に認知度の向上を図れます。
『〇〇が良いと言っているなら、買ってみようかな』など、直接の購入にもつなげやすくなるでしょう。
また、各インフルエンサーは例えば10代のコスメ好き女性に人気など、ファン層の年齢・性別・好みの傾向などが明確にあります。
そのため、自社の商品と相性の良いインフルエンサーを選定できれば、費用対効果を高めやすいでしょう。
ただし、フォロワーやファンの多いインフルエンサーは、報酬も高額になりやすい傾向があります。
メリット | ・ターゲットを絞り込んで費用対効果を高めやすい ・認知度の向上を一気に行える ・ファンからの信用を得やすい |
---|---|
デメリット | ・フォロワーが多いと報酬も高額になる ・魅力がうまく伝わらなければ、購入につながらない ・炎上リスクがある |
ホームページからの集客を成功させるコツ
これまで紹介してきた方法を実践し、集客を成功させるには次のポイントに注意しましょう。
- ターゲットを明確化する
- 競合他社を分析して自社の強みを見つける
- 効果検証と改善を行う
- 見やすく使いやすいホームページを作る
それぞれ解説します。
ターゲットを明確化する
ターゲットの明確化は、ホームページからの集客を成功させるための重要なポイントです。
集客の対象になる商品・サービスのターゲットが曖昧だと、最適な集客方法が選べず、作成するコンテンツや広告の効果も弱まります。
できるだけ具体的絞り込みを行い、集客方法の選定やコンテンツ制作するときの指標にしましょう。
具体的に絞り込む方法としては、ペルソナを設定するのがおすすめです。
マーケティングにおけるペルソナとは、商品やサービスを利用・購入する典型的な顧客像で、次のようなリアルな人物像を作り込みます。
- 年齢:24歳
- 性別:女性
- 地域:東京都八王子市
- 職業:食品メーカーの営業
- 趣味:サブスクの映画鑑賞
性格や購買行動などに関しても、「普段は慎重に商品を比較してから購入を決めるが、平日は仕事の疲れから衝動買いしやすい」など、細かく決めます。
ペルソナを設定することで、どういったアプローチが響きやすいかがイメージしやすくなり、より効果的な施策やコンテンツ制作を行えるでしょう。
競合他社を分析して自社の強みを見つける
集客を行ううえでは、競合他社の分析も重要です。
インターネットで簡単に情報が手に入る現代では、ユーザーは基本的に競合他社の商品・サービスもチェックしているため、ありきたりな文言ではユーザーに響きません。
そのため、競合他社の弱みや強みなどを細かく分析し、自社が勝っている部分を見つけ出し、施策のさいにアピールしましょう。
うまく差別化ができれば、他社が取り込めていない新しい層の取り込みも期待できます。
効果検証と改善を行う
集客方法を選んで実際に施策を打ったあとは、効果の検証と改善を継続的に行ってください。
施策からどの程度の効果が出たのか、目標をどの程度達成できたのかをできるだけ具体的な数値として可視化します。
数値で可視化されればどの部分に課題があるかわかりやすくなり、どのように改善すべきかも考えやすくなるでしょう。
改善案を決めたあとは再び施策を実施し、効果検証を行います。
ホームページからの集客は、一度で成功することはあまりありません。
効果検証と改善を繰り返して、徐々に集客へつなげましょう。
見やすく使いやすいホームページを作る
集客を行うには、ホームページ自体の見やすさや使いやすさにも注意しましょう。
前述したように、ホームページはデザイン性よりも、ユーザーの求める情報を見やすく配置していることが重要です。
そのため、ホームページも同様に現状を分析してどこに課題があるかを確認し、継続的に改善を図る必要があります。
ホームページの分析については、「Googleアナリティクス」を利用するのがおすすめです。
GoogleアナリティクスはGoogleが無料で提供しているアクセス解析ツールで、各Webページのクリック率やどこで離脱しやすいかなどを細かく分析できます。
可視化した情報を基に、ホームページのデザインやレイアウトの見直しを行い、ユーザーが快適に利用できるホームページを目指しましょう。
まとめ
ホームページから集客する方法や、成功させるコツなどを紹介しました。
まとめますと、ホームページから集客させる主な方法は以下のとおりです。
集客方法(無料) | 特徴 |
---|---|
SEO | ホームページを検索結果で上位表示させる |
SNS運用 | 公式アカウントを作成して情報発信する |
Googleビジネスプロフィール | 店舗情報をマップなどに掲載して来店につなげる |
メールマーケティング | 定期的に役立つ情報や商品情報をメールで送る |
ポータルサイトへの登録 | 店舗情報を集約したホームページに登録する |
ブログ | 課題解決に役立つ情報をブログ記事として発信 |
配布物からの誘導 | チラシ・DMなどにURLやQRコードを印刷 |
集客方法(有料) | 特徴 |
リスティング広告 | 検索エンジンの検索結果に表示する広告 |
ディスプレイ広告 | Webページに画像・動画で表示される広告 |
SNS広告 | 各SNSで表示される広告 |
アフィリエイト広告 | 個人ブログなどに掲載してもらう広告 |
純広告 | メディアの広告枠に掲載される広告 |
プレスリリース | メディア向けに最新情報などを発信する |
セミナー・ウェビナー | 講師がノウハウを提供して、ユーザーの課題解決を支援 |
インフルエンサーマーケティング | 影響力の大きい人物に商品を紹介してもらう |
集客方法を選ぶさいには、自社商品との相性や予算、効果が出るまでの期間などを踏まえて検討するのがおすすめです。
今回の記事を参考に、集客できるホームページを目指しましょう。
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