製造業のホームページデザイン35選【新規受注につながりやすいデザイン設計とは】
近年、BtoC(企業→一般消費者)向けのホームページでは、おしゃれなデザインが採用されるケースが多くなっています。
しかし、製造業のようなBtoB(企業間同士)向けのホームページは、おしゃれなデザインよりも、自社の技術や強みをしっかり伝える必要があります。
これから製造業のホームページデザインを考える上で、
『参考になる製造業のホームページデザインが知りたい』
『新規受注につながりやすいデザイン設計を理解したい』
『デザインを決める上での注意点が知りたい』
上記のような課題が生じるかと思います。
今回のコラム記事では、製造業のホームページ担当者様へ向けて「参考になる製造業のホームページデザイン35選」「製造業のホームページデザインのポイント」を紹介しています。
※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開日(2022年2月3日)時点になります
製造業のホームページデザイン35選
製造業のホームページデザイン35選を紹介しています。
下記内容を参考にして、自社ホームページデザインに反映させてみましょう。
1.株式会社キーエンス
出典:株式会社キーエンス
株式会社キーエンスのホームページは、コンテンツ配置に優れたデザインです。
キーエンスのホームページに訪問するユーザーは「顧客」「採用希望者」「株主」に分類されます。
これを加味して「商品情報」「採用情報」「経営指標」などのコンテンツが非常に分かりやすく配置されています。
ホームページのターゲットが複数になる場合は、参考にしてみましょう。
2.株式会社キャタラー
出典:株式会社キャタラー
株式会社キャタラーのホームページは、動画コンテンツをメインとしたデザインです。
キャッチコピーをテキストだけで紹介するのではなく、動画コンテンツにすることで、企業の思いが伝わりやすくなっています。
また、ホームページの画面右側にある「お問い合わせ」「カタログ一覧」「仕入れ先サイト」のメニューをクリックすると、Webページに移動するのではなく、コンテンツが飛び出してきます。
Webページへの移動がない分、表示速度も速いので、ユーザービリティーの高いホームページデザインといえるでしょう。
3.株式会社モリヤマ
出典:株式会社モリヤマ
株式会社モリヤマのホームページは、ゴム・プラスチックの製造工程をわかりやすく伝えるデザインになっています。
メインコンテンツでは「素材の投入」から「成形」までを紹介しており、アニメーションを導入しています。
アニメーションにより、製造工程の流れが理解しやすいのが特徴です。
自社製造の強みなどを、うまく伝えたい企業には参考になるホームページデザインといえます。
4.株式会社クレハ
出典:株式会社クレハ
株式会社クレハのホームページは、カジュアルなデザインを採用しています。
株式会社クレハでは、先端産業を支える高機能材を扱っているため、小難しい印象を与えますが、各コンテンツに「斜線」を活用することで、このイメージを払拭しています。
製造業のホームページデザインを考える上で「キャッチコピー」や「強み」をカジュアルに伝えたい場合は参考にしてみましょう。
5.株式会社ミノグループ
出典:株式会社ミノグループ
株式会社ミノグループのホームページは、スライドショーをうまく活用したデザインです。
ファーストビューの「背景画像」と「製品紹介」にスライドショーを採用することで、情報量が多くても、全体的にスッキリとした印象を与えます。
自社で扱う製品の種類が多い製造業の方はぜひ、参考にしてみましょう。
6.株式会社タグチ工業
出典:株式会社タグチ工業
株式会社タグチ工業のホームページは、製品情報のデザインにこだわっています。
メインコンテンツである解体用建機の製品情報では、アニメーションを採用しており、製品ごとにロゴも制作しています。
1つ1つの製品の魅せ方が非常に参考になる、ホームページデザインといえるでしょう。
7.サンゴバン・ジャパン
出典:サンゴバン・ジャパン
サンゴバン・ジャパンのホームページは、サイト内検索をうまく活用したデザインとなっています。
サンゴバン・ジャパンでは、多くの事業を展開しているため、メインコンテンツにてサイト内検索を採用しています。
ホームページに訪問するユーザーが、コンテンツをすぐにみつけられるための配慮といえるでしょう。
8.ロンシール工業株式会社
出典:ロンシール工業株式会社
ロンシール工業株式会社のホームページは、製品の探しやすさに特化したデザインです。
取り扱う床材を「サイト内検索」「目的」から探せるようになっています。
扱う製品が多い製造業の方に、参考になるホームページデザインといえるでしょう。
9.三和産業株式会社
出典:三和産業株式会社
三和産業株式会社のホームページは、金属研磨加工の技術と経験を全面に押し出されたデザインになっています。
ただテキストで技術と経験を伝えるのではなく、実際の作業風景画像を採用することで、より強みが伝わります。
自社の強みを全面に押し出したい製造業の方には、参考になるホームページデザインといえるでしょう。
10.株式会社吉田機工
出典:株式会社吉田機工
株式会社吉田機工のホームページは、ブランディングに力を入れているデザインになっています。
ファーストビューの「ブランドコピー」を主軸にしながら「金属加工の事業紹介」「選ばれる理由」などのコンテンツを紹介しています。
また、スクロールすると、画面が自動で切り替わるデザインとなっているのも特徴です。
11.第一高周波工業株式会社
出典:第一高周波工業株式会社
第一高周波工業株式会社のホームページは、自社技術をうまくデザインに反映させています。
第一高周波工業株式会社では、高周波焼き入れ技術で特許を取得しています。
この「高周波焼き入れ技術」から連想される「オレンジ」をアクセントカラーとしてホームページデザインに採用しているのが最大の特徴です。
12.株式会社太田工業所
出典:株式会社太田工業所
株式会社太田工業所のホームページは、職人技術を全面に押し出したデザインです。
株式会社太田工業所では、日本国内でも扱える職人が少ない機械を導入して、電車内の手すりなどを製造しています。
また、ファーストビューで職人の作業風景を採用しているのも、技術力をアピールできます。
13.株式会社デンソー
出典:株式会社デンソー
自動車業界最大手の株式会社デンソーでは、自社のブランドサイトを立ち上げています。
スクロールすると、画面全体が切り替わる仕組みになっており、ブランドサイトにはかかせないストーリー性が感じられるデザインとなっています。
ブランドサイトを検討する製造業の方は、ぜひ参考にしてみましょう。
14.株式会社エドランド工業
出典:株式会社エドランド工業
株式会社エドランド工業のホームページは、製造工程を全面に押し出したデザインです。
メイン事業である工業用刃物の製造工程をファーストビューの動画で紹介しています。
メインコンテンツでは、左右交互のレイアウトを採用されており、訪問者を飽きさせないデザインとなっています。
15.株式会社ミナミサワ
出典:株式会社ミナミサワ
株式会社ミナミサワのホームページは、各製品の魅せ方にこだわったデザインが特徴です。
株式会社ミナミサワでは、商業施設などで利用される自動水栓を製造しています。
メインコンテンツでは、グリッドレイアウトにて自社製品を紹介しており、ECサイトをみているような印象を与えます。
また、自動水栓の製造企業のため、ホームページのコンテンツをシンプルにして、清潔感を出しているのも特徴です。
16.株式会社ウイルテック
出典:株式会社ウイルテック
株式会社ウイルテックのホームページは、動線を意識したデザインです。
ファーストビューでは「事業紹介」「採用情報」と2つのボタンを設置しており、訪問者が迷わない設計になっています。
また、画面左側に設置されているサイドバーが固定されているのも特徴です。
17.三井E&Sグループ
出典:三井E&Sグループ
三井E&Sグループのホームページは、全体的なバランスを意識したデザインです。
「白」「水色」をメインカラーとすることで、ホームページ全体に明るいさわやかな印象を与えています。
しかし、画像コンテンツは明るさを抑える加工がされているため、全体的に明るくなりすぎないようなバランス調整に優れたホームページデザインとなっています。
18.株式会社田中金属製作所
出典:株式会社田中金属製作所
株式会社田中金属製作所のホームページは、清潔感を全面に押し出したデザインとなっています。
シャワーヘッドの製造をおこなう企業ということもあり「水色」「白」をメインカラーに採用し、清潔感を表現しています。
企業が大事にするイメージをホームページに反映させたい製造業の方には、参考になるホームページデザインといえるでしょう。
19.ホーチキ株式会社
出典:ホーチキ株式会社
ホーチキ株式会社のホームページは、ターゲットの切り分けをうまく設計したデザインです。
ホーチキ株式会社が取り扱う火災報知器は「個人向け製品」「法人向け製品」に分類されるため、ユーザーが迷わないように、メインコンテンツをわかりやすく区切っています。
BtoBだけではなく、一般消費者もターゲットになる製造業の方は、ぜひ参考にしてみましょう。
20.リグナイト株式会社
出典:リグナイト株式会社
リグナイト株式会社のホームページは、事業内容をうまく反映したデザインです。
リグナイト株式会社は、鋳型用樹脂の特殊樹脂を開発しているため、メインコンテンツの背景に原子記号を採用して、科学研究企業であることをホームページ上で表現しています。
21.株式会社TESS
出典:株式会社TESS
株式会社TESSが製造をおこなう、車椅子「COGY」のブランドサイトでは、大胆なデザインを採用しています。
COGYはペダル付きの車椅子となっており、足を動かすきっかけ作りのために開発されました。
製品の色と同じ黄色をメインカラーにすることで、インパクトを与えるホームページになっているのが特徴です。
22.株式会社細尾
出典:株式会社細尾
株式会社細尾のホームページは、高級感のあるデザインです。
株式会社細尾では、帯や着物の製造をおこなっており、ファーストビューでは「ストーリー」「店舗」「コレクションサイトへの誘導」の3つにコンテンツを分けています。
トップページに、ほとんどテキストを使用しないことで、高級感を演出しています。
23.オンダパーツ株式会社
出典:オンダパーツ株式会社
オンダパーツ株式会社のホームページは、統一感のあるデザインです。
コーポレートカラーである「青」を、ナビゲーションなどの重要な部分に採用しています。
また、企業ロゴや社員の制服にも「青」を採用することで、企業全体の統一感をうまく演出しているのが特徴です。
24.株式会社美山理研工業
出典:株式会社美山理研工業
株式会社美山理研工業のホームページは、差し色をうまく使ったデザインになっています。
ホームページ全体は「白」を基調にしたシンプルなデザインです。
しかし、コーポレートカラーである「緑」を差し色として活用することで、シンプルながらメリハリのあるホームページデザインに仕上がっています。
25.株式会社東亜
出典:株式会社東亜
株式会社東亜のホームページでは、製造業としては珍しい色使いが特徴のデザインです。
ファーストビューでは「青」「赤」を組み合わせることで、企業として一番伝えたいキャッチコピーが目立つようになっています。
キャッチコピーを目立つように掲載したい場合は、参考にしてみましょう。
26.有限会社宮崎製作所
出典:有限会社宮崎製作所
有限会社宮崎製作所のホームページは、安心感を与えるデザインです。
ファーストビューやメインコンテンツにて「社内風景」「社員」の画像をたくさん掲載することで、誰がどんな製品を製造しているかを伝えることができます。
安心感を伝えたい製造業の方は、デザインを参考にしてみましょう。
27.城陽ネジ工業株式会社
出典:城陽ネジ工業株式会社
城陽ネジ工業株式会社のホームページは、採用応募者に工場を知ってもらうためのデザインです。
ファーストビューの動画では、ドローンを使用し、工場の全体像や工場内の風景を紹介しています。
動画をみているだけで、工場見学をしているような気持ちになるため、働く環境が伝わりやすいホームページデザインといえるでしょう。
28.応用計測サービス株式会社
出典:応用計測サービス株式会社
応用計測サービス株式会社のホームページは、製品を探しやすくするためのデザインが特徴です。
応用計測サービス株式会社では、地質調査機器製造の他にレンタル事業を展開しているため、レンタルを目的に訪問する方向けのコンテンツがメインと見受けられます。
「デジタルカタログの掲載」や「実際の利用シーン」のコンテンツを掲載することで、求める商品をすぐにみつけられます。
29.株式会社昌和精機
出典:株式会社昌和精機
株式会社昌和精機のホームページは、専門性の高さを全面に押し出したデザインです。
株式会社昌和精機は内視鏡、注射針、インプラントなどで使用される部品製造に特化しています。
そのため、オリジナル製造技術をメインコンテンツで紹介するデザインとなっています。
30.株式会社旭スプリング製作所
株式会社旭スプリング製作所のホームページは、新規顧客獲得に特化したデザインです。
まず、ファーストビューを閲覧しただけで「単品からオーダーが可能なバネの製作所」であることがわかるので、ホームページからの離脱を防げます。
また、自社製品の紹介だけではなく「ばねの特性」を紹介するコラム掲載により、検討ユーザーの流入も見込んでいます。
旭スプリング製作所は「新規顧客獲得にはどんなコンテンツが必要になるか」をよく考えて設計されたホームページといえるでしょう。
31.株式会社ヤスオカ
出典:株式会社ヤスオカ
株式会社ヤスオカのホームページは、更新のしやすさに特化したホームページデザインです。
株式会社ヤスオカでは、圧延やレーザーなどの技術を駆使して、機械製造をおこなっています。
技術ごとに最新の製造事例を掲載しているのも特徴的です。
32.有限会社小泉精機製作所
出典:有限会社小泉精機製作所
有限会社小泉精機製作所のホームページは、企業の強みを全面に押し出したデザインです。
トップページでは「アルミ加工技術」「製品事例」「小泉精機が選ばれる理由」の3つのコンテンツを中心に掲載されています。
技術力などの強みを全面に押し出したい製造業の方は、参考にしてみましょう。
33.株式会社MRD
出典:株式会社MRD
株式会社MRDのホームページは、スライドショーをうまく活用したデザインです。
ファーストビューのスライドショーでは、ゆっくりズームインするデザインを採用しています。
メインコンテンツのスライドショーは、ゲージが貯まると画像が切り替わります。
このようにホームページ上に動きを付けると、コンテンツに集中してもらうことが可能です。
34.曙螺子工業株式会社
出典:曙螺子工業株式会社
曙螺子工業株式会社のホームページでは、自社の事業内容をうまくデザインに反映させています。
キャッチコピーや背景などに「ねじ」の画像を配置しており、どのWebページを閲覧しても、ねじの製造会社であることが一目で分かります。
デザインに事業内容をうまく反映すると、こだわりを持って製造に取り組んでいる印象を与えられるので、ぜひ参考にしてみましょう。
35.三相電機株式会社
出典:三相電機株式会社
三相電機株式会社のホームページは、製品紹介に特化したデザインです。
メインコンテンツでは、自社で製造する「モータ・ポンプ」の画像を掲載しており、クリックすると各製品のWebページに移動します。
各製品のWebページでは「特性」「仕様」「展開図」など、詳細な情報が記載されているのが特徴です。
製造業のホームページデザインのポイント
最後に、製造業のホームページデザインのポイントを紹介します。
下記ポイントを参考に、ホームページデザインを設計してみましょう。
- メニューブロックの数は7つ以下にする
- 最も重要なコンテンツを視覚的に強調する
- 製造業にはおしゃれなホームページデザインは求められていない
メニューブロックの数は7つ以下にする
製造業のホームページでは、メニューブロックの数は7つ以下にしましょう。
なぜなら、メニューブロックが多いほど、ユーザーは混乱するためです。
メニューブロックの削除が難しい場合は、ホームボタンの代わりに企業ロゴを選択すると、トップページに移動できるように設定するのもおすすめです。
最も重要なコンテンツを視覚的に強調する
製造業のホームページでは、最も重要なコンテンツを視覚的に強調しましょう。
製造業のホームページは「製造工程」「製品紹介」「技術情報」「ホワイトペーパー」など、コンテンツが多くなる傾向があります。
そのため、自社が最も伝えたい内容を視覚的に強調しないと、閲覧しにくいホームページになります。
「太字を使用してテキストを強調する」「画像を追加して訪問者の注意を引き付ける」などの対策が必要です。
製造業にはおしゃれなホームページデザインは求められていない
製造業のホームページでは、基本的におしゃれなホームページデザインは求められていません。
今回紹介したホームページのほとんどは、デザインよりも自社の技術や強みをしっかり伝えることを重視しています。
製造業の場合、ホームページのデザインにこだわりすぎると『費用が高そう』『どんな会社なのかわからない』など、悪い印象を与えてしまいます。
また、製造業のホームページでは、使いやすさに考慮したUIデザインも大切です。
ホームページへやってきたユーザーが、知りたい情報をすぐに見つけられるようなデザインを心がけてみましょう。
まとめ
製造業のホームページデザイン35選を紹介しました。
製造業のホームページデザインのポイントは下記の通りです。
- メニューブロックの数は7つ以下にする
- 最も重要なコンテンツを視覚的に強調する
- 製造業にはおしゃれなホームページデザインは求められていない
今回のコラム記事を参考にして、自社のホームページデザインを設計してみましょう。
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