ECサイトのSEO対策とは?商品ページからサイト全体の対策まで徹底解説

ECサイトのアクセス数を増やして売上げにつなげるためにも、SEO対策は重要な施策です。
『ECサイトにどのようなSEO対策を講じればよい?』
『商品ページのSEOにはどのような工夫が必要?』
今回の記事では、上記の悩みに応えて、ECサイトのSEO対策を詳しく解説します。
本記事を読めば、具体的な対策方法や記事の作り方などが理解できます。
SEOに対する理解を深めてしっかり施策を行い、ECサイトへのアクセスや売上げを伸ばしましょう。
※2025年12月10日:記事の情報を更新しました
SEOとは
SEOとは、「Search Engine Optimization」の頭文字を取ったもので、日本語では「検索エンジン最適化」という意味です。
Googleといった検索エンジンで特定のキーワードが検索されたさい、自社のWebサイトを検索結果の上位に表示させるための施策を指します。
自社のターゲット層に合わせて上位表示を狙いたいキーワードを絞り込み、ECサイトに反映させて上位表示を狙うのが基本です。
ECサイトにおけるSEOの重要性
ECサイトの集客にはSNSやWeb広告などさまざまありますが、SEOは依然として集客効果が高いです。
商品名や欲しい商品の特徴などをキーワード入力し、上位表示のECサイトに訪れて購入する、といったケースは多くあります。
キーワード検索で2ページ目以降にランクインしたECサイトは、基本的にアクセスは期待できません。
検索エンジンからのアクセスを集めるには、検索結果で上位にランクインする必要があります。
SEOは施策のほとんどが無料で、広告のように実施するための費用がかかりません。
また、検索ユーザーは購入を前提としているケースが多く、アクセスを取り込めば、売上げの向上にもつながるでしょう。
ECサイトのSEOで重要なキーワード選び
ECサイトのSEOで重要な要素がキーワード選びです。
ターゲット層のニーズを分析して上位表示を狙えるキーワードを選定し、ニーズに合わせた商品ページやコンテンツを提供することで、アクセス数・売上げの増加が期待できます。
キーワードを選定するさいには、次のポイントをチェックしましょう。
- 4つの検索意図を理解する
- キーワードの種類を理解する
詳しく紹介します。
4つの検索意図を理解する
検索意図の理解は、ユーザーの目的に合ったコンテンツを提供し、検索結果で上位表示を目指すために必要です。
Googleが提唱した検索意図の分類では、大きく4つのタイプがあります。
| タイプ | 概要 | キーワード例 |
|---|---|---|
| Buy | 実際に商品・サービスを購入したい、比較したい | 「保湿化粧水 おすすめ」 「カーディガン 厚手」 |
| Know | 詳細な情報や、悩みを解決する方法が知りたい | 「黒ずみ毛穴 解消」 「SEO とは」 |
| Do | 実際に行動するための方法や手順が知りたい | 「洗顔 正しい手順」 「ECサイト 作り方」 |
| Go | 特定の場所やWebサイトへ行きたい、見たい | 「〇〇公園」 「商品名」 |
「Buy」は商品・サービスの購入に前向きなキーワードで、売上げの向上が期待できます。
ただし、競合が多くて上位表示の難易度が高いのが特徴です。
「Know」は、特定の要素を知りたい意図があるキーワードです。
購買が目的ではなく直接的な売上げには結びにくいですが、ユーザーの最初の接点になりやすく信頼性を築くことができます。
「Do」は、特定の行動をしたい意図があるキーワードです。
「Buy」と同じく売上げの向上が見込めますが、競合が多いのが特徴です。
「Go」は固有名詞のキーワードがほとんどで、ユーザーが検索する目的がはっきりしています。
キーワードの種類を理解する
SEOのキーワードでは、検索ボリュームに応じて「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」の3つに分類できます。
3種類のキーワードの特徴を理解すれば、どのようなキーワードを選定すべきかがわかります。
検索ボリュームで分類した3つのキーワードの内容を、次にまとめました。
| 種類 | 概要 | キーワード例 |
|---|---|---|
| ビッグキーワード | 検索回数が1万~数十万など、ボリュームが大きいキーワード 主に1語のキーワードを指す |
「トレンチコート」 「ECサイト」 |
| ミドルキーワード | 検索回数が数千ほどで、ボリュームが中ぐらいのキーワード 主に2語のキーワードを指す |
「トレンチコート 結び方」 「ECサイト デザイン」 |
| ロングテールキーワード | 検索回数が数百ほどで、ボリュームが小さいキーワード 主に3語以上のキーワードを指す |
「トレンチコート 40代 レディース」 「ECサイト 作り方 プログラミング 本」 |
検索ボリュームが大きいほど競合が多く、上位表示が難しい傾向にあります。
そのため、ECサイトの初期段階ではロングテールキーワードから狙いましょう。
ロングテールキーワードは、競合が少なくて上位表示がしやすい特徴があります。
検索意図が具体化しているキーワードが多いため、コンバージョン獲得につながりやすいです。
ロングテールキーワードで検索上位を取っていき、ミドルキーワード・ビッグキーワードと段階的に狙うのがおすすめです。
キーワード選定では、ツールを活用すると効率的に探せます。
「Googleキーワードプランナー」「ラッコキーワード」などは、無料でもキーワードの候補を一括で調べられます。
ECサイトの各商品ページのSEO対策
ECサイトの商品ページで行なうSEO対策を紹介します。
具体的な方法は次のとおりです。
- タイトルタグの改善の改善
- メタディスクリプションの改善
- 画像タグの設定
- 構造化データを追加する
詳しく解説します。
タイトルタグの改善の改善
タイトルタグ(titleタグ)をキーワードや、ユーザーの検索ニーズに合うよう最適化します。
検索結果に表示されるタイトルタグは、ユーザーがクリックしてくれるか大きく左右されるため、しっかり対策を行いましょう。
タイトルタグで行うべき主な対策は、次のとおりです。
- キーワードはなるべくタイトルの前方に入れる
- タイトルは40文字以内に収める
- ブランド名や商品のメリット・特徴を盛り込む(例:衝撃吸収、カシミヤ100%)
- 価格や割引情報を盛り込む(例:50%オフ、送料無料)
キーワードは前に入れることで、閲覧しているユーザーにどういった商品のページであるかを伝えやすくなります。
また、タイトルタグにキーワードを含めるのはSEOに影響があり、検索エンジンが商品ページの内容を理解するのに役立ちます。
検索結果に表示される文字数には制限があるため、省略されないためにも30文字~32文字以内に収めるのも重要です。
「ブランド名や商品のメリット・特徴を盛り込む」「価格や割引情報を盛り込む」に関しては、ユーザーの興味を引きやすく、クリック率を高められます。
さらに、価格や割引情報はお得感をアピールできるため、最終的な商品の購入につながる効果も期待できるでしょう。
メタメタディスクリプションの改善
メタディスクリプション(meta description)とは、Webページの概要を示すmetaタグです。
各Webページの内容を要約した文章を指します。
検索結果の画面では、タイトルの下にメタディスクリプションが表示され、ユーザーがWebページの内容を理解するに役立ちます。
Googleによると、メタディスクリプションに直接的なSEO効果はありません。
しかし、商品ページごとに固有のメタディスクリプションを設定することで、ユーザーのクリック率を高められる可能性があるため、設定をおすすめします。
クリック率を向上させるメタディスクリプション作成のポイントは、次のとおりです。
- 選定したキーワードを含める
- 70文字~80字程度に収める
- 価格のメリットを提示する(送料無料、20%オフ)
- 緊急性や実績でアピールする(期間限定キャンペーン、販売数10万個突破)
検索キーワードを盛り込めば、ユーザーは自分の求めている情報・商品があると判断し、クリックしやすくなります。
検索結果に表示できるメタディスクリプションには制限があるため、パソコン・スマホともに70文字~80文字程度で文章をまとめるのが大切です。
「価格のメリットを提示する」「緊急性や実績でアピールする」はタイトルと同様、ユーザーの興味を引いてクリック率を高めるのに効果的です。
価格のほか、多く売れている・長く売れていると紹介することや、今買わないと損をすると思ってもらうことで、クリックを後押ししましょう。
画像タグの設定
ECサイトの商品ページでは、画像タグ(imgタグ)にalt属性を設定するのも重要です。
alt属性は、画像にどういった情報が含まれているか、代わりにテキストで説明するためのHTML属性になります。
検索エンジンは、テキスト情報でWebページの内容を理解できますが、画像の内容を完璧に理解するのは難しいです。
検索エンジンに画像の情報を正しく伝えるには、alt属性を設定するのが有効です。
alt属性を適切に設定できれば、画像検索で上位表示が期待できます。
また、画像が何らかのエラーによってWebページ上で正しく表示されない場合、画像にどういったものが写っていたかをテキストで説明する役割もあります。
商品ページは画像を多く掲載することが多いため、alt属性の設定をしましょう。
画像タグにalt属性を設定するさいは、「商品名 色 サイズ」といった画像の商品情報を記載するのが基本です。
たとえば、「カーディガン 赤 Sサイズ」といった感じです。
また、選定したキーワードや関連のキーワードもうまく盛り込みましょう。
関連のキーワードに「レディース」があれば、「カーディガン 赤 Sサイズ レディース用」といったように記載します。
構造化データを追加する
商品ページに構造化データを追加するのもSEOに有効です。
構造化データとは、検索エンジンがWebページの内容を理解しやすくするためにHTMLで記述されたデータです。
たとえば、HTMLに「イヤフォンx200」という商品名を使用しても、検索エンジンはどういう意味なのか簡単に理解できません。
そこで、HTMLに「Product(商品)」を表す構造化データを実装することで、検索エンジンは「イヤフォンx200=商品名」と簡単に理解できるのです。
また、構造化データを追加すると、検索結果に価格やレビューといった商品情報の掲載が期待できます。
商品を探しているユーザーにアピールがしやすくなり、クリック率の向上が期待できます。
他社との差別化にもなり、潜在的なユーザーへアプローチができるため、売上げにもつなげやすくなるでしょう。
構造化データの設定方法については、Googleが公式で解説をしているため、気になる方は「Product の構造化データについて」を参考にしてください。
有益な記事の提供もSEOに効果的
検索ユーザーに対して有益な記事コンテンツを作成するのも、SEOに効果的です。
Googleのランキングシステムでは、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載するように設計されています。
キーワードの検索意図に応えたコンテンツを作成することで、検索エンジンからの評価が高まり、検索で上位表示が期待できるのです。
さらに、ユーザーにとって有益なコンテンツを継続的に提供していけば、ECサイトや商品の認知度向上、信頼関係の構築なども期待できます。
信頼関係が構築できれば、いざ商品が必要・欲しいとなったさい、購入の後押しにもなってくれるでしょう。
記事制作の方法
記事制作を行うさいには、選定したキーワードからユーザーがどういった情報を求めているか推察し、見出しの構成を決めてライティングを行います。
ユーザーがどういった情報を求めているかは、検索結果の上位に表示されている記事の内容を見ることで大まかに把握できます。
実際にキーワードを検索して内容をチェックしましょう。
タイトルや見出しにはキーワードを自然な形で盛り込んで、タイトルは30文字~32文字以内に収めます。
記事の内容に関しては、キーワードを検索したユーザーが、抱えている悩みを解決する方法や、求めている情報をしっかり書けているかが重要です。
検索エンジンは、基本的にユーザーファーストで、ユーザーにとって有益なコンテンツであることを重要視しています。
なお、検索順位を上げる目的で、キーワードや関連するサジェストワードなどを不自然に盛り込みすぎると、ユーザーにとっては読みにくくなります。
ユーザーファーストとはいえず、結果的に検索順位は下がりやすくなるため注意が必要です。
記事を制作するさいは、常に対象のキーワードを検索する人物の目線に立ち、どういった記事が喜ばれるかを考えましょう。
運用体制の構築も重要
継続的に記事の投稿・更新をするには、運用体制の構築が必要です。
記事の更新頻度について、直接的なSEO効果はありません。
しかし、最新情報に更新することでユーザー満足度の向上や、競合記事に対して優位性に立てるなどが期待できるため、間接的なSEO効果があるといえるでしょう。
ただし、更新頻度が多くても、記事の品質が良くなければ検索順位は上がりにくくなるため、高品質の記事を定期的に投稿するためのリソースが必要です。
ライターやディレクターなどの人的リソースを社内で確保するのが難しいようであれば、記事制作代行をする会社に依頼を検討しましょう。
ECサイト全体でのSEO対策
ECサイト全体に対しても、SEO対策を行いましょう。
主な施策は次のとおりです。
- Webページの表示速度を改善する
- モバイルフレンドリーな設計にする
- 専門家の情報を記載する
- わかりやすいURL構造にする
- 被リンクを獲得する
それぞれ詳しく解説します。
Webページの表示速度を改善する
クリックしてからWebページが表示されるまでの速度を上げ、ユーザーの利便性を高めるのもSEOに有効です。
Webページの読み込み時間が長いと、ユーザーはストレスが溜まり、場合によっては離脱されて販売機会の損失につながります。
さらに、GoogleではWebページの表示速度が検索順位を決定するランクイン要因であると公表しているため、順位に影響を与える可能性があります。
表示速度が遅いようであれば、Webページに掲載している画像の容量・サイズを小さくするなどの対策を行い、なるべく速くしましょう。
現在のECサイトの表示速度を知りたい場合は、Googleが提供している「PageSpeed Insight」からチェックが可能です。
モバイルフレンドリーな設計にする
ユーザーの利便性を高めるといった観点では、モバイルフレンドリーな設計も重要です。
モバイルフレンドリーとは、スマホやタブレットといったモバイル端末からWebページを見ているユーザーにとって、見やすく使いやすい状態にすることです。
Webページがモバイルフレンドリーに対応していないと、パソコン用の画面がそのままモバイル端末に表示されるため、画面が見づらくてボタンも押しにくく不便です。
非モバイルフレンドリーなECサイトは、モバイルでの検索順位も下がりやすい傾向があります。
そのため、モバイル端末でも快適に閲覧できるように設計する必要があるのです。
近年では、画面サイズに応じて最適に表示してくれる機能「レスポンシブデザイン」に対応したホームページ作成ツールが多いため、わざわざモバイル用を別で設計する必要はありません。
専門家の情報を記載する
コンテンツを制作する場合、専門家に内容を監修してもらい、監修した専門家のプロフィールを掲載するのもSEOに有効です。
Googleでは、Webサイトやコンテンツを評価するための基準として「E-E-A-T」を重視しています。
E-E-A-Tとは、次の言葉の頭文字を取った言葉です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
E-E-A-Tは検索順位を決定するランクイン要因に含まれていないため、直接的なSEO効果はありません。
しかし、E-E-A-Tを意識した質の高いコンテンツは、上位表示になりやすい傾向があります。
E-E-A-Tのうち、権威性・信頼性を高めるためには専門家に監修してもらい、専門家のプロフィールを掲載するのが有効です。
ユーザーから見ても、専門家が情報の正確性を保証していると安心して記事が読めるため、ECサイト全体の信頼性を高める効果も期待できるでしょう。
プロフィールに氏名や顔写真、対象となる業界での経歴、保有資格、専門領域の明記などを行い、Webページのわかりやすい場所に掲載しましょう。
ライター自身が業界の経験者・業界に詳しい人物であれば、執筆者のプロフィールを掲載するのもおすすめです。
わかりやすいURL構造にする
検索エンジンにECサイトを正しい評価をしてもらうには、わかりやすいURL構造にしましょう。
ここで述べるわかりやすいURL構造とは、検索エンジンがWebページの情報を効率的に収集(クロール)できる構造を指します。
検索エンジンがクロールしにくいURL構造はWebページを発見しにくく、検索結果に表示されません。
わかりやすいURL構造にすることで、検索エンジンはWebページを見つけやすくなるため、検索結果に表示される可能性が高まります。
ECサイトの各ページとURLの例を次にまとめました。
| URL例 | |
|---|---|
| トップページ | https://example.com |
| よくある質問ページ | https://example.com/faq |
| 商品ページ | https://example.com/product |
| 商品カテゴリー(カーディガン) | https://example.com/product/cardigan |
| 商品詳細ページ(ウール素材のカーディガン) | https://example.com/product/cardigan-wool |
URLはシンプルにして、コンテンツ内容を示した単語にすると、Googleがページを把握しやすくなります。
URL内の単語を区切る場合は、アンダースコア(_)ではなく、ハイフン(-)にすることをGoogle が推奨しています。
その他、ECサイトのURL構造を最適にする方法は、Googleの公式サイトの「e コマースサイトの URL 構造を設計する」を参考にしてください。
被リンクを獲得する
被リンクの獲得もSEOで有効です。
被リンクとは、外部のWebサイトに自社のWebサイトのリンクを載せてもらうことです。
Googleは検索順位を決定するランキング要因に被リンクを含めており、SEOに影響します。
良質なWebサイトにリンクを貼ってもらうと、検索エンジンから信頼性の高いWebサイトとして評価が高まり、検索順位が上がりやすくなります。
しかし、リンクを張ってもらえれば何でも良いわけではなく、外部と自社のWebサイトの関連性が高いリンク、自然に獲得できたリンクなどがSEOで評価につながりやすいです。
そのため、『商品を紹介したい』『記事を拡散したい』と思ってもらえるようなプロダクトやコンテンツを作るように目指しましょう。
ECサイトでSEOを行うさいの注意点
ECサイトのSEO対策では、次のような点に注意が必要です。
- 重複コンテンツを作らないようにする
- 販売終了の商品ページは適切に管理する
- SLL化に対応する
それぞれ詳しく解説します。
重複コンテンツを作らないようにする
重複コンテンツを作らないようにして、作っても放置しないようにしましょう。
重複コンテンツとは、同一または類似したコンテンツが複数のURLで存在している状態のことです。
Webサイト内に重複コンテンツがあると検索エンジンは「同じ内容のページが複数ある」と判断するため、SEO評価の分散につながる恐れがあります。
また、自社のWebサイトと外部サイトで同じ内容のコンテンツが掲載される場合も、検索エンジンが重複コンテンツと判断するかもしれません。
検索エンジンに重複コンテンツと判断されると、順位が下がったり検索結果に表示されなくなったりします。
特にECサイトは商品の色違い・サイズ違いでページを複数作成するなど、意図せず重複コンテンツを作りがちです。
こういったケースは悪意のない重複コンテンツと判断されるのが基本ですが、検索エンジンも間違った判断を下すケースがあるため、なるべく作らないようにすると安心です。
販売終了の商品ページは適切に管理する
ECサイトでは、販売終了した商品ページの適切な管理も重要です。
販売終了した商品ページを放置すると、まだ販売していると勘違いしたユーザーがアクセスして不満につながる恐れがあり、SEOで悪影響を与えます。
再販の予定がない商品ページは、販売終了と表示してそのまま残す、または404エラーを返すなどの対応をしましょう。
再販の予定がある商品ページは、一時的な欠品であるとWebページ上で知らせましょう。
ほかにも、類似商品を紹介して、違う商品ページへ誘導するのもおすすめです。
SLL化に対応する
SLLとは、Secure Sockets Layerの略で、Webサイトで行われるデータ通信を暗号化し、セキュリティを高める仕組みです。
WebサイトがSLL化されているかどうかは、ブラウザのアドレスバーでわかります。
「http」と表記されていればSLL化されておらず、「https」と表記されていればSLL化されています。
ブラウザによって「http・https」が省略されているので、アドレスバーを選択して表示を確認しましょう。
GoogleはWebサイトのSLL化を推奨しており、検索順位を決定するランキング要因にも含めています。
さらに、ECサイトは個人情報やクレジットカード情報など、重要な情報も多く取り扱うため、情報漏えいを防ぐためにもSLL化は早く対応しましょう。
まとめ
ECサイトのSEO対策について解説しました。
SEOとは、自社のWebサイトを検索結果で上位表示するための対策で、集客効果が高い方法の一つです。
商品ページの主なSEO対策は次になります。
- タイトルタグの改善の改善
- メタディスクリプションの改善
- 画像タグの設定
- 構造化データを追加する
ECサイト全体の代表的なSEO対策は次のとおりです。
- Webページの表示速度を改善する
- モバイルフレンドリーな設計にする
- 専門家の情報を記載する
- わかりやすいURL構造にする
- 被リンクを獲得する
SEOを行うさいには、次の点に注意しましょう。
- 重複コンテンツを作らないようにする
- 販売終了の商品ページは適切に管理する
- SLL化に対応する
今回の記事を参考に、検索順位を上げてアクセスを集め、売上げにつなげていきましょう。
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