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ECサイトのASPとは?無料・有料・用途別カートシステムを徹底比較解説

  
ECサイトのASPとは

『ECサイトのASPとは何?』
『ショッピングモールやオープンソース、パッケージとはどう違うの?』

ECサイトのASPとはECサイトを低コストで構築できるカートシステムの一つです。

今回はECサイトのASPについてと、企業規模、用途別に無料・有料で利用できるカートシステム23社をご紹介いたします。

※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開時点(2021年2月2日)のものです
※カートシステムの最新情報は、各公式サイトをご覧ください

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ASPを含むECサイトの構築方法については、以下のコラム記事で解説中です。

ECサイト構築方法徹底解説!手順・開発会社に委託時に必要な情報もご紹介

ECサイトのASPとは?

ASPとは「Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)」の略称で、インターネットを経由してアプリケーションを提供する業者のことです。

ASPはECサイトに限らず販売管理、顧客管理ソフトウェアなど、さまざまなものがありますが、かつてのソフトウェアはパソコンにインストールして利用する方法が主流でした。

しかし、インターネットが高速化した現在では、各業者のサーバーにアクセスするだけでクラウド上でサービスを受けることができる「ASP型サービス」が増え始めたのです。

ECサイトを構築するにはカートや決済、配送などの機能が必要となりますが、ECサイト向けASP(※ASPカートシステム)とはこれらの機能がクラウド上に標準装備されているものを指します。

販売する商品さえそろえば、すぐにECサイトビジネスを開始できるのがASPカートシステムサービスの大きな特徴です。

ショッピングモール・オープンソース・パッケージとの違い

ASPカートを含めてECサイトの構築方法には、4つのタイプがあります。

  • ショッピングモール
  • ASPカート
  • パッケージ
  • オープンソース

各々の違いをまとめますと次のようになります。

出店形式集客顧客情報費用独自性
ショッピングモール×××
ASPカート×
パッケージ×
オープンソース×

※×=低、△=中、〇=高

ショッピングモールとは、楽天市場やAmazonなどの大手ECサイトが用意したプラットフォームに出店することです。

ショッピングモールにもカートや決済機能などネットショップ開店に必要な機能はそろっており、モールが保有する会員情報をシェアできるため、自社で集客する手間が削減できるのが最大のメリットです。

ただし、ショッピングモールの場合は1回の売買に発生する決済手数料が高額なサービスが多く、顧客情報を外部へ持ち出しすることも不可能であるなどデメリットも少なくありません。

ASPカートを含めパッケージやオープンソースでの構築方法はあくまで独自ドメインによる「自社サイト」のため、顧客情報はすべて自社の顧客として保有することが可能です。

大まかにはカスタマイズ性と費用の違い

ASPカート、パッケージ、オープンソースの違いはECサイト運営に関わる機能、デザイン・カスタマイズ性と費用の違いです。

パッケージ型はECサイト構築に必要な機能が搭載しており、独自の機能を選ぶことも可能です。
機能はパッケージ型が充実していますが、初期費用やランニングコストが高額なのがデメリットです。

オープンソースは無償でソースコードを公開しているソフトウェアで、デザイン性に優れて自由にサイトを構築・更新できるのが特徴です。
構築費用は低コストですが、ソースコードを用いて構築・更新作業が行える技術者が必要になります。

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ASPカートを含むECサイト構築にかかる費用相場は、以下のコラム記事で解説中です。

ECサイト構築費用はいくら?予算を安く抑えたい方向けおすすめ事業者も紹介

ECサイトでASPを導入するメリット・デメリット

ここではECサイトでASPを導入するメリットとデメリットについて検証していきます。

メリット

ECサイトでASPを導入する一番のメリットは初期費用、月額費用など低コストで簡単に構築できる点です。

前述のとおり、構築に必要な機能はクラウド上にそろっているため、手元にまとまった資本のない小規模事業者に向いています。

では、ECサイト向けASPは小規模事業者向けのサービスかと言えばそうとは言い切れません。

定期販売やBtoB(企業間売買)、越境EC向けなどの「特化型ASP」も続々登場しており、新たな販路、事業拡大を狙う企業向けサービスも充実しています。

また、近年ではオムニチャネル向けやCV率に特化したもの、WordPressと連携したものなど多目的向けのサービスも増えています。

もはやECサイト向けASPは単なる低コストな構築ツールではなく、使い方次第では貴社の重要なビジネスパートナーとなり得るのです。

デメリット

ECサイト向けASPのデメリットはカスタイマイズ性の弱さ、システムの連携性が薄い点です。

楽天やアマゾンなどのショッピングモールと比べるとある程度自社の特性を出せますが、デザインはASPが提供するテンプレートから選ぶことになります。

送料の個別設定など使える機能も限られているため、サービスによっては使いづらいと感じることもないとは言い切れません。

また、営業支援ツールや物流システムツールなど外部システムとの連携も予め標準装備されたものを使うことになるため、自社の独自システムとの連携は原則的に不可能です。

仮にできたとしても開発コストが別途必要となるため、自社でどうしても使いたい機能がある場合は、ASPカートシステム各社のサービス内容をよく吟味する必要があります。

初期費用ゼロで構築できる無料ASP7社【個人事業者向け】

ASPカート初期・月額費用販売手数料特徴
BASE初期・月額費用:0円販売手数料:6.6%+40円
サービス手数料:3%
アプリユーザーにアプローチ可能
ブログ、Instagramなどの集客機能が充実
STORES初期・月額費用:0円~販売手数料:5%
決済手数料:3.6%
モバイルペイなど決済手段が豊富
倉庫サービスあり
イージーマイショップ初期・月額費用:0円決済手数料:3.57%+40円登録画像が業界最高スペック
Youtube埋め込み機能あり
FC2ショッピングカート初期・月額費用:0円
初期費用:2,500円
月額:750円~ 
販売手数料:なし
決済手数料別途
アプリでの作成・管理も可能
jpドメインが1年間無料
無料プロモーション枠が使える
shop by(ショップバイ)初期・月額費用:0円販売手数料:6%
決済手数料:3.6%
デザインテンプレートが選べる
操作がシンプル
SNSマーケティングサービス付
Jimdo(ジンドゥー)初期・月額費用:0円~販売手数料:0円
決済手数料別途
無料プランはECサイト初心者向け
無料プランは販売手数料も無料
ワイズカートゼロ
※2022年1月31日でサービス終了
初期・月額費用:0円~販売手数料:3%
決済手数料:3.28%
複数の店舗を同時運営できる
徐々に有料プランに移行可能

BASE(ベイス)

BASE(ベイス)

出典:BASE (ベイス) | ネットショップを無料で簡単に作成

テレビCMですっかり知名度が上がったBASEは、専用アプリでユーザーへのアプローチが可能です。

アプリの登録者数は約1,000万人を超えており、自社の顧客に囲い込みやすい環境が整っています。

Instagramとの連携、専用ブログ機能、クーポン、予約販売などさまざまな機能を必要に応じて追加できるため、自社に合わせた集客方法を活用できます。

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BASEの特徴は、以下のコラム記事で解説中です。

BASEの評判を徹底検証!出店のメリット・デメリットを深堀り

STORES(ストアーズ)

STORES(ストアーズ)

出典:STORES(ストアーズ)はあなたのお商売を応援します | まずはご相談下さい | 自分でつくれる本格的なネットショップなら、STORES

STORESの特徴は多種多様な決済ツール、倉庫サービスなど運用効率アップのための施策が充実している点です。

決済ツールはクレジットカード、コンビニ決済など基本機能に加え、楽天ペイ、amazonペイ、モバイルペイ、翌月後払い「paidy」など無料ASPとは思えない豊富さです。

ECサイト運営には商品発送業務は必須となりますが、STORESは面倒な保管、梱包、発送を低料金で代行してくれるため、ショップオーナーは他の運営業務に集中できます。

イージーマイショップ

イージーマイショップ

出典:ネットショップ開業はイージーマイショップ | セット販売やオーダーメイド商品に強いネットショップ構築

イージーマイショップの代表的な特徴は出品画像機能が充実している点です。

ECサイトにおいて商品画像は売り上げを左右する重要な要素であることは言うまでもありません。

イージーマイショップは登録画像の容量を業界最高スペックの3Mまで利用でき、フルHDサイズ(1920×1080)の画像を最高50枚まで登録できます。

youtube動画の埋め込みやスライドショーなども行えるため、商品の魅力を多方面からアプローチできます。

FC2ショッピングカート

FC2ショッピングカート

出典:FC2ショッピングカート|ネットショップを無料で作成・開業

FC2ショッピングカートは無料とは思えない本格的なECサイトが構築できるASPです。

月間170億PVのFC2の無料プロモーション枠が利用できたり、JPドメインが1年間無料で使えるなど独自の特典を受けることができます。

専用アプリでのページ作成・管理もできるため、パソコンの操作が苦手な方もスマートフォン一つでECサイトの運営が可能です。

shop by(ショップバイ)

shop by(ショップバイ)

出典:shop by│無料で始めるネットショップ

shop by(ショップバイ)は2020年9月にリリースされたばかりの新しいASPサービスです。

まだリリースされたばかりですので基本的な機能がメインですが、初期費用や月額費用、デザインテンプレートも完全無料でECサイトが簡単に構築できます。

今ならSNSのインフルエンサーにショップの告知を5回まで無料で行ってくれるキャンペーンを行っているため、SNS広告初心者の方にもおすすめです。

Jimdo(ジンドゥー)

Jimdo(ジンドゥー)

出典:ホームページ作成サービス|誰でも簡単・無料HP

Jimdoはドイツ発のホームページ制作サービスです。

ドイツ発のASPですが日本ではKDDIが協賛パートナーになっているため、万が一の時も日本人によるサポートが受けられます。

JimdoのECサイトサービスは無料・有料プランを選ぶことができますが、初期費用、月額費用無料のプランは販売手数料も無料と破格の安さです。

ただし、無料プランでは5ページしか商品登録が使えないなどできることが限られているため、ECサイト運営をとにかく体験してみたい方におすすめのプランと言えるでしょう。

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JimdoでECサイトを開設するのに興味がある方は、以下のコラム記事が参考になるはずです。

Jimdoのネットショップ開設ガイド【ネットショップ事例も紹介】

ワイズカートゼロ

2022年1月31日をもって、ワイズカートゼロはサービスを終了しています。

ワイズカートゼロ

出典:無料ショッピングカート付きネットショップ 開業・開店【ワイズカート・ゼロ】!ネットショップ 開設・出店、ネットショップ 作成・制作・構築が簡単!携帯サイトも

ワイズカートゼロは、初期費用・月額費用が無料で、かつ電話サポートが付いたECサイト向けASPです。

特徴は一つのオーナーアカウントでユーザーの対象年齢、商品ラインナップ、性別ごとに複数の店舗が持てることです。

商品登録は1店舗最大100個まで可能なため、簡易的なECサイトを構築するには問題ありません。

売り上げが上がってきたら商品登録数が増やせる通常月額プランへ移行できるため、まずは資本をかけずに本格的なECサイト運営を実体験してみたい方におすすめです。

企業規模別有料ECサイト10社ASPカート比較一覧

ここからは、企業規模別に有料のASPカートをご紹介していきます。

有料のASPカートの比較一覧表は以下になります。

企業規模ASPカート初期・月額費用特徴
小規模事業者向けカラーミーショップ月額:834円~WordPressにプラグイン可能
ソースコード発行可能  
おちゃのこネット月額:500円~一つの画面で商品登録が完結
高品質デザインテンプレート充実
ビズサイ月額:1万4,278円~WordPressでECサイトを構築
BASEやSTORESのカスタマイズにも対応
らくうるカート初期費用:3,300円~
登録料:3,960 円~
販売手数料:無料~1.1%
ヤマト運輸直営ASP
スマートフォンで簡単出品・販売
EC自宅外受け取りなど物流システムが充実
中堅企業向けMake shop(メイクショップ)月額:1万円~スマートフォンへの変換対応機能
ヤフーショッピングなどの外部サービス連携が充実
shopify(ショッピファイ)月額:US$29有名デザイナーのデザインテーマあり
かご落ちなどメール機能充実
ショップサーブ開通料:1万5,000円~
常時SSL:1万1,400円~
専任担当者が付属
集客プロモーションを代行
年商50億以上企業向けaishipR (アイシップアール)初期費用:3万円~
月額:1万9,800円~
スマホファースト
レンタルECサイト向けあり
Amazon web公式認定パートナー
future shop(フューチャーショップ)初期費用:2万2,000円~
月額:2万2,000円~
デザインの自由度が高い
実店舗在庫表示
オムニチャネル機能あり
ECフォース初期費用:14万8,000円
月額:4万9,800円~
CV率業界NO.1
LP作成、チャットツールなどCV率アップの機能が充実  

小規模事業者向け

小規模事業者の方向けに有料のASPカートサービスを4つご紹介していきます。

カラーミーショップ

カラーミーショップ

出典:ネットショップ作成サービス カラーミーショップ

カラーミーショップの一番の特徴はWordPressにECサイトを公式にプラグインできる点です。

WordPressでホームページやブログを運用されている方にとって自社のページからそのまま商品が販売できるのは非常に効率的です。

また、カラーミーショップではJSコードを発行してくれるため、自身のホームページやブログにコード貼りつけて簡単にECサイト機能を利用することもできます。

おちゃのこネット

おちゃのこネット

出典:おちゃのこネットlネットショップ開設・開業サービス

おちゃのこネットの特徴は、月額500円からの低コストで大手ショッピングモール並みの高機能を利用できる点です。

高機能なのに商品登録が一つの画面で完結するため、Webの知識がない個人事業主のオーナーさん、新人従業員の方でも誰にでもすぐ操作が覚えられます。

高品質なデザインテンプレートも充実しているため、おちゃのこネットを使えばECサイトだけでなく簡単にスタイリッシュなホームページも作成できます。

らくうるカート

らくうるカート

出典:らくうるカート|クロネコヤマトのネットショップ開業サービス|ヤマトフィナンシャル

らくうるカートはクロネコヤマトが運営するASPカートサービスです。

一番の特徴はスマホに完全に特化しており、出品、販売管理もスマホ一つで完結する点です。

ECサイト運営のみでなく、実店舗のカタログやチラシに専用QRコードを載せユーザーが読む取るとそのままサイト内で決済して販売につなげられるリアル店舗との連携機能も備わっています。

最寄りのコンビニやヤマト運輸の営業所で受け取ることができる「EC外受け取り」「時間指定」などクロネコヤマトならではの物流機能も充実しています。

ビズサイ

ビズサイ

ビズサイは、WordPress内でECサイトを構築できるASPサービスです。

ECサイトはただ構築するだけでは売り上げにつながらず、SEO対策など独自にさまざまな施策を行う必要があります。

WordPressはSEOに強いソフトウェアのため、WordPress内にECサイトを構築することは効率的な手法です。

さらに、ビズサイではBASEやSTORESの出店者向きサイトのカスタイマイズサービスも行っています。

BASEやSTORESなどの無料ASPで出店されている事業者の方で、さらなる売上アップを目指す方はお気軽にご相談ください。

 >>ECサイト制作サービスの詳細を見る

中堅企業向け

中堅企業の方向けに有料のASPカートサービスを2つご紹介していきます。

MakeShop

MakeShop

出典:ネットショップ・ECサイトなら構築・集客に強いMakeShopで!

MakeShopは、GMOが展開するASPカートシステムです。

MakeShopは業界NO.1の機能数を搭載しており、Yahoo!ショッピングや価格.comなど販促や店舗管理に至るまで外部サービスとの連携が充実しているのが特徴です。

利用者の声をそのまま形にすることをモットーとしているため、月間5件以上の機能強化を行い機能は随時アップデートされています。

shopify(ショッピファイ)

shopify(ショッピファイ)

出典:Shopifyでネットショップを作ろう | ECサイト構築を無料体験

shopifyは、世界NO.1シェアを誇るカナダ生まれのASPサービスです。

大きな特徴は世界的有名デザイナーによる洗練されたデザインテーマが充実しており、カラーリングやフォントスタイルなど自由にカスタイマイズが可能な点です。

決済サービスもビットコインなど100種類も利用可能。

カゴ落ち顧客への対策メールなどメール配信機能も充実しており、販売機会損失を最小限に抑える工夫がなされています。

年商50億以上企業向け

年商50億以上の企業向けに有料のASPカートサービスを4つご紹介していきます。

ショップサーブ

ショップサーブ

出典:ECサイト構築なら【ショップサーブ】

ショップサーブの特徴はECサイト強化と人手不足を一括で解消し、かつサポート体制が充実している点です。

専任営業担当者がショップごとにつき、売上アップのためのサポートを行ってくれます。

集客プロモーションやページ制作の代行もお願いできるため、ショップオーナーが人手を使わず運営に集中しやすい環境が整っています。

ECフォース

ECフォース

出典:ecforce | D2C顧客体験型ECプラットフォーム

ECフォースは、CV率業界NO.1を誇る結果にコミットするASPです。

提供会社はD2C(Direct to Consumer)のパイオニアで、新規顧客獲得~商品企画に至るまでECサイトにおけるすべての機能が搭載されています。

ECサイトにおける新規顧客の獲得は「LP×システム×広告」で決まると言われています。

ECフォースはLP作成機能、そしてLINEやチャットなどのツールを用い、顧客とのコミュニケーションを円滑にするための工夫が細部にいきわたっています。

futureshop(フューチャーショップ)

futureshop(フューチャーショップ)

出典:SaaS型ECサイト構築プラットフォームはfutureshop

futureshopはデザインの自由度が高く、店舗やブランドのファン化に向けたさまざまな施策が行えるのが特徴です。

アパレル、コスメ会社など女性向き商品を扱う企業に人気の高いASPと言えるでしょう。

実店舗在庫表示やオムニチャネル機能など新時代のECサイトに必要な機能が一式そろっています。

aishipR(アイシップアール)

aishipR(アイシップアール)

出典:ECサイト構築のクラウド型プラットフォームはaishipR-レスポンシブNo.1実績

aishipRはパソコンの環境でなく、モバイルECサイトに注力したASPです。

画面はもちろん、個人情報の入力やページ遷移などモバイルショッピングを限界まで快適にする工夫がされています。

Amazon webサービスの公式パートナーのため、amazonの高品質で安定したプラットフォームと同様のECサイトが構築できます。

レンタル販売専用や食品販売に特化した専用プラットフォームのサービスも提供されているため、該当業種の方は要必見です。

用途別おすすめECサイト6社ASPカートシステム

続いて用途別に有料のおすすめASPカートをご紹介していきます。

用途ASPカート初期・月額費用特徴
定期販売向けリピスト初期費用:2万9,800円~
月額:1万4,800円~
LP一体型購入フォーム
定期購入誘導のアップセル機能
たまごリピート初期費用:6万9,800円~
月額:4万9,800円~
コールセンター受注対応
頒布会にも対応
クレジット定期自動決済
BtoB向け楽楽B2B初期費用:10万円
月額:5万円
取引先ごとの設定可能
専用クローズドサイト可能
Bカート初期費用:7万円
月額:9,800円~
低コスト
新着情報など顧客対応機能が充実
越境EC向けマルチリンガルカート初期費用:7万円
月額:1万9,800円
多言語対応
海外決済充実
国際発送送料算出機能
Live commerceライブコマース初期費用:3万9,800円
月額:1,500円~
Discovery Japan Mall
無料出店可能
ローカリゼーション機能有
AIの自動メルマガ配信

定期販売向け

定期販売をしたい方向けに有料のASPカートサービスを2つご紹介していきます。

リピスト

リピスト

出典:リピート通販専用カート。定期購入・頒布会ならリピストで!

リピストは、定期通販のノウハウを知り尽くした開発事業者が提供するASPです。

ECサイトをもっているが新たに定期購入に力を入れたい、あるいは既存の定期購入を
強化したい企業様向けのASPです。

購入フォームをLPと一体型にさせたり、デフォルトで定期購入を選んだ状態で画面が立ち上がるなど定期購入のCVR率を最大化させる工夫が細部まで行き届いています。

たまごリピート

たまごリピート

出典:リピート通販システムならたまごリピート(旧:たまごカート)定期購入専用ECネット通販システムASP、ショッピングカート、ステップメールシステム

たまごリピートは、年商50億以上企業向け定期通販用ASPです。

頒布会販売、コールセンター受注システム、定期購入の周期に応じたクレジットカードの自動決済など定期通販に必要な専用システムがすべて搭載されています。

ヤマト運輸や佐川急便など物流業者とも連携しているため、定期の周期ごとに人手を使わず物流オペレーションが可能となります。

BtoB向け

BtoB向けの有料ASPカートサービスを2つご紹介していきます。

楽楽B2B

楽楽B2B

出典:BtoB ECカート 卸受発注自動化システム楽楽B2B®

楽楽B2Bは事務用品ECサイトなどBtoC的な要素のASPでなく、取引先との既存ビジネスをwebシステムで効率化するためのBtoB専用ASPです。

楽楽B2Bは取引先毎の掛け率管理や一般公開したくない限定した取引先だけが閲覧できるクローズドサイトの構築をシステム内で簡単に行うことができます。

また、商品カタログを一定の条件付きで掲載するセミクローズドサイトなど企業や取引先の要望に応じた取引が可能です。

Bカート

Bカート

出典:BtoB EC・Web受発注システム「Bカート」

Bカートは、BtoB向けの中でも低コストで多機能なASPです。

顧客ごとの掛け率設定、商品管理も効率化できる機能がそなわっています。

組み合わせ販売、新着情報、商品ランキング、メルマガ作成機能が充実しているため、貴社の良き営業マン役を果たしてくれます。

オプションでWordPressとも連携することが可能です。

越境EC向け

越境ECサイト(国境を越えて取引するECサイト)を構築したい向けに有料のASPカートサービスを2つご紹介していきます。

マルチリンガルカート

マルチリンガルカート

出典:海外向け・多言語ネットショップができるマルチリンガルカート(Multilingualcart)

マルチリンガルカートは、越境ECノウハウ業界NO.1の特化型ASPです。

対応言語は全部で12か国語(※日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語、イタリア語、ドイツ語、タイ語)。

商品ページ、価格表示も世界30通貨の価格で切り替えが可能です。

決済ツールや国際送料自動算出ツールなど、越境ECに必要な機能は一式搭載されています。

Live commerce(ライブコマース)

Live commerce(ライブコマース)

出典:海外販売 ネットショップASP – 越境ECをはじめるならLive Commerce

Live commerceは越境ECショッピングモール「Discovery Japan Mall」を運営するASPです。

越境EC事業参入における一番の課題は海外顧客の集客方法です。

しかし、Live commerceのサービスを申し込むと自動的にDiscovery Japan Malに無料出店することになるため、自社で海外集客をする手間が削減されます。

言語の通じないユーザーへのメルマガもユーザーの好みに応じてAIが自動配信してくれるため、万全体制で越境EC事業に取り組むことができます。

まとめ

今回は、ECサイトのASPについて正しい意味、無料・有料で利用できるカートシステム23社をご紹介させて頂きました。

ECサイトのASPとは低コストでクラウド上にサイトを構築するためのカートシステムの一つです。

ECサイト構築にASPを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。

■メリット

  • 導入コストが安い
  • ECサイト開設に必要な機能は標準装備
  • 用途に合わせた特化型サービスが豊富

■デメリット

  • 集客力が弱いサービスも多い
  • 低コストのサービスは容量に制限あり
  • デザイン・カスタマイズ性が弱い

ECサイトのASPはサービスによって出品できる数、容量、デザイン、カスタマイズ、機能の数が異なっており、コストと機能はおおよそスライドしています。

そのため、ECサイトを構築するための予算、狙う売り上げ、目的によって自社にあったASPサービスを選択するのが望ましいとされます。

初期費用・月額無料でECサイトを構築できるASPは次の7社です。

  • BASE(ベイス)
  • STORES(ストアーズ)
  • イージーマイショップ
  • FC2ショッピングカート
  • shopby(ショップバイ)
  • Jindo(ジンドゥー)
  • ワイズカートゼロ

企業規模別でおすすめの有料ASPは次の10社です。

■小規模事業者向け

  • カラーミーショップ
  • おちゃのこネット
  • ビズサイ
  • らくうるカート
  • 中堅企業向け
  • Make shop(メイクショップ)
  • Shopify(ショッピファイ)
  • ショップサーブ

■年商50億以上企業向け

  • aishipR(アイシップ)
  • future shop(フューチャーショップ)
  • aishipR(アイシップアール)
  • ECフォース

用途別におすすめの有料ASPは次の6社です。

■定期販売向け

  • リピスト
  • たまごリピート

■BtoB向け

  • 楽楽B2B
  • Bカート

■越境EC向け

  • マルチリンガルカート
  • Live commerce(ライブコマース)

以上のように、国内にECサイト向けのASPサービスはたくさんあります。

今一度、ECサイト構築の事業計画を綿密に練り直し、自社のプランに合わせた最適なサービスを選ぶようにしましょう。

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