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BASEの支払い方法を解説!種類・手数料一覧・おすすめの支払い方法

  
BASEの支払い方法

『BASEの支払い方法にはどんなのがあるの?』
『コンビニ払いや携帯キャリア決済も利用できる?』

BASE(ベイス)では「BASEかんたん決済」と呼ばれる独自のサービスを通じて、さまざまな決済方法の利用ができます。
BASEかんたん決済には、7種類もの支払い方法がそろっています。

ネットショップにとって支払い方法の充実は、売上に直結する重要な要素です。

BASEの出店を目指す方は、BASEの支払い方法の知識をよく知っておきましょう。

今回はBASEの支払い方法について、種類や手数料一覧、売上に直結するおすすめの支払い方法についても徹底解説いたします。

※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開時点(2022年7月17日)のものです

BASEで利用できる支払い方法の種類

BASEで利用可能な支払い方法は、以下の7種類です。

  • クレジットカード
  • キャリア決済
  • コンビニ払い・Pay-easy決済
  • 銀行振込
  • 後払い決済
  • PayPal
  • Amazon Pay

クレジットカード

BASEに限らず「クレジットカード」は、ネットショップでもっとも人気のある支払い方法となります。

BASEかんたん決済で利用できるクレジットカードの国際ブランドは、以下の4つです。

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express

BASEでは上記4つの国際ブランドのいずれかを付帯していれば、クレジットカードだけでなく、デビットカードやプリペイドカードなど、ほぼすべてのカードが利用できます。

ただし、BASEでは現在のところ、海外発行のクレジットカードは使用できません。

近年では越境EC市場が拡大しており、海外ユーザーから商品の問い合わせがくる機会も増えています。
BASEを使って海外ユーザーに商品を販売する場合は、PayPalなど、クレジットカード以外の支払い方法を提案する必要があります。

また、法人名義の出店者は、JCBとAmerican Expressの利用に際し、所定の審査を受けなければなりません。
法人名義を使ってBASEへの出店を行う場合は、JCBとAmerican Expressの審査申し込みを早めに済ませておきましょう。

キャリア決済

「キャリア決済」とは、携帯キャリアのアカウント(ID・パスワード)を利用する支払い方法のことです。

代金は携帯電話の料金と一緒に支払うことができることから、クレジットカードを保持しているのが少ない10~20代の若年層から人気を集めている決済手段となります。

BASEで使えるキャリア決済は、以下の5社です。

  • NTT docomo
  • au
  • Softbank
  • Y!mobile
  • UQ mobile

BASEでは携帯キャリアの主要3社だけでなく、Y!mobileやUQ mobileなどの格安キャリアも網羅しています。

ほかのEC媒体では、キャリア決済の利用手数料は高めに設定されています。
BASEかんたん決済では、一律の手数料で利用できるところが大きなメリットです。

コンビニ払い・Pay-easy決済

BASEで提供している「コンビニ払い」と「Pay-easy決済」は、イーコンテクスト社と連携しているサービスです。

ユーザーがコンビニ払い・Pay-easy決済を選択した場合、出店者は入金の確認が取れるまで商品の発送を行うことができません。

BASEで利用できるコンビニ払い・Pay-easy決済の特徴は、それぞれ次のようになります。

コンビニ払い

BASEで利用できるコンビニ払いは、以下4つのコンビニでのみ取り扱いが可能になっています。

  • ローソン
  • ファミリーマート
  • ミニストップ
  • セイコーマート

株式会社イーコンテクスト

出典:株式会社イーコンテクスト

BASEで使えるコンビニ払いは、スマートフォン上に表示されるバーコード、あるいはパソコン上に表示された受付番号をコンビニの端末で申込書を出力する方式となります。

BASEのコンビニ払いの注意点としては、セブンイレブンの利用ができない点です(後払いでセブンイレブンの利用が可能)。
また、コンビニ払いでの支払いは現金のみです。

もし、ユーザーからコンビニ払いについて、利用できるコンビニ名の問い合わせがあった場合は、正確な案内ができるように準備しておきましょう。

Pay-easy決済

Pay-easy(ペイジー)決済とは、購入手続きと同時に発行される収納番号を使って、提携金融機関のATM、またはネットバンキングから支払いできる方法です。

みずほ銀行、三菱UFJ銀行、ゆうちょ銀行などの大手銀行や、PayPay銀行、楽天銀行などのネットバンクで利用ができます。

ユーザーのなかには、コンビニが自宅近くにない地域にお住まいの方も少なくありません。
Pay-easy決済なら、日本全国に点在する「ゆうちょ銀行」のATMから振り込みができます。

コンビニが近くにない、地方のユーザーから支払い方法の相談があった場合は、Pay-easy決済をおすすめすると、購入成約率のアップが期待できるでしょう。

銀行振込

「銀行振込」は、商品代金を銀行口座に入金してもらう支払い方法です。

コンビニ払いと同じく、ユーザーが銀行振込を選択した場合は、出店者は商品代金の振り込みの確認ができるまで商品を発送することができません。

BASEでは、銀行振込もイーコンテクスト社の専用決済システムを通じて商品代金を受け取ります。

BASEの銀行振込決済は、ユーザーがBASE名義の「三井住友銀行」の口座に入金を行います。
そして、決済会社から出店者のアカウントに、売上金がチャージされる仕組みです。

一般的には、ユーザーが銀行振込を選択して、出店者の口座に振り込みを行ってもらう場合、出店者が手数料の負担を行うことはありません。
BASEの銀行振込決済では、ほかの決済方法と同様の手数料がかかることを念頭に入れておきましょう。

後払い決済

BASEの「後払い決済」とは、購入者が商品を受領してから後払いで代金を支払う方法です。

後払い決済も、BASEとイーコンテクスト社が提携したサービスです。
商品を受領後、8日ほどで郵送により請求書のハガキが購入者宛に送付されます。
請求書のハガキを受け取った購入者は、コンビニなどを利用して、振り込みをする仕組みです。

BASEの後払い決済はセブンイレブンを含む、全国の主要コンビニで支払いが可能になっており、LINE PAYでの決済も可能です。

ユーザーが後払い決済を指定してきた場合は、コンビニ払いや銀行振込のように、入金があるまで荷物の発送を待つ必要がありません。

ただし、BASEの後払い決済は、出店者が所定の配送サービスを利用することが義務付けられています。
荷物の発送が終わったら、専用システムに追跡番号を入力する必要があります。

配送会社の専用システム上で購入者に荷物の受領が確認できたあと、出店者に代金が支払われる仕組みです。

BASEの後払い決済は、代金の回収リスクをBASE側ですべて負担してくれます。
出店者側は、未回収リスクを気にせずに荷物を先に発送できます。

PayPal

「PayPal(ペイパル)」とは、専用アカウントに登録した決済情報で代金の送金、受領ができるアメリカ発祥のオンライン決済サービスです。

BASEかんたん決済で利用できるPayPalは、クレジットカードなどと同じく、ユーザーから前払い決済の通知がきてから商品を発送する仕組みになっています。

PayPalは日本国内でのシェア率はさほど高くありませんが、海外でのシェア率は高いです。
特に本拠地のアメリカでは、ネットショッピングを利用するユーザーの大半がPayPalを利用しています。

現在のBASEでは、海外発行のクレジットカードが利用できません。
海外のユーザーから購入の申し込みがあった場合には、PayPalをおすすめするのも有力な選択肢の一つです。

ただし、PayPalはデジタルコンテンツや定期便など、商品や販売条件によって利用できないことがあります。
くわしくはBASEの公式サイトをご覧ください。

Amazon Pay

「Amazon Pay」とは、世界トップクラスのユーザー数を誇るECマーケットプレイスのAmazonが運営する決済サービスです。

Amazonの利用ユーザーは、ネットショップでの買い物に慣れていることから、購買決定率が高いことで知られています。
そのため、BASEの出店者側にとってカゴ落ち防止、売上アップなどが同時に期待できます。

一方、Amazon Payはユーザーにとってもメリットが多いです。
Amazonのアカウント内に氏名、住所、クレジットカード情報がすべて含まれていることから、初めてのネットショップでも新たに情報を入力する必要がありません。

一般的に、素性のわからないネットショップでクレジットカードの情報を入力することをためらうユーザーは少なくありません。
Amazon Payであれば、Amazonが不正利用の保証を行ってくれるため、安心して買い物ができます。

BASEの決済手数料一覧【支払い方法別】

BASEかんたん決済を利用したときには、出店者側もユーザー側も手数料が発生する場合があります。
各支払い方法で発生する決済手数料の一覧は、次になります。

決済方法 出店者側 ユーザー側
クレジットカード 3.6%+40円 無料
キャリア決済 300円
コンビニ払い・Pay-easy決済 300円
銀行振込 振込手数料
(各金融機関指定分)
後払い決済 300円
PayPal 無料
Amazon Pay 無料

出店者側の決済手数料

BASEの出店者が負担する決済手数料は、3.6%+40円と定められています。

ほかのEC媒体では、キャリア決済やAmazon Payの決済手数料は5~7%ほどとされています。
BASEの決済手数料は支払い方法に関わらず、すべて一律です。

ただし、BASEのスタンダードプランを利用している場合は、決済手数料のほかに、別途3%の「サービス利用料」も発生します。
1回の商品売買に対して、販売手数料が6.6%+40円(決済手数料+サービス利用料)がかかります。

さらに、決済手数料の40円は、1回の決済ごとに課金されるチャージです。
たとえば、売価3,000円の商品が1点売れた場合(A)と10点売れた場合(B)の決済手数料は、次のようになります。

A:3,000円×6.6%+40円=2,020円

B:(3,000円×10×6.6%)+(40円×10)=2,380円

BASEの決済手数料は、注文件数ごとに変動します。
正確な手数料の明細は、BASEの専用アプリ「売上データダウンロード App」をダウンロードして、その都度確認するようにしましょう。

購入者側の決済手数料

BASEでは、支払い方法によって購入者側にも手数料が発生します。

クレジットカード、PayPal、Amazon Payなど、クレジットカードや登録済みの銀行口座を利用する支払い方法であれば、購入者側の手数料は一切かかりません。

しかし、コンビニ払いや後払い決済、キャリア決済など、イーコンテクスト社経由の支払い方法には、おおむね1回300円の手数料が購入者負担となります。

銀行振込の場合は、各金融機関への振り込み手数料がかかります。
手数料を節約するなら、Pay-easyに対応している金融機関からの振り込みがベストです。

もし、ユーザーから購入者の手数料について問い合わせがあった場合は、上記の購入者側負担の手数料事情も踏まえ、支払い方法の案内を正確に行いましょう。

BASEの支払い方法を変更するには?

BASEでは、商品の注文後に支払い方法の変更操作を行うことができません。

ネットショップを運営していると、クレジットカードの限度額や、残高不足などの理由により、ユーザーから支払い方法変更の要望を受けることがあります。

しかし、BASEではいかなる場合であっても、ユーザーが最初の注文情報で選択した支払い方法から、ほかの支払い方法に変更することは不可能です。

ユーザーから注文後に支払い方法変更の申し出があった場合は、最初の注文を一旦キャンセルし、新たに注文操作を行ってもらいましょう。

後払い決済のエラーについて

BASEの後払い決済を選択したユーザーのなかで、エラーとなってしまった場合の変更処理の案内には注意が必要です。

後払い決済でエラーが出てしまい、ほかの支払い方法に変更したい場合も、最初の注文情報をキャンセルして、一から注文操作を行ってもらわなければなりません。

しかし、ユーザーのなかには後払い決済でエラーが出ている原因に心当たりがなく、店舗側にエラーになる原因を尋ねてくるケースもあります。

店舗側は、ユーザーが審査に通過しない詳細な理由を知ることはありません。
一つの可能性として、後払い決済は購入者情報と発送先情報が一致してなければ、利用することができません。

後払い決済で購入を予定していたユーザーは、後払いで支払いができないとわかると、購入自体を断念する確率が上がるので、店舗としても痛手です。

店舗側の販売機会損失を防ぐためにも、後払い決済のユーザーからエラー原因についての問い合わせがあった場合は、購入者や発送先情報が一致している可能性をそれとなく案内してみましょう。

BASEで利用できない決済方法

BASEでは、以下の決済方法は利用できません。

  • 代金引換
  • PayPay・楽天ペイ
  • 銀行振込(出店者名義の口座)

代金引換

BASEでは、ネットショップでポピュラーな支払い方法の一つである「代金引換」を利用することができません。

BASEの競合サービスであるSTORES(ストアーズ)では、代金引換の導入ができます。
残念ながら、BASEの現状のシステムでは対応不可能です。

どうしても代金引換にこだわりたい事業者の方は、BASEとSTORESを併用するのも選択肢の一つです。
ただし、BASEでは代金引換の代わりに「後払い」の利用を推奨しています。

後払いは、ユーザーが荷物の受領時に現金を用意しなくてよいなど、代金引換にないメリットもあります。
代金引換を利用できなくても、店舗側の案内の仕方次第によってマイナスをプラスに換えることも可能です。

代金引換を希望するユーザーへの販売機会損失を防ぐためにも、後払いが使えるお知らせや、後払いのメリットなどを店舗ページのAbout欄などに記載しておきましょう。

PayPay・楽天ペイ

BASEでは、PayPay(ペイペイ)や楽天ペイなどの利用もできません。

近年、PayPayは加盟店と利用ユーザーが増加しており、我々の日常生活にとっても身近な決済手段になりつつあります。

PayPayのポイントを利用するユーザー数も多いことから、ネットショップの運営者としては「あればベスト」な支払い方法である側面は否定できません。

楽天ペイも楽天市場のユーザーからの流入が見込めるため、使えるのが望ましいです。

ただし、PayPayや楽天ペイは飲食店など、実店舗での利用率は高いものの、ネットショップの利用率はさほど高くありません。
現段階では導入していなくても、さほど売上に大きく影響することはないともいえるでしょう。

銀行振込(出店者名義の口座)

BASEでは、出店者名義の銀行口座にユーザーから直接入金を受け取ることができません。

通常のネットショップでは、ユーザーが銀行振込を選択すると、出店者の銀行口座に振り込みを行うケースが大半を占めます。
BASEでは、出店者がユーザーから直接的に振り込みを受けることは禁止行為とされています。

仮にBASEの規約違反が発覚すると、退店処分を受けるリスクがあるため注意が必要です。

くれぐれもユーザーから店舗の銀行口座に直接代金を振り込みたいと要望があっても、BASEかんたん決済の「銀行振込」の支払い方法を案内しましょう。

Pay IDアプリで利用できない決済方法

BASEの「Pay IDアプリ」では、PayPalとAmazon Payの利用ができません。

Pay IDアプリとは、BASEで作成されたネットショップや商品を閲覧、商品購入ができるモバイル用のアプリです。

BASEかんたん決済に含まれていたPayPalとAmazon Payですが、Pay IDアプリからはこの2つの決済方法の利用ができません。
ブラウザ経由であれば、PayPalとAmazon Payの利用が可能です。

Pay IDアプリではPayPalとAmazon Payの利用ができないことを、店舗ページのAbout欄などに記載しておくとよいでしょう。

まとめ

今回はBASEの支払い方法について、くわしくお話させていただきました。

まとめますと、BASEの支払い方法は「BASEかんたん決済」で統一されています。
主に利用できる支払い方法は7種類あり、決済手数料は以下になります。

決済方法 出店者側 ユーザー側
クレジットカード 3.6%+40円 無料
キャリア決済 300円
コンビニ払い・Pay-easy決済 300円
銀行振込 振込手数料
(各金融機関指定分)
後払い決済 300円
PayPal 無料
Amazon Pay 無料

BASEの出店者側が負担する決済手数料は、支払い方法に関わらず、一律で3.6%+40円です。

上記の決済手数料に加え、売買成約金額に対し、3%のサービス利用料が課金されます。
トータルだと1回の注文に対し、6.6%+40円の販売手数料をBASE側に支払わなければなりません。

BASEでは、支払い方法によって商品を購入するユーザー側にも手数料が必要です。
以下4つの支払い方法を選択するユーザーは、1回300円、あるいは金融機関所定の手数料がかかります。

  • キャリア決済
  • コンビニ払い・Pay-easy決済
  • 後払い決済
  • 銀行振込

BASEでは、商品の注文後に支払い方法を変更することができません。

BASEで支払い方法を変更するには、当初の注文をキャンセルし、新たな支払い方法にて再度注文操作を行ってもらう必要があります。

一方、支払い方法の種類が充実しているBASEですが、ネットショップで人気の支払い方法のなかで、一部使えないものもあります。
BASEで利用できない決済方法は、以下の3つです。

  • 代金引換
  • PayPay・楽天ペイ
  • 銀行振込(出店者名義の口座)

BASEは代金引換など、一部の支払い方法は使えませんが、ネットショップで人気の支払い方法が7種類と充実しています。

7種類もあれば通常のネットショップを運営していくうえでは、ほぼ支障はありません。
出品者が一つひとつの支払い方法の特性を知り、個々のユーザーに最適な支払い方法をご案内できるようにしましょう。

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