WordPressで行うリンクの貼り方を解説【初心者でも簡単に設定できます】

『WordPress初心者だけど、リンクの貼り方が分からない…』
WordPressでリンクを設置する方法は、それほど難しくありません。
リンクには、別のWebページに移動させるものだけでなく、Webページ内の特定の場所に移動させるリンクもあります。
今回のコラム記事では、WordPressで行うリンクの貼り方、リンクを設置するときの注意点、リンクに便利なWordPressのプラグインを解説します。
注意!
本コラム記事では新エディタ「Gutenberg」を使って解説しています。
また、WordPressテーマ「Twenty Seventeen」を使用して、操作方法を解説しています。
WordPressで行うリンク(内部リンク・外部リンク)の貼り方
WordPressでリンクを貼る方法は難しくありません。
主にリンクには「内部リンク(自サイトのリンク)」と「外部リンク(他サイトのリンク)」の2種類がありますが、両方ともWordPressで行うリンクの貼り方は同じ方法です。
リンクを設置するには、WordPressにログインする必要があります。
WordPressの管理画面にログインできたら、リンクを貼りたい記事を選択して編集ページに移動しましょう。
記事編集ページに移動後、ブロックからリンクを挿入したいテキスト(文字列)を選択しましょう。
その後、ツールバーにあるアイコンの「リンク」を選択します。
選択したテキスト部分にURLの入力欄が表示されるので、ここにリンク(内部リンクor外部リンク)のURLを貼り付けます。
内部リンクの場合は、記事のタイトルの一部を入力すると候補として表示されます。
矢印マークの「送信」を選択すれば、リンクの設置は完了となります。
リンクの設置が完了したら、画面右上にある「プレビュー」でリンク設置の確認をしましょう。
指定したリンク先のURLに移動できれば、WordPressでのリンクの貼り付けは以上となります。
ページ内リンクの貼り方
ページ内リンクとは、同じWebページ内の違う箇所へのリンクのことです。
内部リンクの一種であるページ内リンクですが、通常の内部リンクとはやや異なります。
たとえば「後ほど○○の章で説明しています」と別の章へのショートカットを設置するときに利用します。
また、Web記事などでよく見かける「目次」もページ内リンクを付けていることが多いです。
ページ内リンクを貼る手順は以下となります。
まずは、リンクの飛び先を指定するためにidを設定していきます。
記事編集ページからリンク先のブロックを選択し、画面右側にある「高度な設定」の「HTMLアンカー」に半角英数字のidを入力します。
今回の例ではHTMLアンカー(id名)を「a1」としました。
英数字は自由に設定でき、たとえば「abc」「a_b」でも問題ありません。
注意点として、同じ記事内に複数のページ内リンクを設置する場合、すべて違う英数字に設定しましょう。
続いて、ページ内リンクを設置していきます。
ブロックからリンクを挿入したいテキスト(文字列)を選択し、ツールバーにある「リンク」を選択します。
入力欄が表示されるので、ここに「#」+「id名」を入力しましょう。
今回の例では「#a1」をリンクに指定します。
#で始まる英数字を入力したら、矢印マークの「送信」を選択します。
id名の指定とページ内リンクの設定をしたら「プレビュー」で動作確認をしましょう。
ページ内リンクをクリックして、指定したid名に移動(ジャンプ)したら成功です。
WordPressの特殊なリンクの貼り方
WordPressには特殊なリンクがあります。
画像リンクやTwitter、YouTubeなどのリンク、ボタン型リンクなどです。
いろいろなリンクの設置方法を知っておきましょう。
画像にリンクを貼る方法
WordPressでは画像にリンクを設置できます。
バナーにリンクを貼って他のWebページに誘導したり、画像の引用先のリンクを貼ったりするときに使います。
画像にリンクを貼る場合は、altタグも設定しましょう。
Googleは画像を正しく認識できないので、altタグにテキストを設定することで何の画像なのか示すことができます。
画像にリンクを貼る方法は以下の手順です。
記事編集ページで「ブロックを追加する」→「画像」を選択します。
リンクを貼り付けたい画像を新しく挿入する場合は「アップロード」を選択します。
すでにWordPressのメディアに画像をアップロードしている場合は「メディアライブラリ」を選択しましょう。
画像を挿入したら、画像をクリックして「リンクを挿入」を選択します。
入力欄が表示されるのでURLを入力して、矢印マークの「送信」を選択します。
また、画像を選択した状態で画面右にある「画像設定」の「Altテキスト(代替テキスト)」は、altタグに設定するテキストなので、記述しときましょう。
画像にリンクを設置したら「プレビュー」で動作確認をしましょう。
ブログカード型のリンクの貼り方
ブログカード型のリンクとは、サムネイル画像やページタイトル、本文の一部が表示される形式のリンクです。
アンカーテキストでリンクを設置するより目立ち、ユーザーにとってもわかりやすいのがブログカード型リンクです。
サムネイルや本文の一部が表示されているため、クリックするかどうかを事前に判断しやすいです。
ブログカード型リンクは内部リンク、外部リンクともに使えます。
外部リンクの場合は表示が崩れることがありますので「プレビュー」で必ず確認しましょう。
ブログカード型リンクの設置方法は以下の手順です。
記事編集ページで「ブロックを追加する」→「段落」を選択し、リンク(URL)を直接貼り付けましょう。
リンクの貼り付けが終わったら「プレビュー」を選択して、ブログカード型のリンクが正しく表示しているか確認しましょう。
お使いのWordPressテーマによって、操作方法やブログカードのデザインが異なる場合もあります。
TwitterやYouTubeのリンクの貼り方
WordPressでは、TwitterやYouTubeなどSNSのリンクを埋め込むことができます。
SNSのリンクは、WordPressの埋め込み用ブロックを使用すると簡単です。
今回は、WordPressにYoutubeを埋め込む方法をご紹介します。
記事編集ページで「ブロックを追加する」→「YouTube」を選択します。
入力欄に埋め込みたいYoutube動画のリンク(URL)を入力して「埋め込み」ボタンを選択します。
リンクを埋め込んだら「プレビュー」で記事にYoutube動画が埋め込まれているか確認しましょう。
ボタンにリンクを貼る方法
WordPressでは、ボタン型のリンクを設置することもできます。
記事編集ページで「ブロックを追加する」→「ボタン」を選択します。
ボタンをクリックして、メニューバーから「リンク」を選択します。
入力欄からリンク(URL)を入力して矢印マークの「送信」を選択します。
ボタン内のテキストは自由に変更ができ、その他にもボタンの位置やスタイル、幅、色の変更も可能です。
WordPressのリンクを編集・解除する
WordPressでは、一度設定したリンクを編集したり解除したりできます。
くわえて、もとのWebページを表示させたままリンクを開く「新しいタブで開く」の設定も簡単に行えます。
それぞれの方法について解説します。
リンク先URLを他のものに変更
一度設定したリンクを他のURLに変更する方法は、以下の通りです。
- 変更したいリンク部分を選択し「編集」をクリック
- 入力欄から変更したいURLを入力
- 矢印マークの「送信」を選択
画像リンクやボタン型リンクでも同じように編集できます。
TwitterやYouTubeなどの埋め込み型リンクは、ブロックごと削除して再度設定しましょう。
リンクを解除
設定したリンクは解除することができます。
リンクを設定した部分を選択しアイコンの「リンク削除」を選択すれば、リンクは解除されます。
画像リンクやボタン型リンクの場合も同じように解除できます。
TwitterやYouTubeなどの埋め込み型リンクの場合はブロックごと削除しましょう。
リンクを新しいタブで開く
WordPressのデフォルトの設定では、リンクは同じタブで開くようになっています。
表示していたWebページから変遷するので、戻るボタンを押さないと元のWebページが閲覧できません。
リンク先を新規タブで開くようにすれば、もとのWebページが表示されたままになります。
リンク先を新規タブで開く手順は以下です。
- リンクを挿入したいテキストを選択
- メニューバーにあるアイコンの「リンク」を選択
- 入力欄にURLを入力
- 「新しいタブで開く」を選択して青色にする
- 矢印マークの「送信」を選択する
リンクを貼るときの注意点
リンクの設置方法で注意しておきたいポイントを解説します。
- ユーザーに親切な場所にリンクを貼る
- テキストリンクにキーワードを含める
- 画像リンクにaltタグを入れる
- 新しいタブは状況に応じて使い分ける
ホームページをSEO(検索エンジン最適化)で集客させたい場合は、今回の注意点を参考になさってください。
ユーザーに親切な場所にリンクを貼る
リンクは、いたずらに設置すればよいものではありません。
ユーザーに親切なリンクの貼り方を心がけましょう。
たとえば、記事を閲覧しているユーザーが次に気になることを予測し、先回りしてリンクを設置するのがおすすめです。
『問い合わせをしたい』と思っているユーザーがいるのに、お問い合わせページの位置がわからず離脱するのはもったいないです。
ユーザーが求めるものを先回りして貼る内部リンクは、Googleなどの検索エンジンから高く評価されます。
テキストリンクにキーワードを含める
リンクを設置するアンカーテキストには、キーワードをしっかりと含めましょう。
「気になる人はこちら」といったアンカーテキストでリンクを設置するのはオススメできません。
記事の内容がわかるキーワードを含んだアンカーテキストにすることで、ユーザーやクローラーにリンク先のコンテンツ内容を伝えられます。
画像リンクにaltタグを入れる
先ほど触れましたが、altタグは画像の内容をテキストで伝えるHTMLタグです。
AIの発達によってロボットも画像を認識できますが、それでもまだまだ発展途上です。
設置されている画像が何なのかをaltタグで示してあげましょう。
altタグを入れるときは、アンカーテキストと同じくリンク先のキーワードを含め、どのような情報があるのかわかる文章にしましょう。
新しいタブは状況に応じて使い分ける
リンクを設置するときには状況に応じて「新しいタブ」を設定しましょう。
新しいタブはSEOに直接影響することはありません。
ただし、ホームページに訪問したユーザーの利便性に大きく関わるため、新しいタブは間接的にSEOに影響があると考えられます。
例えば、すべてのリンクを新しいタブに設定している場合、ユーザーがホームページを回遊していると、タブが多くなっていくので利便性が良いとはいえません。
ほかにも、2つのWebページを読み比べたい場合には、新しいタブで開いた方が便利でしょう。
ホームページのジャンルによってユーザーの属性が異なるので、どのリンクに新しいタブで開くのか、タブ内で遷移させるのか、明確な正解はありません。
大事なのは、ホームページに訪問してくるユーザーの動きを想定して、リンクに新しいタブを設定するのか考えましょう。
WordPressの便利なリンクプラグイン
WordPressの便利なリンクプラグインについて解説します。
リンク切れ検知「Broken Link Checker」
Broken Link Checkerは、内部リンクや外部リンク両方のリンク切れを自動検知し、ダッシュボードやメールで通知してくれるプラグインです。
リンク切れは、ユーザーの利便性を損なうとともに、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
リンクエラーが発生してもすぐに自動検知してくれるBroken Link Checkerは、WordPressでおすすめのプラグインの一つです。
カード型の外部リンク作成「Pz-LinkCard」
Pz-LinkCardは、ブログカード型リンクをショートコードで簡単に挿入できるプラグインです。
ブログカード型リンクとは、サムネイルや記事タイトル、本文がプレビュー表示できるリンクのことです。
最新のWordPressバージョンとブロックエディタなら、ブログカード型リンクはプラグインに頼らず挿入できます。
最新のWordPressやブロックエディタが使用できない環境では、Pz-LinkCardを利用しましょう。
短縮URLが作れる「Pretty Links」
Pretty Linksは、自ドメインで短縮URLが作れるプラグインです。
URLを作成するだけでなく、URLのクリック数やクリック日時、リファラーの計測も行えます。
短縮URLは自分で設定できるため、わかりやすいURLにできます。
アフィリエイト広告のURLが長すぎる場合は、Pretty Linksを利用してもよいでしょう。
自動で新しいタブで開く「External Links」
WordPressのリンクはデフォルトでは、同じタブ内で開く設定になっています。
別のタブで開くようにするには手順が必要で少し手間です。
この手間を省いてくれるプラグインがExternal Linksです。
External Linksは、外部リンクを自動的に新しいタブで開くようにできます。
外部リンクをたくさん使う人にとって、入れておきたいプラグインです。
まとめ
WordPressで行うリンクの貼り方を解説してきました。
数ステップで内部リンクや外部リンク、ページ内リンクを貼ることができます。
また、WordPressでは様々な種類のリンクを設置できます。
- 画像リンク
- ブログカード型リンク
- ボタンリンク
その他、埋め込み型ブロックを使えばTwitterやYouTubeなどSNSのリンクもかんたんに設置できます。
また、リンクを設置するときには次の点に注意しましょう。
- ユーザーに親切な場所にリンクを貼る
- テキストリンクにキーワードを含める
- 画像リンクにaltタグを入れる
- 新しいタブは状況に応じて使い分ける
リンクはホームページに訪問してくるユーザーの利便性に大きく関わり、SEOにも大きな影響があります。
今回のコラム記事を参考にして、WordPressでリンクを使いこなしましょう。
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