SEOに効果的なカテゴリ分けの方法とは?

Webサイトのカテゴリ分けはSEOの効果が期待されるだけでなく、ユーザーにとっても使いやすいWebサイトになります。
SEOの経験が少ない方であれば、以下のような疑問が生じると思います。
『Webサイトのカテゴリ分けはSEOに影響を与えるの?』
『SEOに配慮したカテゴリ分けの方法は?』
今回のコラム記事では、SEOの経験がまだ少ない担当者様に向けて、SEOに配慮したカテゴリ分けのポイントをくわしく解説します。
カテゴリ分けがSEOに与える影響
Googleの検索順位に影響を与える要素は数多くありますが、Webサイトのカテゴリ分けもSEOを行う上で無視できない要素の1つです。
カテゴリ分けが適切に行われていない場合は、現在公開しているコンテンツがWebサイト全体のテーマに合致しているのか、ほかに関連するカテゴリのコンテンツはあるのか、などの判断をする必要があります。
検索エンジンのクローラーにとっても、実際にWebサイトを閲覧するユーザーにとっても、適切にカテゴリ分けされたWebサイトのほうが、コンテンツ同士の関連性やWebサイトから見たコンテンツの立ち位置がわかりやすいのはあきらかです。
適切なカテゴリ分けを行うことにより、検索エンジンのクローラーにとってもユーザーにとっても理解しやすいWebサイトとなるため、よい評価を得やすくなるでしょう。
SEOに配慮したカテゴリ分けの方法
適切なカテゴリ分けを行う、つまり、SEOに配慮したカテゴリ分けを行うために重要な点は、論理的な階層構造を意識することです。
Webマーケティングに関するWebサイトを運営しているのであれば、トップページを意識してカテゴリを設定するとよいでしょう。
カテゴリに関してはSEO、SNSマーケティング、Web広告、アクセス解析、メールマーケティングといった分類が考えられます。
そして、SNSの親カテゴリ内にTwitter、Instagram、Facebookといった各種SNSプラットフォームに関する子カテゴリを設定し、カテゴリが階層構造になるようにしましょう。
また、カテゴリ分けを考える上で、SEOのカテゴリにSNSマーケティングに関する記事を掲載するなど、ことなるカテゴリの記事を設定しないことも重要です。
さらに、カテゴリを作成する際は「Twitter・Instagram」のように2つの内容を含むカテゴリはさけて「SNSマーケティング」など1つに絞ってカテゴリ分けを行いましょう。
ここまで紹介した点以外でも、以下のポイントに注意してカテゴリ分けを行うことにより、SEO効果がさらに期待できます。
- カテゴリの階層を増やす
- カテゴリ名に検索キーワードを含める
- パンくずリストを設置する
- 内部リンクを設置する
カテゴリの階層を増やす
Webサイトを立ち上げるにあたり、基本的には統一したテーマを決め、テーマに関連するカテゴリを検討した上で記事作成を行うことをおすすめします。
たとえば、SEOに関するWebサイトを運営しているとします。
SEOで使用するツールに関する記事が複数存在している場合は、該当する記事をまとめて「SEOツール」というカテゴリを作成します。
SEOツールに関する記事が増えてきたら、内部対策ツール、外部対策ツール、コンテンツSEOツール、順位チェックツールなど、SEOツールを細かく分類するカテゴリを追加します。
新たにカテゴリを追加する際は新規コンテンツの追加だけでなく、既存コンテンツの改善やWebページの統廃合を行うことで、より質の高いコンテンツが集約されたカテゴリに改善します。
質の高いコンテンツが集約されたカテゴリは、検索上位を狙うSEOでは重要なポイントの1つです。
なお、Webページの統廃合を行う際に注意すべき点として、重複コンテンツの存在があげられます。
Webサイト内に重複コンテンツが存在していると、被リンク評価が分散するだけでなく、検索結果に反映されない、またはペナルティの対象になる可能性もあります。
カテゴリ名に検索キーワードを含める
カテゴリ分けのSEO効果を高めるためには、カテゴリ名に検索キーワードを含めることがポイントです。
Googleキーワードプランナーなどを活用し、実際に検索されているキーワードであることを確認したあとでカテゴリ名を設定しましょう。
子カテゴリを設定する際も検索キーワードを含め、トップページで狙うキーワード、カテゴリページで狙うキーワード、子カテゴリページで狙うキーワードを階層化して設定します。
カテゴリ分けでSEO効果を高めるためには、各階層で狙うキーワードの関連性が高いWebサイトを構築することが重要なポイントです。
パンくずリストを設置する
カテゴリ分けができたら、Webサイトにパンくずリストの設置をしましょう。
パンくずリストとは、Webサイトに訪れたユーザーが現在サイト内のどこにいるのかを視覚的に教えてくれるリンク付きのリストです。
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トップページ> 親カテゴリ > 子カテゴリ > 記事名
パンくずリストは、Webページの上部または下部に設置されます。
大きなテーマを扱うWebサイトであればあるほど、カテゴリ構造は深くなります。
パンくずリストを表示することで、現在表示されているWebページがサイト上のどの位置にいるのか把握ができます。
パンくずリストはユーザーが視覚的にカテゴリ構造を把握できるメリットにくわえて、内部リンクによるSEO効果も期待できます。
適切にカテゴリ分けされたパンくずリストから内部リンクを張ることで、検索エンジンのクローラーがWebサイト内を巡回しやすくなるため、SEO効果が期待できます。
内部リンクを設置する
カテゴリ分けができたら、Webサイトの内部リンクを最適化させましょう。
カテゴリページとカテゴリに属するページの間に内部リンクを結ぶことで、検索エンジンのクローラーにそれぞれのページに誘導ができます。
また、ヘッダーやフッターなど、ナビゲーションからの内部リンクも重要なポイントです。
カテゴリページなど、内部リンクが数多く集まるWebページをヘッダーやフッターに設置することで、検索エンジンのクローラーの回遊性が高まるため、SEO効果が期待できます。
さらに、記事から内部リンクを張る際のアンカーテキストにも注意することで、SEO効果をさらに高めることが可能です。
「SEOツール」というキーワードで上位表示を狙うのであれば「こちら」のようなアンカーテキストではなく「SEOツール」を含んだアンカーテキストを使用しましょう。
関連記事
関連記事 内部リンクやアンカーテキストに関しては、以下の記事でくわしく解説をしています。
・内部リンクとは?SEO効果を高める方法【最重要ポイントまとめ】
・アンカーテキストとは?SEOに効果的な書き方と注意点を解説
まとめ
今回はカテゴリ分けが与えるSEOへの影響だけでなく、SEOに考慮したカテゴリ分けの方法に関しても解説をしました。
カテゴリ分けに関して、重要なポイントは以下のとおりです。
- カテゴリ分けはSEOに対して影響を及ぼす
- SEOに考慮したカテゴリ分けを行い、SEOの効果を最大限発揮できるように環境を整えることが重要
- カテゴリ分けを行う際は、論理的な階層構造になるようにする
適切にカテゴリ分けを行うことにより、SEOの効果が期待できるだけでなく、ユーザーにとっても使いやすいWebサイトへ改善することにもつながります。
今回のコラム記事を参考にして、カテゴリ分けに取り組んでみてください。
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