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Googleフォームの分岐設定を5STEPで解説【条件分岐が向いているケースも紹介】

  
Googleフォームの分岐設定を5STEPで解説【条件分岐が向いているケースも紹介】

Googleフォームでは、条件分岐を使用すると、ユーザーの回答に基づいて特定の質問に誘導できます。

条件分岐は、回答側の負担が減り、開発側も有益な情報を入手できるメリットがあります。

しかし、Googleフォームの条件分岐を活用する上で、

『どんな質問を用意すればいいか知りたい』
『条件分岐の設定方法が分からない』
『条件分岐が向いているケースが知りたい』

上記のような課題が生じるかと思います。

本コラム記事では、Googleフォームで行う条件分岐の「事前準備」「設定方法」「向いているケース」を紹介しています。

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Googleフォームの使い方については、以下のコラム記事で解説中です。

Googleフォームの使い方完全ガイド【マーケティングツールとしての使い方も紹介】

Googleフォームで条件分岐を設定するときの事前準備

Googleフォームの条件分岐を設定するには、事前準備が必要です。

準備せずに条件分岐を実施しても、失敗するリスクが高くなるので、下記内容を理解した上で設定しましょう。

条件分岐の目的を理解する

まずは、条件分岐の目的を理解する必要があります。

主に条件分岐を利用する目的は、下記4つに分けられます。

▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください

条件分岐の目的詳細
1.回答時間の短縮回答者に関連する質問だけが表示されるので、
回答にかかる時間を大幅に短縮できる
2.一貫した調査条件分岐を使用すると、調査に構造が追加されるので、
一貫した調査ができる
3.離脱率の低下回答する必要がない質問をスキップできるため、
回答者が途中で離脱しなくなる
4.正確なデータ収集関連する調査回答により、データの精度が向上し、
信頼できるデータが収集できる

この4つの目的から自社に合ったものを1つ選定しましょう。

事前に条件分岐を利用する目的が決まっていると、スムーズに質問内容を決めることができます。

フォームのフローチャートを考える

目的が決定したら、フォームのフローチャートを考えます。

条件分岐のフォームをはじめて作成する場合は、5問程度の小さな条件分岐をおすすめします。

例えば、ソフトドリンクメーカーの市場調査と仮定して、フローチャートを考えてみましょう。

▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください

セクション選択肢
①普段ソフトドリンクを飲みますか?はい/いいえ
②よく飲むソフトドリンクは何ですか?炭酸/ジュース/コーヒー
③よく購入するメーカーを教えてくださいA社/B社/C社
④そのソフトドリンクに満足していますか?満足/普通/満足していない
⑤どんなソフトドリンクが発売したら嬉しいですか?テキスト入力

まず、セクションを5つほど作成します。

セクションと選択肢のフローチャート図

質問を作成したら、流れをチャートにまとめます。

この時、次の質問が回答者にとって関連性があるものにしてください。

例えば「①普段ソフトドリンクを飲みますか?」の質問に「いいえ」で答えた方に「②良く飲むソフトドリンクは何ですか?」を次の質問にしてはいけません。

しかし「①普段ソフトドリンクを飲みますか?」→「⑤どんなソフトドリンクが発売したら嬉しいですか?」の流れであれば、回答者にとって関連性がある質問になります。

条件分岐は「ラジオボタン」と「プルダウン」のみ有効

Googleフォームの条件分岐は「ラジオボタン」と「プルダウン」のみ有効だと覚えておきましょう。

基本的に「選択項目」のみで条件分岐を設計していきます。

テキスト入力項目を作成したい場合は、条件分岐の流れと関係のない箇所に設置しましょう。

Googleフォームで条件分岐を設定する5STEP

Googleフォームから条件分岐の設定方法を5STEPで紹介します。

Googleフォームで条件分岐を設定するフローチャート図

今回は、上記図のようなシンプルな条件分岐を作成していきます。

セクション詳細は、下記の通りです。

▼スマホの場合は横にスクロールしてご覧ください

セクション選択肢
①アウトドア派?インドア派?アウトドア派/インドア派
②普段どこに出かけますか?ショッピングセンター/公園/特にきめていない
③自宅で何をしていますか?ゲーム/勉強/何もしていない

【STEP①】Googleフォームでセクションを作成

Googleフォームを立ち上げる

出典:Googleフォーム

はじめにGoogleフォームを立ち上げて、セクションを作成していきます。

「アウトドア派?インドア派?」「普段どこに出かけますか?」「自宅で何をしていますか?」3つのセクションを先に作成します。

「セクションを追加」を選択

出典:Googleフォーム

ここでは、必ず「質問を追加」ではなく「セクションを追加」を選択してください。
「質問追加」では、条件分岐ができないためです。

【STEP②】セクションに質問を追加

作成したセクションに質問を追加

出典:Googleフォーム

続いて、作成したセクションに質問を追加しましょう。

【STEP③】セクションの設定変更

「メニュー(︙)」を選択

出典:Googleフォーム

次に、セクションの設定変更をします。

セクションの右下にある「メニュー(︙)」を選択しましょう。

「回答に応じてセクションに移動」を選択

出典:Googleフォーム

「回答に応じてセクションに移動」を選択します。

【STEP④】セクション移動先を選択

質問ごとに、次の移動先セクションを指定

出典:Googleフォーム

質問ごとに、次の移動先セクションを指定します。

今回であれば、下記のような移動先に変更してください。

  • アウトドア派(セクション1)→普段どこに出かけますか?(セクション2)
  • インドア派(セクション1)→自宅でなにをしていますか?(セクション3)

さらに条件分岐を設定する場合は、この工程を繰り返します。

【STEP⑤】プレビューで確認

プレビューでフォームの動作確認

出典:Googleフォーム

最後に、プレビューでフォームの動作確認をします。

プレビュー画面に移動するには、画面右上にある目のアイコンを選択します。

手順通り実施していれば、セクションが1つだけ表示されるはずです。

Googleフォーム

出典:Googleフォーム

設定した通りにセクション移動すれば完了です。

今回紹介した手順は、Googleフォームで行う条件分岐の基本です。

さらに、こだわった条件分岐を作成するのであれば、下記要素の追加がおすすめです。

  • 回答に飽きないように、質問に画像を追加する
  • 質問やフィードバックの一部として動画を埋め込む
  • テキストの選択肢だけではなく、画像の選択など、他種類の回答方法を提供する
  • フォームをクイズ形式に変換して、全体的なスコアを計算する

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Googleフォームで作成したフォームをカスタマイズしたい方は、以下のコラム記事が参考になるはずです。

Googleフォームのカスタマイズ18選【アドオンやHTMLのカスタマイズも紹介】

Googleフォームの条件分岐が向いているケース

最後に、Googleフォームの条件分岐が向いているケースを紹介します。

下記ケースに当てはまる場合は、Googleフォームの条件分析を検討してみましょう。

  • 新商品発売に向けてのアンケート
  • 満足度調査
  • イベントに向けての社内アンケート調査

新商品発売に向けてのアンケート

新商品発売に向けてのアンケートにGoogleフォームの条件分岐は向いています。

企業が新商品を販売する場合、販路戦略について考えなくてはいけません。

Googleフォームの条件分岐を活用すると、どんなユーザー層に需要があるかをアンケート結果によって予測できます。

この結果を元に販路戦略を企画すれば、適切なターゲットに新商品を販売できます。

満足度調査

企業の満足度調査にもGoogleフォームの条件分岐は向いています。

Googleフォームの条件分岐を活用すると、ユーザーの本音を聞き出せるためです。

例えば「自社の対応について不満はあるか?」といったセクションで「不満がある」「不満がない」の選択肢を設けます。

「不満がある」と回答したユーザーに対して詳細を聞けば、貴重な意見として改善に活かせます。

「不満がない」と回答したユーザーに対しては、理由を聞けば、その声が企業の強みとなり、さまざまな施策に反映させることもできるでしょう。

イベントに向けての社内アンケート調査

イベントを企画するための社内アンケート調査でもGoogleフォームの条件分岐は向いています。

条件分岐を活用すれば、イベント準備をスムーズに進められます。

例えば、イベントに参加する全員に参加時の役割を質問します。

役割ごとに「必要な機材」「消耗品の数」を確認して集計すれば、イベントに必要なものを簡単に把握できます。

まとめ

Googleフォームの分岐設定を5STEPで解説しました。

今回のポイントは下記の通りです。

フォームの条件分岐には、下記4つの目的があります。

  • 回答時間の短縮
  • 一貫した調査
  • 離脱率の低下
  • 正確なデータ収集

目的を理解した上で、条件分岐のフローチャートを設計しましょう。

Googleフォームで条件分岐を設定する5STEPは、下記の通りです。

  • 【STEP①】Googleフォームでセクションを作成
  • 【STEP②】セクションに質問を追加
  • 【STEP③】セクションの設定変更
  • 【STEP④】セクション移動先を選択
  • 【STEP⑤】プレビューで確認

Googleフォームの条件分岐が向いているケースは下記3つです。

  • 新商品の発売に向けてのアンケート
  • 満足度調査
  • イベントに向けての社内アンケート調査

Googleフォームで行う条件分岐は簡単に実装できますが、いきなりフォームを作成するのではなく、フローチャートを考えてから作成しましょう。

また、はじめてGoogleフォームで条件分岐を作成するときは、セクション数5つ以下の簡単なフォーム作成をおすすめします。

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