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会社紹介の書き方を4STEPで紹介【例文付き】

  
会社紹介の書き方

自社のホームページに掲載する会社紹介は、企業の魅力を伝えるのに重要なコンテンツです。

そのため、ただ情報を羅列した会社紹介文では「コーポレートサイト」や「採用サイト」としての役割を果たすことができません。

そんな、会社紹介の書き方を考えるうえで、

『会社紹介の役割が知りたい』
『会社紹介に必要な要素がわからない』
『会社紹介の書き方が知りたい』

上記のような課題が生じるかと思います。

今回のコラム記事では、企業の担当者様へ向けて「会社紹介の役割」「会社紹介の書き方」「作成するポイント」などを紹介しています。

会社紹介の役割

会社紹介の役割は、コーポレートサイトや採用サイトによって異なります。
それぞれの役割を見ていきましょう。

【コーポレートサイト】理念やビジョンを伝え共感者を増やす

コーポレートサイトの会社紹介には、理念やビジョンを伝え、共感者を増やす役割があります。

会社紹介では「商品・サービスのコンセプト」や「企業理念」を伝えるコンテンツが必要です。

たとえば、ユーザーが自社の商品・サービスをリピートするか判断する場合は、商品・サービスのコンセプトや企業理念などの根本的な部分が重要になってきます。

会社紹介にてユーザーから共感を得る内容が記載できれば、結果的に企業の利益につながりやすくなります。

【採用サイト】企業の魅力を伝え求める人材を確保する

採用サイトで企業の魅力を伝え、求める人材を確保するためにも会社紹介は必要といえます。

近年では給料などの福利厚生ではなく、企業が掲げる経営理念やビジョンに共感できる「共感採用」が主流になっています。

採用サイトの会社紹介で企業が成し遂げたいことを発信し、同じ思いをもった人材を集めることができれば、入社後のミスマッチ防止にもつながるでしょう。

会社紹介に必要な要素|例文つき

会社紹介に必要な要素を紹介します。
各要素の概要とともに例文を掲載しているので、コンテンツ作成に役立ててみましょう。

  • 会社概要
  • 企業理念
  • 沿革
  • 代表挨拶
  • 社員紹介
  • 入社案内

会社概要

会社概要では、登記している住所や連絡先などの基本情報を掲載します。
例文は下記のとおりです。

会社概要の例文

社名 株式会社○○
所在地 〒○○○-○○○○ 東京都○○○-○
設立年月日 ○○○○年○月○日
資本金 ○,○○○万円
代表者名 ○○○○
従業員数 〇〇人
事業内容 ・〇〇
・〇〇
取引銀行 ○○銀行

関連記事

会社概要に必要なコンテンツの詳細は、以下のコラム記事をご覧ください。

会社概要ページの書き方を法人・個人事業主別に徹底解説

企業理念

企業理念では、会社の根本的な考え方を記載します。
「なぜ企業が存在しているのか」「何を目的として経営しているのか」を明確にすることで、競合他社との差別化を図ります。

企業理念の例文は、下記のとおりです。

企業理念の例文

お客様にとってベストな企業

お客様にとって最良のパートナーを目指し「ベストプロダクト」「ベストサービス」を提供します。
満足度向上のため絶えず創造し、ベストを尽くす企業であり続けます。

沿革

沿革では、会社のこれまでの道のりや歴史を記載します。
支店の開設や本社移転、新しい事業のスタートなどを時系列で記載するのが一般的です。

沿革の例文は、下記のとおりです。

沿革の例文

  • ○○○○年○○月:株式会社○○を設立
  • ○○○○年○○月:○○支店を開設
  • ○○○○年○○月:本社を○○に移転
  • ○○○○年○○月:○○新規事業スタート

代表挨拶

代表挨拶では、経営理念や経営者の思いを含んだ挨拶を記載します。
記載内容は、誰が見ても理解できて共感できる表現にすることが大切です。

代表挨拶の例文は、下記のとおりです。

代表挨拶の例文

代表挨拶の例文 当社は創業して以来○○年お客様とともに成長してまいりました。

「〇〇」という経営理念の下、私たちが提供させていただいているサービスが、より皆様の身近な存在になるべく、常にサービスの改善に取り組んで参りました。

私たちのサービスが、お客様の快適な未来へつながっていくよう、これからも日々あらゆる事業に邁進していく所存です。

今後ともより一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

株式会社○○○○
代表取締役 ○○○○

社員紹介

社員紹介では、社員の自己紹介や志望動機などを掲載します。

特に採用サイトを運営する場合、社員紹介のコンテンツを作成すると「企業が求める人物像が伝わりやすい」「求職者が求める情報を提供できる」といったメリットがあります。

社員紹介のコンテンツでは、下記の内容を社員に対してインタビューするのが一般的です。

  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 会社の雰囲気
  • 仕事のやりがい
  • 失敗談
  • 今後のキャリアプラン

入社案内

入社案内では、入社に関する情報を掲載します。

求人広告を出している企業は、概要だけ記載して求人広告へリンクさせる方法でも問題はありません。

求人広告を出していない場合は、下記の例文のように詳細を記入しましょう。

入社案内の例文

弊社では、○○年度新卒採用の募集を開始しました。

■募集概要
募集職種 ○○○○○○
勤務地  ○○○○○○

■会社訪問
随時受け付けています。

■書類応募
履歴書、成績証明書、卒業見込証明書

■応募方法
エントリーフォームに必要事項を入力
メール
郵送

■筆記試験・面接
詳細は応募いただいた方にお伝えします。

■応募フロー
①エントリー
②会社説明会
③1次面接
④2次面接
⑤最終面接

会社紹介の書き方4STEP

続いて、会社紹介の書き方を4STEPで紹介します。
下記の手順に沿って会社紹介を作成してみましょう。

  1. 情報収集
  2. 掲載するコンテンツの整理
  3. アウトライン作成
  4. 文章を執筆

【STEP1】情報収集

始めに、自社の情報収集を実施します。

会社紹介では自社の強みを掲載する必要があるため、下記の方法で強みを明確にしましょう。

  • 自社の強みを洗い出す
  • 内部・外部から意見を聞く
  • 競合サイトを調査する

自社の強みを洗い出す

まずは全体をふかんして、自社の強みを洗い出しましょう。

「社員」「商品・サービス」「事業内容」などの観点から、要点を洗い出していく方法がおすすめです。
具体例は下記のとおりです。

項目 詳細
社員 自社にはどんな人材がいるか(コミュニケーション能力のある人、リーダーシップのある人など)
商品・サービス どんなユニークな商品・サービスを扱っているか?競合との違いはあるか?
事業内容 技術、業務フロー、ノウハウなど

上記の観点から、強みとなるものを複数ピックアップしてみましょう。

内部・外部から意見を聞く

内部や外部から意見を聞いて自社の強みを探すのも有効な方法です。

たとえば、お客様にアンケートを実施して「なぜ自社商品を選んだのか」と聞いておけば、客観的に自社の強みを知るきっかけになります。

また、社内に対してもアンケートを実施すると、違う強みの発見につながるかもしれません。

競合サイトを調査する

強みがある程度、明確になったら競合サイトとの比較を実施しましょう。

たとえば「顧客満足度NO.1」を自社の強みとして掲げたとします。
しかし、競合サイトを調査したときに同業種の企業が「オリコン顧客満足度アワード」を数年間連続で受賞をしていたのが判明しました。

自社と競合他社の強みを比較したときに自社のほうが弱い場合は、別の強みを検討すべきです。

関連記事

競合サイトの分析方法は、以下のコラム記事で解説しています。

競合サイトの分析ツール15選【無料で競合サイトを見つける方法も紹介】

【STEP2】掲載するコンテンツの整理

情報収集をして自社の強みが決まったら、会社紹介の各コンテンツを整理していきます。

ホームページの目的、ターゲットなどに合わせて内容を整理しましょう。

たとえば、コーポレートサイトの場合は「企業理念」のコンテンツを充実させます。
採用サイトであれば「社員紹介」「入社案内」などのコンテンツボリュームを増やします。

ターゲットがどんな情報を求めているかで、掲載するコンテンツを決めましょう。

【STEP3】アウトライン作成

次に、アウトラインの作成をします。

会社紹介の文章をすぐに執筆するのではなく、まずは要素ごとに掲載したい内容を箇条書きでまとめておきましょう。

概要(アウトライン)ができたら「どんな会社なのか」「なぜこの事業を始めたのか」「どんな人が働いているか」などがわかるか、社内で確認をしてください。
概要を読んでもわからない場合は修正を行い、アウトラインを完成させましょう。

【STEP4】文章を執筆

アウトラインの完成後、方向性に問題がなければ文章を執筆していきます。

会社紹介を閲覧するのは「顧客」や「求職者」がメインです。
そのため、専門用語はなるべく使用せず、誰が見ても理解できるシンプルな文章にしましょう。

執筆方法の詳細は、後述する会社紹介の作成ポイントを参考にしてください。

会社紹介を作成するポイント

最後に、会社紹介の作成ポイントを紹介します。
下記内容を参考にして、会社紹介を執筆してみましょう。

  • 三行作文を活用する
  • 代表挨拶では信頼感をアピールする
  • 自社が求める人材に近い社員を社員紹介に掲載する
  • 詳細な情報は別ページを設ける
  • 外部への発注も検討する

三行作文を活用する

会社紹介を作成するときは、三行作文という方法を活用しましょう。

三行作文とは、3行で必要な情報を伝えられる文章術です。

会社案内のようにシンプルでわかりやすい文章が求められる場合、三行作文は適した手法といえます。

三行作文の書き方は、下記のとおりです。

  • 1行目:AはBである
  • 2行目:なぜなら、Cだからです
  • 3行目:ということは、Dである

上記を踏まえると、下記のような文章が作成できます。

三行作文を使った例文

1行目:株式会社〇〇(A)は、乾燥肌の悩みを解決できるスキンケア商品を扱う化粧品会社(B)です。

2行目:創業者△△の家族が乾燥肌で悩んでいるのを助けたい思いで会社を設立し、開発技術者として試行錯誤を繰り返していました(C)。

3行目:私どもの化粧品は、△△の家族のように乾燥肌で悩む方にもお使いいただけると自負しております(D)。

三行作文で文章の骨組みができれば、あとは肉付けしていくことでわかりやすい文章ができます。

三行作文を用いて、会社案内の文章を作成しましょう。

代表挨拶では信頼感をアピールする

代表挨拶では、信頼感をアピールするようにしましょう。

「会社設立の経緯」や「これまでの苦労」などを伝えながら、代表者の人となりが伝わる文章を執筆するのがポイントです。

また、代表者の顔写真や経歴なども一緒に掲載しておくと、信頼感のアップにつながります。

自社が求める人材に近い社員を社員紹介に掲載する

社員紹介のコンテンツを作成するときには、自社が求める人材に近い社員を選定するようにします。

たとえば、勤続年数や年齢に関係なく、仕事の成果や成績で評価する制度を設けている場合は、若手の管理職を紹介するとよいでしょう。

詳細な情報は別ページを設ける

社員紹介のコンテンツでは、詳細な情報は別ページを設けるのもポイントです。

情報量が多くなりすぎると、訪問したユーザーが情報を見つけにくくなるためです。

会社概要

ちなみに、当サイト(ビズサイ)の運営会社であるアクセスジャパンのコーポレートサイトでは、企業情報のWebページから各ページにアクセスできるように設計をしています。

会社紹介のコンテンツでは見やすさを最優先として、追加で伝えたい情報があれば別途Webページを作成しましょう。

外部への発注も検討する

会社紹介の作成がうまくいかないときには、外部への発注を検討しましょう。

プロのライターに原稿制作の依頼をすると、自社が伝えたい内容をうまく会社紹介に反映してくれます。

また『自社の強みがなかなか見つからない』とお悩みの企業は、第三者の客観的な視点により、新しい強みが見つかる可能性もあります。

ホームページの作成を制作会社に依頼する場合は、原稿の作成をしてもらえるか制作会社に確認をしましょう。

そのほか、原稿作成の代行サービスを行う会社や、クラウドソーシングサービスなどから外部の発注を検討しましょう。

関連記事

ホームページ制作会社を探している方は、以下のコラム記事をご覧ください。

おすすめのWeb制作会社40選【選び方・注意点・準備すべきこと】

まとめ

会社紹介の書き方を4STEPで紹介しました。

まとめますと、会社紹介に必要な要素は下記のとおりです。

  • 会社概要
  • 企業理念
  • 沿革
  • 代表挨拶
  • 社員紹介
  • 入社案内

会社紹介の書き方は、下記のとおりです。

  • 【STEP1】情報収集
  • 【STEP2】掲載するコンテンツの整理
  • 【STEP3】アウトライン作成
  • 【STEP4】文章を執筆

今回のコラム記事を参考にして、会社紹介用の原稿を執筆しましょう。

また、当サイト「ビズサイ」ではホームページ制作サービス(サブスクリプション)を提供しています。

低コストながらテンプレートを一切使わず、オリジナルデザインのホームページを制作しています。

自社のホームページ作成で悩みがある方は、お気軽にご相談くださいませ(詳しいプラン内容を見る)。

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