個人がホームページ作成をする場合の費用はいくら?【業種別に相場を解説】
個人でホームページを作成する方法は、いくつかありますが、どの方法も費用がかかります。
これからホームページを作成していく中で、
『個人がホームページ作成するにはどんな方法がある?』
『業種別のホームページ作成費用が知りたい』
『ホームページ作成を成功させるポイントが知りたい』
上記のようなお悩みが生じるかと思います。
今回は、これからホームページを作成する個人事業主様へ向けて「ホームページ作成する3つの方法」「業種別のホームページ作成費用」「ホームページ作成を成功させるポイント」を紹介します。
個人がホームページ作成する3つの方法と費用
個人がホームページ作成する方法は3種類あります。
- ホームページ作成ソフト
- CMS
- ホームページ制作会社に依頼
それぞれにメリットやデメリットがあり、費用も異なるので順に解説します。
ホームページ作成ソフト
個人がホームページ作成する方法1つ目は、ホームページ作成ソフトです。
ホームページ作成ソフトは「ドラッグ&ドロップ」で簡単にホームページが作成できるソフトです。
ホームページ作成に本来必要であるHTMLやCSSなどのマークアップ言語知識も必要ありません。
ホームページ作成ソフトには、大きく分けると2種類あり「インストール型」「クラウド作成サービス」です。
インストール型の有名なホームページ作成ソフトには「ホームページビルダー」「BiNDup」があり、クラウド作成サービスでは「Jimdo」「Wix」などがあります。
メリット
ホームページ作成ソフトのメリットは、誰でも簡単にホームページを作成でき、個人でもホームページ更新が可能な点です。
ホームページ作成ソフトには、デザインテンプレートが用意されており、好みのテンプレートを選択して、テキストの編集や画像を挿入するだけで簡単にホームページが作成できます。
デメリット
ホームページ作成ソフトのデメリットは、自由度がないという点です。
ホームページの機能は、作成ソフトに依存するため『こんな機能を追加したい』と思ってもホームページ作成ソフトにその機能がなければ追加できません。
例えば、個人店舗のホームページを作成して、オンラインでも商品販売を検討しており『ショッピング機能を追加したい』となっても、ホームページ作成ソフトにEC機能がなければ追加できないということです。
費用
ホームページ作成ソフトの費用は、当然ながらソフトにより異なります。
代表的なソフトの費用は下記の通りです。
ホームページ作成ソフト | 月額費用 |
---|---|
ホームページビルダー | 10GBプラン:1,550円(税込) 50GBプラン:1,645円(税込) 集客プラン:6,270円(税込) |
BiNDup(バインドアップ) | 基本コース:2,728円(税込) ビジネスコース:8,982円(税込) |
Jimdo(ジンドゥー) | PLAYプラン:無料 STARTプラン:990円(税込) GROWプラン:1,590円(税込) |
Wix(ウィックス) | 無料プラン:無料 ベーシック:月額990円(税込) アドバンス:月額1,500円(税込) VIP:2,700円 |
CMSで作成する
個人がホームページ作成する方法2つ目は、CMSで作成する方法です。
CMSは、テキストや画像やレイアウト情報を一元で保存し、必要に応じてホームページを作成するシステムです。
CMSは「オープンソース型」と「パッケージ型」に分けられます。
「オープンソース型」はプログラムのソースコードが無料で公開されているので、誰でも自由に利用しホームページを個人で作成することができます。
CMSで有名なWordPressは「オープンソース型」です。
「パッケージ型」は、ベンダーからランセンスを購入し、サーバーにインストールすることで利用できるCMSです。
メリット
CMSのメリットは自由度が高い点です。
WordPressなどのCMSには、機能拡張を目的とした「プラグイン」が用意されています。
「プラグイン」をインストールするだけで、ホームページ機能を簡単に追加できるようになります。
例えば、ホームページ上に「ショッピング機能」を追加したい場合は「ショッピング機能」のプラグインを導入するだけで簡単にECサイトの作成が可能です。
プラグインは、無料で利用できるものが多いため、費用をかけずに機能を追加することができます。
デメリット
CMSのデメリットは、サポートがない点です。
オープンソース型のCMSは「無料でソースコードを公開するので自由に使って下さい」といったサービスなので、サポートが一切ありません。
ホームページで何か問題が発生した場合も、すべて個人で調べて対応する必要があります。
しかし、多くのユーザーが使用する「WordPress」では、たくさんの情報がネットに掲載されているので、多少の知識がある方は、問題なくホームページ運用できるでしょう。
費用
CMSの費用は「WordPress」などのオープンソース型であれば、基本無料で作成できます。
ただし、ドメイン代とサーバー代で数百円~数千円(月額)ほどずつ費用がかかります。
また、デザインのテーマに関しても有料のものを購入すれば、その費用もかかってきます。
ホームページ制作会社に依頼する
個人がホームページ作成する方法3つ目は、制作会社に依頼する方法です。
制作会社にどんな目的のホームページを作成したいか伝えることで、プロが思い通りのホームページを制作してくれます。
制作会社は主に「大手制作会社」「中小制作会社」「フリーランス」に分かれます。
大手になるほど費用が多くかかると思いましょう。
メリット
ホームページ制作会社に依頼するメリットは、質の高いホームページが作成できる点です。
プロが制作するため、個人で作成するよりも成果が見込めるホームページが持てるでしょう。
制作会社のホームページは「目標達成」までの導線が考えられており、ターゲットに合ったデザイン施策も可能です。
ただホームページを作成するというだけであれば個人でも簡単に作成できますが、質の高いホームページに関しては、制作会社のように「実績やノウハウ」が必ず必要となってきます。
デメリット
ホームページ制作会社に依頼するメリットは、費用がかかる点です。
個人でホームページを作成するよりも倍以上の費用がかかるので、予算が限られている個人事業主の場合には依頼するのが難しくなるでしょう。
費用
ホームページ制作会社に依頼する場合の費用は「制作会社の規模」や「目的」により異なります。
費用目安は、下記の通りです。
ホームページの目的 | 費用相場 |
---|---|
コーポレートサイト | 10万円~100万円以上 |
LP | 10万円~60万円以上 |
ECサイト | 10万円~500万円以上 |
また、ホームページ制作会社に依頼する制作費用の中には、サーバー代やドメイン代が含まれていることがほとんどです。
ホームページ作成方法の費用まとめ
ホームページ作成方法 | 費用 |
---|---|
ホームページ作成ソフト | ・月額:数百円~1万円以下ほど ・作成ソフトによってサーバー・ドメインを用意する必要があり、費用がかかる場合がある |
CMS | ・WordPressのようなCMSの場合は基本無料 ・有料テーマを購入すれば費用が発生する ・サーバー代(月額):数百円~数千円ほど ・ドメイン代(月額):数百円~数千円ほど |
制作会社 | ・制作費用:数十万円~数百万円以上 (制作会社の規模やホームページ目的によって大きく費用がことなる) ・サーバー代とドメイン代は制作費用の中に含まれていることが多い |
今回紹介したホームページ作成方法の中では「ホームページ作成ソフト」や「CMS」が費用を抑えてホームページを作成することができます。
制作会社に依頼した場合は、高額となりますが、質の高いホームページを作成することが可能です。
個人でのホームページ作成費用【目的別】
続いては、個人事業主向けにホームページ作成費用を目的別に紹介していきます。
下記情報は、制作会社にホームページ作成依頼をかけた場合の費用です。
- 小規模のコーポレートサイト
- 個人ECサイト
- 個人飲食店ホームページ
- 個人美容室のホームページ
あくまで相場目安として、参考にしてください。
小規模のコーポレートサイト
コーポレートサイトは、企業の顔となるホームページです。
企業の情報を記載し、ユーザーから信頼を得る役割があります。
システム開発等が発生することは、ほとんどなく「ページ数」や「デザイン」で費用が変わってきます。
コーポレートサイト作成費用
小規模のコーポレートサイトの作成費用は、10ページ程度で30~50万円ほどです。
主なコンテンツ内容は下記の通りです。
- トップページ
- 会社概要
- 事業紹介
- 新着情報
- お問い合わせ
個人ECサイト
個人ECサイトは、ショッピング機能を搭載したホームページです。
「カート機能」「サイト内検索機能」などのシステムが必要となるため、費用が高額になるケースがあります。
ECサイトの構築方法には「モール型」「ASP型」「オープンソース型」「パッケージ型」「フルスクラッチ型」と5つの構築方法があり、構築方法でも費用は変わります。
個人ECサイト作成費用
個人ECサイトの作成費用は、30~40ページ程度で30万円ほどです。
主なコンテンツ内容は下記の通りです。
- トップページ
- 会社概要
- 商品メニュー
- お問い合わせ
- カートページ
個人飲食店ホームページ
個人飲食店ホームページは、集客や販促などのブランディングを目的として作成します。
商品のメニューページが一番ボリュームを占めますが、メニューページに関しては、同じレイアウトでページ作成することができるので、コーポレートサイトよりも費用はかかりません。
しかし、料理写真などの素材が必要となります。
プロのカメラマンに依頼すると費用が高額となるので注意が必要です。
個人飲食店ホームページ作成費用
個人飲食店ホームページの作成費用は、10ページ程度で15~50万円ほどです。
個人飲食店ホームページのコンテンツ内容は下記の通りです。
- トップページ
- 店舗情報ページ
- 料理メニューページ
- 新着情報
- お問い合わせ
個人美容室のホームページ
個人美容室のホームページは、ユーザーに対して「どんな雰囲気のお店」なのかを伝えるための必要となるホームページです。
美容室のホームページでは「予約システム」「写真」で費用が大きく変わってきます。
予約システムを0から開発すると費用が高額となります。
店内の写真も個人で用意するか、カメラマンに依頼するかで費用が変わってくるので注意が必要です。
個人美容室のホームページ作成費用
個人美容室のホームページの作成費用は、10ページ程度で30~50万円ほどです。
美容室のホームページのコンテンツ内容は下記の通りです。
- トップページ
- 店舗情報ページ
- スタッフ紹介ページ
- メニューページ
- 新着情報
- 予約・お問い合わせフォーム
個人のホームページ作成を成功させるポイント
最後に個人のホームページ作成を成功させるポイントを3つ紹介します。
下記ポイントを抑えて、個人のホームページ作成を成功させましょう。
- 目的を明確にする
- 費用面だけで作成方法を選定しない
- 完成後も定期的に更新する
目的を明確にする
個人ホームページの目的を明確にしましょう。
ただ、ホームページ作成するのでなく何のために作成して、それを達成するには、どんなコンテンツが必要か考える必要があります。
例えば、個人店舗であれば「予約獲得」が目的になり、口コミサイト等から流入したユーザーが知りたいであろう情報を元にコンテンツを作成する必要があるということです。
費用面だけで作成方法を選定しない
個人でホームページを作成する場合は、決して費用面だけで作成方法を選定しないことです。
費用が安いからといって、CMS等でホームページを作成することはもちろん可能ですが、成果が見込めるとは限りません。
『いきなり制作会社に依頼するのはハードルが高い』という方は、個人で作成サービスを利用して一度ホームページを作ってテスト的に運用してみるのもおすすめです。
完成後も定期的に更新する
個人でホームページを作成する場合は、必ず定期的に更新するようにしましょう。
定期的に更新しないと、ユーザーにとって悪いイメージをあたえる可能性があるためです。
例えば、興味をもったユーザーがホームページ訪問したとき、新着情報の更新日が1年前だったらどう思うでしょうか。
中には『このお店閉店したのでは?』と思うユーザーもいるでしょう。
ホームページは、プロフィールのような役割を持っていますが、同時に常に最新の情報を発信することも大切になってきます。
まとめ
個人のホームページ作成費用について紹介しました。
今回のポイントは下記の通りです。
- 個人がホームページを作成する方法は「作成ソフト」「CMS」「制作会社」の3つ
- 「作成ソフト」「CMS」であればホームページ作成費用を抑えられる
- 「制作会社」は質の高いホームページ作成が可能だが費用は高額となる
- 「目的を明確に」「費用だけに捉われない」「定期的に更新する」この3点に注意する
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