外注先にホームページ制作を依頼する時の流れ【10STEP】
自社で新しくホームページを開設することになったら多くの場合、外注先にホームページ制作の依頼をすると考えるはずです。
ホームページ制作を行う外注先は数多く存在しますが、大きく2種類に分けることができます。
- 制作会社(法人)
- 個人事業主・フリーランス(個人)
制作会社や個人事業主・フリーランスなどの「外注先」にホームページ制作を依頼しようと考えるときには、
『初めてホームページ制作の依頼をするけど、どんな流れでホームページが作られているの?』
『ホームページ制作の依頼をする前の流れを知っておきたい』
などの悩みや知りたいことがあると思います。
今回のコラム記事では、外注先にホームページ制作の依頼をしようと決めている会社様に向けて、ホームページ制作を依頼するときの流れを解説しています。
外注先にホームページ制作の依頼をする前に、今回のコラム記事をお読みいただければと思います。
外注先にホームページ制作の依頼をするときの大まかな流れ
外注先にホームページ制作の依頼するときの流れは制作会社によって細かく異なり、個人事業主・フリーランスによっても異なります。
今回は、一般的なホームページ制作である制作会社(外注先)にフルオーダーメイドでホームページ制作を依頼するときの大まかな流れを例に紹介していきます。
制作会社にホームページ制作を依頼するときには、大きく分けると2つの段階(フェーズ)があります。
- 見積もり・契約
- 制作・納品
※ ホームページ制作の流れは、あくまで参考程度にとどめておいてください
見積もり・契約
見積もり・契約の段階では、以下の流れになっています。
- 問い合わせ
- ヒアリング
- 提案(企画)・見積書
- 制作会社の選定(相見積もりの場合)
- 契約
STEP1:問い合わせ
あなたがホームページの制作について外注依頼をするために、制作会社に問い合わせをします。
ホームページの制作会社を探す方法には、インターネットで調べたり、マッチングサービスを利用する方法などがあります。
ポイント!
個人事業主・フリーランスなどにホームページ制作を依頼するときの探す方法には、スキルシェアサービスがあります。
相見積もりをするときの問い合わせ
ホームページの制作依頼をするときに「相見積もり」をしたい場合は、制作会社に問い合わせをするときに、相見積もりをするということを伝えておくのがマナーです。
相見積もりとは、同じ条件下の内容のものを複数の外注先から見積もりをもらって比較することをいいます。
外注先に相見積もりのことを知らせずにいると、外注先は自分のところに決まったものだと判断をして、受注に向けた準備を進めてしまい、結果的にトラブルになる可能性が高まります。
相見積もりをするときには、問い合わせ時に「複数の外注先に見積もりを依頼しています」と一言添えるといいでしょう。
STEP2:ヒアリング
どういった内容のホームページにするのか、依頼者側(あなた)と制作会社とでヒアリングをします。
ヒアリングが不十分だと、依頼者側が想定しなかったホームページが完成する可能性があります。
事前に、依頼側がどういったホームページにするのかを「提案依頼書」としてまとめておくと、依頼者側と制作会社とでズレが少なくスムーズに情報共有をすることができます。
しかし、依頼側がいきなり提案依頼書を書くのは、難易度が高いと思われます。
どうしても提案依頼書を書けない場合は、最低限以下の情報をまとめておくといいでしょう。
- ホームページをもつ目的・やりたいこと
- 予算感
- ホームページ公開の希望日
- 原稿や素材の用意はどちらがするのか
- ホームページ公開後の運用はどちらがするのか
関連記事
提案依頼書とは何か、提案依頼書を用意すべき理由、ホームページの目的については、以下のコラム記事をご覧ください。
・提案依頼書(RFP)とは?【ホームページ制作の外注に必要】
・ホームページ作成前に目的を定めなければいけない理由【失敗するかも】
STEP3:提案(企画)・見積書
ヒアリングをしたときの情報をもとに、制作会社から依頼者側(あなた)にホームページの提案(企画)をいたします。
制作会社は、競合・同業となるホームページの調査をして、ホームページの目的がどのようにして達成することができるのかを企画します。
ホームページの企画がまとまったら、制作会社から依頼者側に提案をします。
制作会社から依頼者側にホームページの提案をするときには他にも、必要なページ数、コンテンツの中身・ボリューム、サイト設計(ホームページ全体の設計図)のイメージ図など、概要についても説明します。
また、ホームページの提案(企画)を受けるのと同時に、見積書を提示してもらうのが一般的です。
見積書の内容は、制作会社によって異なりますが、一般的には6項目に分けられていることが多いです。
- 企画・ディレクション
- デザイン
- コーディング
- システム構築・実装
- デバック
- その他(撮影など)
提案(企画)・見積書は、制作会社と依頼者とで直接会って説明をする場合もあれば、電話やメール、Web会議ツールなどを使って、説明する場合もあります。
ポイント!
外注先によっては、提案(企画)を受けるときに、ラフデザイン(おおまかなホームページのデザイン)を提示されることがあります。
STEP4:制作会社の選定(相見積もりの場合)
相見積もりを希望している場合は、複数の制作会社から出してもらった見積書を確認・比較をして、依頼者側(あなた)にとって最適な制作会社を決定します。
ホームページの依頼をする制作会社が決定したら、その他に相見積もりをした制作会社にホームページ制作依頼のお断りをしましょう。
STEP5:契約
制作会社から提案(企画)された内容や、見積書に納得・同意していただければ、契約をしていきます。
契約書(業務委託契約書)は、基本的に制作会社が用意しています。
契約時に、秘密保持契約書(NDA)も交わす場合があります。
制作会社によっては、契約時に着手金を請求する場合があるので、詳細については契約前に制作会社に確認をとりましょう。
ポイント!
一部の個人事業主・フリーランスでは、契約書を用意していない場合があります。
依頼者側と外注先とでトラブルを避けるためにも契約書を交わしましょう。
くわしくは以下のコラム記事をご覧ください。
制作・納品
制作・納品の段階では、以下の流れになっています。
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- 公開テスト・確認
- 本番公開
制作・納品の段階では、制作会社が大部分の作業を行いますが、依頼者側(あなた)で原稿や素材などの用意をする場合があったり、ホームページ制作の段階で内容の確認・承認などが発生します。
STEP6:サイト設計
制作会社がサイト設計の作業を行います。
サイト設計は、契約前の提案(企画)時にある程度決まっていますが、より具体的にホームページの全体像や要件を決めていきます。
サイト設計は主に、以下の流れで作業をします。
- サイトマップ:ホームページ全体の階層構造をまとめたもの
- ワイヤーフレーム:各ページに掲載する要素を配置したもの
サイト設計ができあがったら、依頼者側(あなた)で確認・承認をしていただきます。
STEP7:デザイン
サイト設計で決まった要件をもとに、TOPページや下層ページなどホームページ全体のデザインを制作会社が作成をします。
また、用意した原稿や素材などの配置もします。
デザインができあがったら、依頼者側(あなた)にデザインの確認をしてもらいます。
この時に、デザインの修正や課題の洗い出しなどを依頼者側に行ってもらい、ブラッシュアップをしていきます。
ポイント!
依頼者側で原稿や素材などを用意する場合は、早めに制作会社に提出したほうがいいでしょう。
原稿・素材などの提出が遅れると、ホームページの公開日が遅れる恐れがあります。
STEP8:開発
デザインが完成したら、制作会社のほうで開発の作業をします。
開発の作業は、コーディングやシステムの構築・連携などが含まれています。
コーディングは、プログラミング言語やマークアップ言語を用いてコードを書くことです。
「HTML」「CSS」「Javascript」「jQuery」などのプログラム言語を用いてコーディングを行い、デザイン通りのページを作成・組み立てていきます。
制作会社によって「WordPress(ワードプレス)」というCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のシステムを利用して、ホームページを制作する場合もあります。
また、用意した原稿や素材などのデータなどもサーバーにアップロードして、ホームページ上に反映していきます。
ポイント!
開発の工程で、ドメインやサーバーの情報は必要になります。
依頼者側でドメインやサーバーの用意をする場合は、早めに準備しておくといいでしょう。
STEP9:公開テスト・確認
ホームページの開発が完了したら、制作会社のほうでホームページ全体の最終確認をします。
依頼者側や制作会社など、関係者のみしかホームページを閲覧することができない設定をした上で、インターネット上に仮公開をします(URL・ドメイン名は別)。
最終確認の内容を例として挙げると、以下の通りです。
- ホームページ内に誤字・脱字はないか
- パソコンやスマートフォンで見たときに表示が崩れていないか
- 問い合わせ機能・ショッピングカート機能などは正しく機能しているか
ホームページに不備がないか確認をします。
制作会社でホームページ全体の最終確認が完了したら、依頼者のかたにもホームページの内容を確認してもらい、承認をもらいます。
STEP10:本番公開
ホームページ全体の最終確認が完了したら、制作会社のほうでサーバーにホームページに必要な各種データをアップロードして、ホームページをインターネット上に本番公開をします。
ホームページに関連するアカウント情報を制作会社から共有、または受け取ります。
制作会社によっては、ホームページの運用マニュアルをもらうことがあります。
ホームページ公開後の運用が大事
ホームページが公開されたら、プロジェクトは終了となります。
しかし、ホームページは公開した後の「運用」が大事です。
ホームページの運用次第では、設定していたホームページの目的を達成できなくなる可能性があります。
ホームページの運用には、大きく分けると2つあります。
- 正常にホームページを運営するための保守・管理
- ホームページで集客・アクセスアップをするための改善
ホームページの運用については、ホームページ制作を依頼した外注先に引き続きお願いをする場合もあれば、ホームページの集客に長けているコンサルティング会社にお願いする場合もあります。
ビズサイのホームページ制作サービスの流れ
当サイト「ビズサイ」では、サブスクリプション型(月額制)のホームページ制作サービスを展開しております。
ビズサイのホームページ制作サービスをご利用されるときの流れは、以下になっております。
- お問い合わせ
- ご相談
- お申込み
- ヒアリング
- 素材準備
- ホームページ制作
- ホームページ公開
お申込みからホームページ公開まで最短5営業日(※)でホームページ制作をいたします。
くわしくは「ご利用の流れページ」をご覧になさってください。
※ シンプルプランでホームページ制作をする場合の最短営業日
まとめ
制作会社にホームページ制作を依頼するときの流れについて解説をしました。
制作会社にホームページ制作を依頼するときには「見積もり・契約」と「制作・納品」の2つの段階があります。
見積もり・契約の段階をまとめると、以下になります。
- 問い合わせ
- ホームページ制作を行う制作会社に問い合わせをする
- ヒアリング
- ホームページをもつ目的や予算感など、希望を制作会社にきちんと伝える
- 提案(企画)・見積書
- ホームページをもつ目的を達成するための、提案(企画)と見積書の提示
- 制作会社の選定
- 相見積もりをした中から比較をして、最適な制作会社を選定する
- 契約
- 依頼者側と制作会社とでホームページ制作の契約を交わす
制作・納品の段階をまとめると、以下になります。
- サイト設計
- 制作会社がホームページ全体の構成や内容を具体的に詰めていく
- デザイン
- サイト設計の要件をもとに、制作会社がホームページ全体のデザインを作成していく
- 開発
- 各ページのデザインをもとに、制作会社がコーディングやシステムの構築・連携の作業を行う
- 公開テスト・確認
- ホームページ全体の最終確認を行う
- 本番公開
- インターネット上にホームページを公開する
また、ホームページは公開されたあとの「運用」が大事なので、自社でホームページの運用をするのか、制作会社にホームページの運用を任せるのか、よく考えておくといいでしょう。
ホームページ:制作外注に関する記事
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