ホームページでやってはいけないこと32選!制作の注意点を徹底解説

ホームページの制作や運用には一定以上のスキルが必要であり、十分な知識なく進めると、機会損失や情報漏えいといった深刻なトラブルに発展するケースがあります。
『ホームページ制作・運用でやってはいけないことは何?』
『それをすることで、どういった問題が発生する?』
今回の記事では、上記の悩みに応えて、ホームページでやってはいけないことについて、企画から公開後の運用まで各段階で分類して解説します。
本記事を読めば、ホームページにおける注意事項を理解し、リスクを避けて制作・運用を行えるようになります。
本記事の注意事項を押さえたうえで、ホームページの効果を最大限発揮しましょう。
※2026年3月31日:記事の情報を更新しました
ホームページの企画段階でやってはいけないこと
ホームページの企画段階でやってはいけないことは以下のとおりです。
- 目的を曖昧にしたまま進める
- コンセプトを定めずに着手する
- ターゲット層の設定を省く
- 目標を数値化せずに運用する
詳しく見ていきましょう。
目的を曖昧にしたまま進める
ホームページの目的を明確にしない状態で制作を進めると、失敗しやすくなります。
目的が曖昧な状態では、ユーザーに対してどのような情報を提供すべきかわかりにくく、最適なコンテンツを作るのが難しいからです。
ユーザーの求めるものを提供できなければ、集客やお問い合わせの獲得といったホームページ本来の効果は十分に発揮できないでしょう。
ホームページを制作する目的はさまざまで、ホームページの種類別に例を挙げると以下のとおりです。
| 種類 | 主な目的 |
|---|---|
| コーポレートサイト | 企業への理解を促進する |
| サービスサイト | サービスの魅力を伝えて申し込みを獲得する |
| ランディングページ(LP) | 商品購入・資料請求などの成果につなげる |
| ブランドサイト | ブランドの魅力を伝えて認知度を高める |
| ECサイト | 商品の魅力を伝えて購入を促進する |
| 採用サイト | 企業の魅力を伝えて応募を獲得する |
たとえば、ECサイトであれば商品詳細ページや決済機能、採用サイトであれば募集要項ページや社員インタビューページなど、目的が定まれば必要なページやコンテンツを考えやすくなります。
コンセプトの設定やターゲット選定といった以下の過程を進めるためにも、企画段階でホームページ制作の目的ははっきりさせましょう。
コンセプトを定めずに着手する
コンセプトもはっきり定まっていないと、ホームページは失敗しやすくなります。
ホームページにおけるコンセプトとは、誰に何を伝えたいのかを明確にした、プロジェクトの核となる指針です。
たとえば、中小企業向けにクラウド会計ソフトを提供する会社であれば「ITに詳しくない経営者でも、迷わず使える会計ソフト」のように、誰に・何を伝えたいかを定めます。
コンセプトはデザインや表現の判断基準となるため、曖昧な状態ではデザインのトーンなどにばらつきが出やすく、統一感が出にくくなるでしょう。
また、統一感がないと、ユーザーに伝えたい情報やイメージが正しく伝わらず、企業やサービスへの信頼感も得にくくなります。
デザインやコンテンツの方向性を統一し、ユーザーに自社の強みを正確に伝えるためにも、コンセプトの設定は重要です。
ターゲット層の設定を省く
目的やコンセプトに加え、ターゲット層もホームページ制作前に設定しておく必要があります。
ターゲット層によって求める情報や関心事が異なるため、掲載すべき内容も大きく変わります。
たとえば、採用サイトも中途採用向けと新卒向けでは掲載すべき情報が異なります。
中途採用の求職者は、より良い待遇や労働環境を求めていることが多いため、福利厚生や入社後のキャリアパス、人材育成制度などに重点を置いたコンテンツが必要です。
新卒の求職者は、入社後自分がどのように働くかがイメージしにくいため、社員の一日の流れや先輩社員へのインタビュー記事などに重点を置く必要があります。
ターゲット層を明確にすることで最適なコンテンツを制作しやすくなります。
事業上、すでにターゲット層を設定している場合でも、改めてホームページ制作チーム内で共有し、共通認識としておきましょう。
目標を数値化せずに運用する
目標を数値化せずに運用すると、施策の効果を測定できず、改善すべきポイントが把握しにくくなります。
ホームページの公開直後はアクセス数も少なく検索エンジンからの評価も十分ではないため、この段階で目的を達成できるケースはほぼありません。
コンテンツの追加・改善、デザインの修正などを継続的に実施することで効果が現れはじめます。
しかし、ホームページのどこに問題があるかを把握できなければ、適切な施策や修正を行うことはできません。
そのため、事前に具体的な数値目標を設定し、達成度を定期的に確認することで、現在の課題を把握し、次に取るべき施策を判断しやすくなります。
たとえば、以下のようなものが挙げられます。
- コーポレートサイト:月間訪問者数1万人達成、月間お問い合わせ数50件達成
- 採用サイト:応募者数30人達成、採用者数5人達成
- サービスサイト:月間売上100万円達成、資料請求30件達成
目標を設定するさいは、前述のサービスサイトの例でいえば、売上100万円→商談10件→資料請求30件→閲覧数1,000回のように、最終目標から逆算して段階的に設定するのがおすすめです。
段階的に目標をつくることで、どの段階でつまずいたかがわかりやすくなり、課題も正確に分析できるでしょう。
ホームページの制作でやってはいけないこと
ホームページ制作の段階で決めておくべきインフラ・品質・運用準備の観点から、以下の点に注意が必要です。
- 無料サーバーを使用する
- 深く考えずドメインを選ぶ
- セキュリティ対策を怠る
- ページ表示速度を軽視する
- アクセス解析ツールを導入せずに公開する
- 保守・運用を後回しにする
詳しく見ていきましょう。
無料サーバーを使用する
ホームページで無料サーバーを使用するのはおすすめできません。
サーバーとは、ホームページのデータを保管し、ユーザーに閲覧してもらうための設備です。
ホームページが家であればサーバーは土地に該当し、公開には必ず必要になります。
通常はレンタルサーバーを契約して月額利用料を支払いますが、中には無料で使えるレンタルサーバーも存在します。
無料サーバーのデメリットは、以下のとおりです。
- ホームページに広告が表示される
- ページ表示速度が遅い
- サーバーダウンしやすい
- セキュリティ対策が不十分
ユーザーから見れば、意図しない広告が表示され、表示速度も遅いホームページは信頼性に欠ける印象を与えやすくなります。
サーバーダウンはアクセスの機会損失を招き、セキュリティ不足は情報漏えいなどのトラブルに発展する危険性もあります。
ビジネス目的で利用するのであれば、有料のレンタルサーバーから選びましょう。
深く考えずドメインを選ぶ
ホームページ制作では、ドメインも適当に選んではいけません。
ドメインとは、ホームページの場所を示すインターネット上の識別名です。
弊社(株式会社アクセスジャパン)のコーポレートサイトであれば「https://access-jp.co.jp」の「access-jp.co.jp」がドメインに該当します。
「access-jp」の部分には会社名やサービス名を入れ、後ろは「.co.jp」「.jp」「.com」など広く認知されたドメインを選ぶのが一般的です。
なかでも、「.co.jp」は日本に登記している法人・組織が取得できるため、信頼性を重視する場合に適しています。
「.tk」「.xyz」など一般に見慣れないドメインは、ユーザーによっては不信感を抱く場合があります。
特にホームページ制作の目的がお問い合わせや商品購入だった場合、ユーザーが個人情報や決済情報を入力する必要があるため、ドメインに不信感があると警戒されやすく、目的を達成しにくくなります。
ドメインはホームページの第一印象を左右するため、ユーザーに安心感を与えられるものを選びましょう。
セキュリティ対策を怠る
セキュリティ対策をせずにホームページの制作や運用を行うのもおすすめできません。
ホームページではお問い合わせフォームや購入機能などを通じて個人情報・決済情報をやり取りする場合があり、セキュリティが不十分だと情報漏えいにより大きく信頼を損なう恐れがあります。
そのため、ホームページ制作時には、WAF設定・SSL化・2要素認証の導入など、基本的なセキュリティ対策を必ず行いましょう。
WAFは「Web Application Firewall」の略で、Webアプリケーションを悪意ある攻撃から保護するセキュリティ対策です。
SSLは「Secure Socket Layer」の略で、インターネット上の通信情報を暗号化する仕組みです。
多くのレンタルサーバーでは、管理画面からWAFやSSLの設定ができます。
ホームページの種類を問わず、WAFの有効化やSSL化といった基本的なセキュリティ対策は制作時に必ず実施しましょう。
ページ表示速度を軽視する
ホームページを制作・運用するうえでは、ページ表示速度を確認するのも重要です。
普段自分がWebページを閲覧するときを考えればわかるように、ホームページにアクセスしてからWebページが表示されるまで時間が長くかかると、ユーザーはストレスを感じます。
待ち時間が長いとWebページが表示される前に離脱するユーザーも少なくないため、企業側にとっては大きな機会損失になります。
Googleの調査によると、モバイルサイトではWebページの読み込みに3秒以上かかるとユーザーの53%が離脱につながるというデータがあります(※1)。
Googleが提供している無料計測サービス「PageSpeed Insights」で表示速度を計測できるため、自社のホームページの速度を確認しましょう。
3秒以上時間がかかっている場合は、画像の容量を圧縮する、不要なスクリプトを削除するなどの対策が必要です。
※1 参考:Google AdSense ヘルプ「モバイルページの読み込みを速くする」
アクセス解析ツールを導入せずに公開する
ホームページ制作・運用では、アクセス解析ツールを導入・利用するのも重要です。
前述のとおり、数値目標の達成度を確認するには、データに基づく分析が不可欠です。
しかし、Webページごとの閲覧数や訪問者数などは、アクセス解析ツールがなければ把握できません。
また、アクセス解析ツールはWebページを閲覧しているユーザーの属性(年齢・性別など)や、どのWebページで離脱しやすいかなどの細かな情報まで分析できます。
こうしたデータを基に分析すれば、目標に到達しなかった原因を特定しやすくなり、具体的な改善施策を立てられるようになります。
アクセス解析の代表的なツールは「Googleアナリティクス」です。 Googleアカウントがあれば無料で使えるため、積極的に導入しましょう。
保守・運用を後回しにする
ホームページを制作するさいは、導入後の保守・運用まで考慮しておくことが重要です。
ホームページが完成しても、公開直後から問題なく動作するとは限りません。
仮に、順調に稼働したとしても、継続的に運用するには定期的なメンテナンスが必要です。
たとえば、公開後にホームページがうまく表示されない、機能が正しく動かないといったトラブルが発生することがあります。
制作会社に保守を依頼している場合は、こうしたトラブルにどこまで対応してもらえるかを事前に確認しておくと安心です。
また、継続的にホームページを運用するには、ドメイン・サーバーの契約更新や、定期的なセキュリティ対策の実施、データのバックアップなども必要です。
自社で誰がどこまで対応するか、制作会社にどこまで対応してもらえるか、費用はいくらかなどを確認し、公開後もスムーズにホームページを運用できるよう体制を構築しましょう。
ホームページのデザインでやってはいけないこと
ホームページのデザインでやってはいけないことは以下のとおりです。
- モバイル対応を怠る
- おしゃれ重視で見やすさ・使いやすさを軽視する
- 動画を多用する
- ターゲットを無視してデザインする
- トンマナを決めずに制作する
詳しく見ていきましょう。
モバイル対応を怠る
モバイル対応を怠ると、ユーザーにとって非常に不便になるため注意が必要です。
モバイル対応とは、スマホなどのモバイル端末でも見やすいように、文字サイズやレイアウトを調整することです。
総務省の調査によると、日本のスマホ保有率は約9割に達しており、多くのホームページではアクセスの半数以上がモバイル端末経由とされています。
モバイル用のデザイン調整がされていないと、パソコン用の画面がそのまま小さな画面に表示され、文字が読みづらくボタンも押しにくいため、ユーザーが離脱する原因になります。
近年のホームページ作成ツールはモバイル対応が多いですが、念のため、対応の確認をするのがおすすめです。
おしゃれ重視で見やすさ・使いやすさを軽視する
ホームページを制作するさいは、おしゃれよりも見やすさや使いやすさを重視してください。
デザイン性の高さはユーザーに好印象を与えますが、見た目のおしゃれさを優先するあまり、情報の探しやすさが損なわれては本末転倒です。
たとえば、経営理念を紹介するWebページのボタンをおしゃれにしようとして、あえて英語で「Corporate Philosophy」と表記したとします。
英語表記では一目で内容を理解しにくく、日本語で「経営理念」と書く場合に比べて、ユーザーが直感的にページの内容を判断できません。
第一印象では好感をもっても、目的の情報にたどり着けなければ離脱につながり、結果的にマイナスの印象が残ります。
デザインやレイアウトは、おしゃれさよりも、どこにどのような情報があるかを直感的に把握できることを優先して設計しましょう。
動画を多用する
実写やアニメーションなど動画の多用は、ホームページの見づらさにつながるため注意が必要です。
ホームページで表示される動画は、ユーザーの興味を引きやすく、効果的に使えば華やかな印象を残せます。
しかし、静止画と比較して動画はファイル容量が大きく、多用するとページの表示速度を下げる原因になります。
また、画面上で動画が動き続けると、ユーザーの注意が分散してテキスト情報が伝わりにくくなる点もデメリットです。
動画を使う場合は、ファーストビューのメインビジュアルや商品紹介など、訴求効果の高い箇所に絞るのがおすすめです。
ターゲットを無視してデザインする
ホームページの制作前に設定したターゲット層を踏まえて、デザインを行うことも重要です。
ターゲット層によって掲載すべき情報はもちろん、好みのデザインも大きく異なります。
高級志向で年齢層が高いユーザーをターゲットにする場合は、パステルカラーやビビッドカラーよりも、ネイビーやボルドーなど落ち着いた色合いが好まれる傾向にあります。
落ち着いた色合いをベースに金などの差し色を加えると、高級感を演出しやすくなるのもポイントです。
競合サイトの分析やアンケートなどを通じて、ターゲット層が好むデザインの傾向を事前に把握しましょう。
トンマナを決めずに制作する
ホームページを制作するさいにトンマナを決めずに制作すると、ユーザーにコンセプトが伝わりにくくなるため注意が必要です。
トンマナは「トーン&マナー」の略で、配色・フォント・写真のテイスト・文章の語調など、デザインや表現の統一ルールです。
ルールを決めずにホームページ制作を進めると、デザインに統一感がなく、何を伝えたいかも曖昧になります。
トンマナのずれが大きいと、ページを移動したさいにユーザーが違和感を覚え、ホームページ全体への信頼感が低下する恐れがあります。
トンマナを統一することで、デザインを通じてコンセプトが一貫して伝わるようになるのです。
ユーザーが安心してホームページを閲覧し、正しくコンセプトを伝えるためには、事前にトンマナを設定して、ホームページ全体で統一感を出すことが重要です。
ホームページのコンテンツ作成でやってはいけないこと
ホームページのコンテンツ作成でやってはいけないことは以下のとおりです。
- 他社のコンテンツをコピペする
- 正確性を確認せずに情報を掲載する
- 著作物や商用利用NGの素材を無断で使用する
- 大きいファイル容量・画像サイズをそのまま掲載する
詳しく見ていきましょう。
他社のコンテンツをコピペする
ホームページ内のコンテンツを制作するさいは、他社の文章をそのままコピペして使わないようにしましょう。
コンテンツの文章は、ユーザーに会社やサービスの魅力を伝える重要な要素です。
正確に魅力を伝えようとすると作成に時間がかかるため、他社の良い文章の流用を考える方もいるかもしれません。
しかし、文章にも著作権は存在し、他社の文章を無断で複製して自社のホームページに使用すると著作権侵害にあたる可能性があります。
また、Googleなどの検索エンジンにコピーコンテンツと判断されれば、検索順位を大きく落とされたり、検索結果から外されたりする危険性もあります。
こういったリスクを回避するためにも、文章は自社のオリジナルで作成するのが基本です。
他社の情報を参考にする場合は、自分の言葉で書き直しましょう。
正確性を確認せずに情報を掲載する
ホームページに誤った情報や古い情報を掲載すると、それを信じたユーザーに損害を与え、自社の信頼を大きく損なう危険性があります。
特に医療や金融といった分野では健康被害や資産の損失に直結するため影響が大きくなりますが、業種を問わず誤った情報の掲載は信頼の失墜やクレームにつながります。
ホームページに掲載する情報は、公的機関や専門機関が提供する一次情報を参照するとともに、自社の商品・サービスに関する情報も社内で事実確認を行ったうえで掲載しましょう。
著作物や商用利用NGの素材を無断で使用する
画像には著作権が存在するため、インターネットから無断でダウンロードして使用すると法律違反にあたる可能性があります。
そのため、素材を利用するさいは必ず利用規約を確認しましょう。
第三者の著作物を使用したい場合には、事前に権利者へ利用許可を得ましょう。
自社で素材を用意するのが難しい場合は、素材サイトの利用がおすすめです。
ホームページで使用する写真やイラストを探して、ダウンロードできます。
ただし、素材サイトによって利用規約が定められていて、商用利用がNGのものや、クレジット表記が必須のものが存在します。
利用規約をしっかりと確認し、規約に沿って素材を正しく使用しましょう。
大きいファイル容量・画像サイズをそのまま掲載する
ホームページに掲載する画像は、ファイル容量やサイズが大きすぎないように注意してください。
画像のファイル容量が大きいと、ページ表示速度の低下につながります。
特にECサイトは商品の数だけ画像を用意する必要があるため、画像ごとの容量が大きくならないよう注意が必要です。
また、画像の表示サイズが大きすぎると、モバイル端末で画像が正しく表示されない原因にもなります。
パソコンでは全体を表示できたとしても、スマホなどの小さな画面では画像が途中で切れるため、ユーザーが画像を見づらくなります。
ユーザーの利便性を下げないためにも、画像のファイル容量は1枚あたり200KB以下を目安に圧縮して、横幅のサイズはスマホ画面の表示幅(一般的に360px〜440px程度)に合わせるのがおすすめです。
ホームページの公開後やってはいけないこと
ホームページの公開後にやってはいけないことは以下のとおりです。
- ホームページの更新を放置する
- ホームページ作成ツールのアップデートを怠る
- 運用体制の構築やマニュアル化を後回しにする
詳しく見ていきましょう。
ホームページの更新を放置する
ホームページの更新を放置すると、情報が古くなってユーザーに不利益を与える可能性があります。
コンテンツの作成時は情報が正しかったとしても、状況の変化に合わせて更新を行わなければ、古い情報がそのままユーザーに伝わってしまうからです。
たとえば、サービスの料金プランが改定されたにもかかわらず旧料金のまま掲載されていると、ユーザーが誤った金額で申し込み、クレームや信頼低下につながります。
料金・営業時間・サービス内容など、変更が生じたさいにユーザーへの影響が大きい情報は、速やかに更新しましょう。
ホームページ作成ツールのアップデートを怠る
ホームページ作成ツールを定期的にアップデートしなければ、セキュリティリスクが高まります。
WordPressといったホームページ作成ツールを使っている場合、ツール自体の脆弱性(ぜいじゃくせい)を狙ってサイバー攻撃を仕掛けられるケースがあります。
ツールの運営側は、これらを防ぐために定期的なアップデートを行っています。
ユーザー側も最新の状態に保っていれば、既知の脆弱性を狙った攻撃のリスクを大幅に軽減できるため、こまめにアップデートを行いましょう。
一方で、アップデートを行うと、ホームページの表示が崩れるといった問題も発生しやすくなります。
そのため、事前にデータをバックアップしてからアップデートを行うのがおすすめです。
運用体制の構築やマニュアル化を後回しにする
運用体制の構築やマニュアル化を後回しにすると、ホームページを継続的に運用するのが難しくなるため注意が必要です。
前述のとおり、ホームページは公開後も定期的な情報の更新が求められ、状況に応じてWebページを追加することもあります。
また、ホームページの効果を発揮するには、アクセス解析を行ってコンテンツやデザインの改善を続けなければなりません。
ホームページの公開後もさまざまな作業が必要になるため、誰がどの業務をどの程度の頻度で行うかなど、体制をしっかりと構築しなければ、運用に支障が出やすくなるでしょう。
くわえて、各担当者の退職や病気・事故による休職などが発生した場合、業務をマニュアル化しておくことで、担当者が交代した場合の引き継ぎはもちろん、日常的な運用作業の品質やスピードも安定します。
たとえば、コンテンツの更新手順、画像のアップロード方法、アクセス解析の確認方法など、日常的に発生する作業を手順書としてまとめておくと、担当者ごとの作業のばらつきを防げます。
ホームページ制作会社へ依頼するさいにやってはいけないこと
ホームページ制作会社へ依頼するさい、やってはいけないことは以下のとおりです。
- 見積もりを1社だけで取る
- 費用の安さだけで選ぶ
- 契約書の確認を怠る
- 制作をすべて丸投げする
詳しく見ていきましょう。
見積もりを1社だけで取る
ホームページ制作会社を選ぶさい、見積もりを1社だけに依頼すると、費用が相場より高額であっても比較対象がないため判断できず、そのまま損をする可能性があります。
費用やサービス内容を比較するために、最低でも2〜3社から見積もりを取り、自社のホームページにおける費用相場を把握しましょう。
相場がわかれば、適正価格の会社から選びやすくなり、費用が高い場合でも理由を確認し、納得したうえで契約を結べます。
費用の安さだけで選ぶ
ホームページ制作は費用が高額になりやすいため、費用の安さにひかれるケースは少なくありませんが、それだけで選ぶのは危険です。
費用が安い会社の中には、対応できるサービスや機能が限られていたり、制作実績が少なかったりするケースもあります。
こういったホームページでは集客や問い合わせにつながりにくく、結果的にリニューアル費用が追加で発生するなど、かえってコストが膨らむ恐れがあります。
そのため、費用だけではなく、実際にどういったものが制作できるのか、どういった実績があるか、どこまで依頼できるかなどを確認し、自社のニーズに応えるホームページを制作できる会社を見つけましょう。
契約書の確認を怠る
ホームページ制作会社と契約するさいは、契約書の内容を十分に確認しましょう。
たとえば、以下のような契約内容になっていると、あとで大きなトラブルに発展する可能性があります。
- ドメイン・サーバーの所有権が制作会社にある
- リース契約になっている
- ホームページの更新が制作会社にしかできない
ドメインやサーバーの所有権が自社にないと、制作会社の許可なく別の会社へ移管できません。
最悪の場合、契約が更新されずにホームページが突然表示されなくなる恐れがあります。
また、一部の制作会社では、ホームページの作成費用を月額払いにする代わりに、3〜5年の長期契約を結ぶ「リース契約」と呼ばれる契約形態を採用しています。
この場合、契約期間中のホームページの所有権や管理権限は制作会社側にあるため、契約満了後にホームページを利用できなくなる可能性があります。
さらに、ホームページの更新が制作会社にしかできないと、簡単なデータの更新ですら依頼が必要です。
依頼のたびに費用と時間がかかり、最新の状態を維持するのも難しくなるでしょう。
契約前には、所有権の帰属先・契約形態・更新作業の権限の3点を最低限確認し、不明な点は制作会社に質問しましょう。
制作をすべて丸投げする
ホームページの制作を外注先にすべて任せてしまうと、自社の意図が十分に伝わらず、希望とは大きくずれたホームページが完成する可能性があります。
どういったホームページを求めているかは、自社側から情報を共有しなければ伝わらないため、希望どおりのものにするには細かい打ち合わせが必要です。
制作会社と共にホームページを作り上げる意識で、企画段階でのコンセプトやターゲット層のすり合わせ、制作途中でのデザイン確認、公開前の最終チェックなど、主要な工程ごとに積極的に関わりましょう。
ホームページのSEOでやってはいけないこと
SEO(検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索結果で自社のホームページを上位に表示させるための施策全般を指します。
ホームページのSEOでやってはいけないことは以下のとおりです。
- 隠しテキスト・隠しリンクを入れる
- 画像代替テキストの設定を省く
- 被リンクを購入する
- 不自然に対策キーワードを詰め込む
- 重複コンテンツを放置する
- パンくずリストの設置を省く
詳しく見ていきましょう。
隠しテキスト・隠しリンクを入れる
隠しテキストや隠しリンクはGoogleのガイドライン違反に該当するため、行わないようにしましょう。
隠しテキスト・隠しリンクとは、ユーザーからは見えない形でWebページ内にキーワードや文章、リンクを設置することです。
たとえば、白い背景に白文字で書き込んだり、文字を透明にしたり、画像の後ろに書き込んだりすることで隠します。
2000年代前半では検索エンジンの精度が低かったため、こうした手法(ブラックハットSEO)で検索順位を上げられることもありました。
しかし、現在の検索エンジンは隠しテキスト・隠しリンクを検出できるようになっており、発覚すればペナルティを受ける可能性が高くなっています。
検索順位の大幅な低下だけでなく、検索結果から除外される可能性もあるため実施は止めましょう。
画像代替テキストの設定を省く
ホームページ内の画像には、画像代替テキスト(alt属性)を設定しましょう。
画像代替テキストとは、画像に何が写っているかを説明するためのテキストです。
画像が正しく表示されない場合の代替情報や、スクリーンリーダーを利用するユーザーへの情報伝達手段として使われます。
Googleのクローラー(検索エンジンがホームページの情報を収集するプログラム)は、画像の情報を読み取れません。
そのため、画像代替テキストを入れることで、画像に何が写っているのかを伝え、正確な情報で評価をしてもらいやすくします。
SEO評価にプラスに働く可能性があるだけでなく、すべてのユーザーに情報を届けるためにも、画像代替テキストの設定は基本的な対応として実施しましょう。
被リンクを購入する
被リンクの購入は、Googleが定めるガイドライン違反に該当します。
被リンクとは、外部のホームページに張られた自社のホームページリンクです。
外部のホームページからリンクを張られることは、そのホームページが参考になる情報を提供していると見なされる指標の一つであり、Googleの評価にプラスに働くとされています。
以前は検索順位を意図的に上げる目的で被リンクを購入するケースもありましたが、現在はGoogleのクローラーが進化したことで、購入リンクが見抜けるようになりました。
購入されたリンクだと判断されれば、スパム行為としてペナルティを受けるリスクが非常に高くなるため、実施しないよう注意しましょう。
被リンクを獲得するには、外部のホームページから紹介したいと思ってもらえるように、サービスやコンテンツのクオリティを高めることが重要です。
不自然に対策キーワードを詰め込む
コンテンツ内で不自然に対策キーワードを詰め込むと、逆に検索結果の順位が下がる可能性があります。
SEOではコンテンツ内のキーワードも評価要素の一つとされているため、対策キーワードを詰め込むことで上位表示が期待できるのでは、と考える方もいるかもしれません。
しかし、同じキーワードを不自然に繰り返したり、文脈と無関係に挿入したりする行為をGoogleは「キーワードの乱用」と呼んでおり、SEO評価に悪影響を与える可能性があると明言しています。
ユーザーの求める情報の提供を第一に考え、対策キーワードは文章の流れの中で意味が通る形で使い、読者が読んだときに違和感を覚えないことを基準にしましょう。
重複コンテンツを放置する
重複コンテンツを放置していると、SEO評価が分散する恐れがあります。
重複コンテンツとは、同一または類似しているコンテンツが複数のWebページで公開されている状態のことです。
以下のように、コンテンツは同じでもURLが異なると、Googleは別のページとして扱い、評価が分散する恐れがあります。
| 重複パターン | URL例 |
|---|---|
| wwwありなし | https://www.example.com/ https://example.com/ |
| httpとhttps | http://example.com/ https://example.com/ |
| パラメータのありなし | https://example.com/page https://example.com/page?ref=top |
Googleに評価してほしいページのURLを正規URLとして指定する方法(301リダイレクトやcanonicalタグの設定)で、評価の分散を防ぐことができます。
また、他社のコンテンツをそのまま使用した場合、Googleからマイナスの評価を受ける恐れがあります。
詳しくは前述の「他社のコンテンツをコピペする」をご覧ください。
パンくずリストの設置を省く
パンくずリストは、SEOとユーザビリティの両面で効果が期待できる要素です。
パンくずリストとは、各Webページの階層構造を可視化したリストのことで、Webページの上部・下部に表示されます。
本記事のパンくずリストは以下のとおりで、Webページの下部に配置しています。
トップ>お役立ちコラム> ホームページでやってはいけないこと32選!制作の注意点を徹底解説
パンくずリストがあると、Googleのクローラーがサイト構造を把握しやすくなるため、各Webページが適切に評価されやすくなります。
ユーザー側にもホームページ内の現在位置を把握しやすくなり、上位階層への移動もスムーズになるメリットがあります。
設置しなくてもペナルティを受けることはありませんが、比較的簡単に導入できるため、基本的には設置しておきましょう。
まとめ
ホームページでやってはいけないことを、企画から運用後まで段階的に分類して解説しました。
ホームページの企画段階では、目的・コンセプト・ターゲット層・数値目標を明確にすることが出発点です。
制作段階では、サーバーやドメインなどのインフラ選定からセキュリティ、保守・運用の体制まで見据えて準備しましょう。
デザインでは見た目のおしゃれさよりもユーザーの使いやすさを優先し、コンテンツ作成ではオリジナリティと情報の正確性を徹底してください。
ホームページ公開後も定期的な更新やツールのアップデートを怠らず、制作会社に依頼する場合は契約内容を十分に確認することが大切です。
SEOでは、Googleのガイドラインに沿った正当な施策を行いましょう。 まずは自社のホームページに該当する項目がないかチェックし、優先度の高いものから改善に取り組んでみてください。
ホームページの新規開設やリニューアルでお困りの方は、サブスク型ホームページ制作サービスの「ビズサイ」をご検討ください。
当サイトでは、低コストでオリジナルデザインのホームページを作成しており、公開後も保守管理や更新代行などのサポートをしています。
さまざまなプランと自由度の高いカスタマイズ性で、お客さまの要望に合わせたホームページを制作します(制作サービスの詳細はこちら)。
まずは無料でご相談ください。
お問い合わせ・ご相談や、公開後の修正依頼などに関しては、いずれかの方法にてお問い合わせください。
※年末年始・土日祝は定休日となります
※受付時間 9:00~17:30













