メルマガとは?【メールマガジンの配信目的・種類・配信方法を徹底解説】

メルマガにおいて、配信目的や種類、配信方法などをきちんと理解しないと、メルマガを効果的に運用することは難しいです。
メルマガの配信を始めたばかりであれば、以下のような疑問が生じると思います。
『メルマガ配信のメリットは?』
『メルマガにはどんな種類があるの?』
『どうやってメルマガを送ればいい??』
今回のコラム記事では、メルマガの配信を始めたばかり、これから始めようとしている担当者様に向けています。
メルマガ配信のメリット、種類、配信方法にくわえて、メルマガの基本構成や配信時の注意点に関しても解説をしていきます。
メルマガ(メールマガジン)とは
メルマガとは「メールマガジン」の略称で、メールを用いたマーケティング手法の一つです。
企業だけでなく、学校や市町村、NPO法人など、幅広い業種でメルマガは用いられています。
一般的には、月1回、週に1回のように定期的に配信されるメールをメルマガと呼びますが、配信内容や配信時間は自由に設定できます。
そのため、毎月の新製品をメルマガで紹介する、不定期でキャンペーン情報をメルマガで告知するといった使い方が可能です。
ポイント!
メールマガジン(mail magazine)は和製英語で、一般的には「email newsletter」と呼ばれています。
メルマガの歴史
メルマガが日本で一般的になったのは、平成12年(2000年)前後です。
パソコン向けのテキストメールから始まり、携帯電話の普及に伴い、携帯電話向けのメルマガも送られるようになりました。
メルマガの導入当初は、登録者全員に同じ内容のメールを配信する一斉配信が主流でした。
現在ではセグメント配信、One To One メール、MAによる自動配信など、さまざまなメールマーケティングの手法が用いられています。
メルマガは基本的なマーケティング手法の一つだけでなく、工夫次第で売上に貢献できる特性があるため、どの企業でも活用したいマーケティング手法だといえます。
メルマガ配信の目的
メルマガを配信する目的は、代表的なものとして「情報伝達」「送客」「売上獲得」の3点が挙げられます。
これら3点の内容を表にまとめると、以下のようになります。
目的 | 内容 |
---|---|
情報伝達 | ユーザーにとって必要な情報をメールで伝える 顧客サービスの一種 |
■例 ・商品情報(Q&Aや使い方の説明など) ・休暇などの各種お知らせ ・手続完了の通知(購入、会員登録) |
|
送客 | 閲覧してほしいコンテンツへ誘導し、リードナーチャリング、 リードクオリフィケーションにつなげる |
■例 ・自社サイトの新コンテンツ ・YouTube動画 ・セミナー案内 |
|
売上獲得 | 売上に直結する内容のメールを送り、購入を促す |
■例 ・新商品、セールの案内 |
メルマガで新商品やキャンペーンの案内ばかり送っていると、顧客には飽きられてしまう点には注意が必要です。
顧客の悩みを解決するコンテンツや、売り手しか知らない商品豆知識のような情報を提供しつづけて、顧客との関係性を構築します。
そのあとに売上獲得を目的としたメールを送ると、購買へとつながりやすくなります。
メルマガの種類
メルマガには、テキストメールとHTMLメールの2種類が存在します。
それぞれの特徴に関して、説明します。
テキストメール
テキストメールのメルマガは、普段使っているメールと同じように文字、数字、記号で構成されています。
ただし、画像や絵文字はテキストメールのメルマガでは使用できないため、注意してください。
テキストメールのメリットは、専門的な知識がなくてもメール作成できる、受信者の利用端末によって表示崩れが起きにくい、などの点です。
反対にテキストメールのデメリットは、本文内に画像を挿入できない、CSSによるデザインを施せないため、視覚的な表現に限界がある点です。
ほかにも、HTMLメールは開封率のデータを取得できますが、テキストメールではできない点もデメリットとして挙げられます。
HTMLメール
HTMLメールは、言語形式のHTMLを用いて作成されるメールのことです。
HTMLメールの特徴として、本文内に画像を用いて視覚的な訴求効果を高められる、CSSを用いて文字のフォントや大きさ、色を変えられる、などが挙げられます。
視覚的な訴求効果が高いHTMLメールには、以下のメリットがあります。
- 商品の魅力を視覚的に伝えられる
- クリック率・開封率が向上する
基本的にHTMLメールは、専門的な知識やスキルがないと作成ができません。
くわえて、メールの動作検証を行わないと端末によってはデザインが崩れてしまうデメリットがあります。
しかし、HTMLメールのメリットを考えれば、ぜひ実施したいマーケティング手法だといえます。
メルマガの配信方法
メルマガの配信方法は、以下の3種類があります。
- BCC・Excelで一斉配信
- メール配信システムを利用する
- MAツールを利用する
これらの配信方法について説明します。
BCC・Excelで一斉配信
メールソフトの「Outlook」や「Gmail」などでBCCに配信先を入れることで、メルマガのように一斉配信が可能です。
ただし、OutlookやGmailを用いたメールの一斉送信では、開封率やクリック率といったデータの取得ができません。
さらに、OutlookやGmailは、大量の宛先に一斉配信することを目的としたシステムではないので、配信エラーやメールが届かないといった問題が発生する恐れがあります。
メルマガのような運用を考えている場合は、後述するメール配信システムを用いて一斉送信を行いましょう。
関連記事
OutlookやGmailでメルマガのようにメールを一斉配信する方法は、以下のコラム記事で解説しています。
・Outlookでメールを一斉送信する方法【CC・BCCで送る以外の送信方法】
・Gmailでメールを一斉送信する方法【パソコン・スマートフォンでの送り方】
また、住所や電話番号、メールアドレスが記載された顧客リストをExcelで管理している場合、Excelでかんたんにメールを一斉配信できます。
Excelでメールの一斉配信する方法は、最終的にOutlookやGmailなどのソフトを使用する必要があります。
Excel単体でメールの一斉配信ができない点には、注意してください。
メール配信システムを利用する
メール配信システムは、OutlookやGmailを用いずに、専用の配信システムを用いてメールを大量に、一斉に配信するためのものです。
OutlookやGmailを用いたメールの一斉配信には、以下のデメリットがあります。
- 誤入力による情報漏えい
- スパムと判別される
- メール配信後の効果測定ができない
メール配信システムを用いれば、上記のデメリットが解消できます。
ほかにも、充実したセキュリティ対策、便利な宛先管理機能がメール配信システムにそなわっているため、効果的なメール配信が可能です。
MAツールを利用する
MAとは、マーケティング・オートメーションの略称で、マーケティング施策を自動化・効率化してくれるツールです。
メルマガ配信に役立つ機能が、MAツールに搭載されています。
MAでメールを作成して配信ルールを設定すれば「資料請求をした顧客に対して、3日後に商品デモを訴求するメールを自動的に送る」といった、メール配信の自動化が可能になります。
メール配信を継続して効果検証を行い、効果の出る配信方法が蓄積されてきた段階でMAツールの導入を検討するとよいでしょう。
メルマガの基本構成
メルマガの一般的な構成は以下になります。
基本構成 | 内容 |
---|---|
件名 | メールのタイトルのようなもの |
ヘッダー | メールを開封したときに読者が最初に見る部分 |
リード文 | メール本文の概要を伝える部分 |
本文 | メールでもっとも伝えたいメイン部分 |
編集後記 | メインでは触れられることのないような話 |
フッター | メルマガ発行者の住所、電話番号といった連絡先情報 |
メルマガの基本構成を理解したうえで、読者に読まれるポイントを抑えたライティングを行うことが重要です。
メルマガを配信する際の注意点
メルマガを配信するときには、遵守すべき法律があります。
法律を十分に理解したうえでメルマガ配信をすることは、コンプライアンスの観点から考えると非常に重要です。
メルマガを配信するのであれば「個人情報保護法」「特定電子メール法」「特定商取引法」の3つの法律をかならず理解しておかなければなりません。
まとめ
今回は、メルマガ(メールマガジン)の基本情報を説明しました。
メルマガに関して覚えておくべき点は、以下のとおりです。
- メルマガの目的を定めてから、メルマガの内容を検討する
- OutlookやGmailではなく、メール配信システムを用いてメルマガを配信する
- 読まれるメルマガのポイントや、守るべき法律を理解したうえでメルマガ配信に取り組む
今回紹介したポイントに注意してメルマガ配信を実施して、メール配信の効果を最大化できるように努めましょう。
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