ネットショップ開業の10個の手順・成功に導く開業方法・知っておくべきコツを徹底検証

      
ネットショップ10ステップ

『ネットショップ開業の手順を知っておきたい!』

2020年のコロナ以降、ますます拡大を続ける国内のネット市場。

今から新たに参入を検討する事業者の方も多いのではないでしょうか。
参入するなら「成功するためのネットショップ開業方法」が知りたくありませんか?

今回はネットショップ開業を成功に導く10個の手順・開業方法と共に、知っておくべきコツを徹底検証致します。

ネットショップ開業に向けた10のSTEP

ネットショップ開業に向けた手順は、次の10STEPです。

  • 【STEP①】ショップコンセプト決定
  • 【STEP②】仕入れルート確保
  • 【STEP③】事業計画・出店形態立案
  • 【STEP④】開業資金算出・資金調達
  • 【STEP⑤】開業に必要な許可・申請を済ませる
  • 【STEP⑥】出店申し込み・ECサイト制作
  • 【STEP⑦】商品画像データ準備
  • 【STEP⑧】決済ツール導入準備
  • 【STEP⑨】出荷・梱包ツール・配送業者契約
  • 【STEP⑩】開業届提出

【STEP①】ショップコンセプト決定

最初にショップ・ECサイトのコンセプトを決定します。

コンセプトとは「概念」のことですが、マーケティングや広告用語ではサイトの基本となるべきテーマ、方向性、観点のことを指します。

ネットショップにおいては「どんなターゲット」に「どんな価値」を届けるかを詳細に絞り込み、入念にコンセプトを練っていきます。

コンセプトが不明慮なネットショップは、ユーザーに何を売りたい店なのかハッキリしづらく、後々の集客に大きく影響します。

コンセプトの具体的な立て方とは、自社が思い浮かべる購買層の年齢、所得、在住エリアなど細かい特徴を洗い出していきます。

例えば、インテリア雑貨を専門に扱うネットショップを開業したいとしましょう。

自社のインテリア雑貨は「どんな方々(ターゲット)」に「どんな用途で購買しもらうためのECサイトか」をなるべく細分化します。

一例としては以下のようになります。

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性別・年齢層 30~40代の主婦層
価格帯 世帯年収600~700万の中間層向け
在住エリア 都心から2時間以上離れた郊外エリア
用途 子供が汚しても平気な素材の雑貨が充実
家族全員が納得するカラー展開が多い

上記のように販売ターゲットとなる顧客の特徴、人物像を鮮明に洗い出し、ショップが提供できる価値を明確化します。

【STEP②】仕入れルート確保

既製品を仕入れてネットで販売する場合には、安定した「仕入れルートの確保」が重要な要素となります。

ネットショップ向けの主な仕入れ方法としては、次の4つの選択肢があります。

  • 国内の問屋・メーカー
  • 海外の問屋・メーカー
  • 国内仕入れサイト
  • 海外仕入れサイト

ネットショップ向けの仕入れ方法はしばしば「国内ルートから仕入れていては競合に勝てない」という声を耳にすることがあります。

しかし、ECサイトで安定した商品供給を行うためには国内や海外のどちらも満遍なく併用するのがベストです。

近年の国内市場は中国や韓国からの商品で溢れかえっていますが、海外仕入れもメリットばかりではなく、在庫リスクや納期に時間がかかるといったデメリットも付き物だからです。

また、ネットショップの売上は商品点数とある程度比例するため、即納、かつ小ロットで調達しやすい国内商品も含め、商品ラインナップを充実させることも欠かせないのです。

関連記事

仕入れ方法でお悩みの方は、まず以下のコラム記事をご覧ください。

ネットショップの仕入れ方法・サービス10選|国内・海外~個人・法人向けまでご紹介

【STEP③】事業計画・出店形態立案

ショップコンセプトや仕入れルートの確保が整ったら、次は事業計画と出店形態の立案に移りましょう。

事業計画とは月間、年間売上目標をたて、ECサイト構築・出店費用、仕入れの購買予算、運営経費を洗い出し、収支の内訳を算出することです。

事業計画をたてる際には、以下のような要素を含めて立案してみましょう。

  • 類似サイトの予想売上・収支
  • メイン商品の仕入れ原価
  • サイト構築費用
  • 人件費・外注費
  • 運転資金

当該事業に投下できる資本が限られている場合は、資本金から上記5つの要素を割り振る事になります。

その際、ネットショップ開業初心者の方が見落としがちな費用が「運転資金」です。

「ネットショップの開業費用=ECサイト構築費用」と思い込み、在庫管理や代金回収期間までの運転資金を含めて計算していない方も少なくないからです。

加えて、ショップオープン後すぐに初期投資が回収できるほどの売上が上がることは期待できないため、運転資金も含め予算と売上目標に応じたプラットフォームを選定し、できる限り綿密な事業計画をたてるべきなのです。

【STEP④】開業資金算出・資金調達

事業計画を綿密にたてていく中で、開業資金の算出は必須となります。

売上目標に対し資本金が不足している場合は「資金調達」も同時に検討する必要があるでしょう。

資金調達とは事業目的に対し、金融機関や第三者から融資や投資を受けることを指し、主に次のような選択肢があげられます。

  • 日本政策金融公庫・信用保証協会の創業融資
  • 銀行プロパー融資
  • ノンバンク・カードローン
  • クラウドファンディング・投資家

日本政策金融公庫は政府系の金融機関であり、信用保証協会は各都道府県の行政が事業者の保証人になってくれる制度融資です。

いずれも創業支援融資枠の設定があり、スタートアップ開始時に必要な資金調達における有力な選択肢の1つです。

銀行のプロパー融資は創業時にはほとんど期待できませんが、すでに何らかの事業をされており、銀行と付き合いがある事業者にとっては検討の価値はあります。

ノンバンク・カードローンは金利が高いため、決しておすすめの資金調達方法とはいえませんが、公庫や保証協会は融資実行までに一定期間が必要となるため、あくまで「つなぎ資金」としてなら利用価値はあるといえます。

あるいはECサイトのコンセプトに多くの共感者が付けば、クラウドファンディングや第三者の投資家から資金調達することも不可能ではありません。

関連記事

ネットショップ開業にかかる資金(8つの項目)や資金を抑える方法、資金を調達する5つの方法などについては、以下のコラム記事で解説しています。

ネットショップの開業資金はいくらかかる?売上目標別予算内訳・資金調達まで一挙紹介

【STEP⑤】開業に必要な許可・申請を済ませる

ネット販売では取り扱う商品によって行政への許可・申請が必要になるケースもあります。

主に次のような商品を取り扱う場合は、行政に許可・認可を受けることが義務付けられています。

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品目 許可・申請・届出の名称 提出先
中古品 ■古物商許可申請 警察署
食品 ■食品衛生法に基づく営業許可
■食品衛生責任者資格
保健所
健康食品 ■通信販売酒類小売業免許 税務署
酒類 ■通信販売酒類小売業免許 税務署
化粧品 ■化粧品製造販売許可
(※自社で輸入・製造・販売する場合)
■医薬部外品製造販売許可
(※自社で製造、販売する場合)
健康福祉局
医薬品 ■医薬品特定販売届 保健所
輸入品 ■食品衛生法に基づく営業許可
・風船
・食品
・食器
・ベビー用品・子供用品 
保健所
■植物防疫法
・ドライフラワー
・植物
・果物
農林水産省 植物防疫所
■ワシントン条約に抵触する素材
・革製品の衣類など
経済産業省 貿易経済協力局
■輸入禁止商品
・キャラクター商品等
農林水産省 植物防疫所
ペット用品 動物取扱業の届出 動物愛護相談センター

上記はほんの一部であり、他にも販売形態に応じて行政への届出、許可が必要になるケースもあります。

もし無許可で販売していた事実が発覚した場合は、行政から指導や注意勧告を受ける対象となり、最悪の場合はECサイトの運営停止、運営者の逮捕に発展した事例もありますので開業前に必ず許可、認可の有無を確認しましょう。

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ネット販売の許可や申請について詳しくは、以下のコラム記事で解説しています。

ネット販売に必要な許可・申請・届出とは?知らなかったでは済まない手続き全般を解説

【STEP⑥】出店申し込み・ECサイト制作

いよいよ肝心のECサイト構築の工程に入ります。

個人、あるいは小規模事業者向けのネットショップ構築方法としては、以下3つが有力な選択肢となります。

  • ショッピングモール出店
  • ASPカートサービス利用
  • オープンソース型CMS利用

ショッピングモール出店

ショッピングモールへの出店とは、楽天市場やAmazon、YAHOO!ショッピングの大型モールのテナントとして出店する方式のことです。

出店条件はプラットフォームによってことなりますが、多くは月額費用に加えて売買契約成立時に販売手数料を支払う必要があります。

買い物かごはもちろん、ネットショップ運営に必要な全ての機能が一通り揃っていますので、HTMLなどの専門知識が全くない方でも出店すればすぐにネットショップ運営を開始できます。

ASPカートサービス利用

ASPカートとは、ショッピングモール同様に買い物かご、決済ツールなどネットショップに必要な機能が一通り揃ったサービスのことです。

代表的なサービスには「BASE(ベイス)」や「STORES(ストアーズ)」などがあります。

ASPカートとショッピングモールとの大きな違いは、独自ドメインが取得できる自社ECサイトを構築できる点です。

ASPカートのほとんどのサービスでは、HTMLの知識がなくても出品や更新が簡単に行えるものが多く見受けられます。

費用は初期・月額で無料~数万円、初期費用が少ない事業者は販売手数料が発生するなど事業者によってことなります。

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ASPカートについては、以下のコラム記事で詳しく解説しています。

ECサイトのASPとは?無料・有料・用途別カートシステムを徹底比較解説

オープンソース型CMS利用

オープンソース型CMSとは、フリーライセンスのECサイト構築ツールのことであり、代表的なサービスには「EC-CUBE(イーシー・キューブ)」や「WordPress(ワードプレス)」などがあげられます。

ソースコードが公開されているため、技術者がいればサイトを好きにデザイン、カスタマイズが可能となり、比較的簡単に独自サイトを構築することができます。

オープンソースCMSの多くは無料でインストールできますが、サイトのカスタマイズはHTML、PHPなどのWebデザインやコーディング知識が必要となります。

社内に専門技術者がいれば低予算で済みますが、該当者がいない場合は外部の業者に作業を委託する費用を別途みておく必要があるでしょう。

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オープンソース型のECサイトについて詳しくは、以下のコラム記事で解説しています。
ECサイトのオープンソースとは?メリット・デメリット・5大CMSサービスも比較

ネットショップ(ECサイト)開業にどのサービスを利用すればいいのかお悩みの方は、以下のコラム記事が参考になります。
ネットショップ開業向けおすすめサービス10選【モール型VS自社ECサイト型を徹底比較】

【STEP⑦】商品画像データ準備

ユーザーが現物を手に取ることができないネットショップでは、商品画像の質が売上の80%を左右する重要な要素を占めます。

商品画像の主な調達手段は次の3通りあります。

  • メーカー・問屋から画像を入手する
  • 自社で撮影を行う
  • 撮影代行業者に委託する

メーカー・問屋から画像を入手する

商品撮影の手間・費用を削減するには、メーカーや問屋が保有する画像データをもらって出品することが最も効率的です。

近頃では国内外問わず、各業種のメーカー・問屋はネットショップの販売チャンネルを重視する傾向が高まっているため、ほとんどの業者が画像データを保有しています。

ただし、画像データの要請は商品の仕入れ(購買)が前提となっていることが多く、無許可で勝手にメーカーや問屋が撮影した画像を盗用すると法的なトラブルに発展する恐れがあるので注意が必要です。

業者提供のサンプル画像は仕入れサイトに掲載されていることが多く、メーカーや問屋が保有する画像データを使用したい場合は、仕入れ前に画像の使用許可の有無について確認してみましょう。

自社で撮影を行う

ネットショップビジネスで大きな売上を狙うには、自社で商品撮影を行うことが最もベストな手段となります。

自社撮影を行うメリットは次の3点です。

  • 同じ商品でも独自商品にみせられる
  • 競合他社と差別化できる
  • 競合他社とのバッティグが避けられる

もはや手に入らないものはないと言われる現代のネット販売市場において、自社と同系統の商品を取り扱う競合他社は無限にあります。

このような背景において、メーカーや問屋から入手した画像を使って出品すると単純に価格が安いところに顧客が流れる結果となり、自社への誘導が困難となります。

しかし、自社で商品撮影を行うと、同じ商品でも独自商品のイメージに演出することが可能となるため、他社との競合・バッティングを避けることができるのです。

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初心者でもできる商品撮影のテクニックやコツを知りたい方は、以下のコラム記事をご覧ください。

商品写真の撮り方【プロ風】|ネットショップ運営に活用できるコツとテクニックを伝授

撮影代行業者に委託する

「自社で撮影するのは時間と技術が追いつかない」という事業者の方は、撮影代行業者に委託することをおすすめします。

特にアパレル商品など人が着用しているイメージが欲しい場合は、モデルを使用した画像が推奨されるため、自社で手配するには相当な労力と費用がかかります。

撮影代行業者の利用には所定の費用が発生しますが、一度撮影した画像は年間を通して使用できますので、自社で撮影するのに負担が大きい場合には外部業者に委託することを検討しましょう。

【STEP⑧】決済ツール導入準備

ECサイトの構築と同時に決済ツールの導入準備をすすめなければなりません。

クレジットカードやコンビニ決済は、ネットショップ運営に欠かせない最も重要な決済ツールですが、利用には所定の審査が必要となるため、販売機会損失を防ぐためにもサイト構築と同時に審査の申し込みを開始しましょう。

また、近年のネットショップ運営においては、決済ツールを充実させることが売上とある程度比例するといわれているため、なるべく多くの種類の決済ツールの準備を検討する必要があります。

売上と直結しやすい決済ツールとしては次のようなものが挙げられます。

  • ID決済
  • モバイルキャリア決済
  • 後払い

ID決済とは書いて字のごとく、大手プラットフォーム事業者の「ID」情報を利用した決済ツールのことであり、モバイル決済とは携帯電話番号の個人情報を利用したツールのことです。

代表的なものでは楽天ペイ、Amazon Pay、LINE Pay、メルペイ、au PAY、PayPayなどが該当します。

ID決済やモバイル決済は事業者が保有する会員、ポイント情報が共有できるため、集客や客単価アップに繋がりやすいのがメリットです。

後払いは手元に資金の用意がなくても購買に踏み切れるため、主婦や学生、フリーターなどクレジットカードをもたない層へのアプローチに有効です。

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ECサイトで定番の決済システムや代行決済サービスのメリット・デメリットなど、くわしくは以下のコラム記事で解説しています。

ECサイトで導入すべき決済システムとは?選び方・おすすめ代行サービス6選もご紹介

【STEP⑨】出荷・梱包ツール・配送業者契約

ショップオープン前に忘れてはならないのが出荷、梱包ツールの準備と配送業者の契約です。

出荷作業は外部の倉庫業者へ委託することもできますが、自社で出荷作業を行う場合は梱包ツールを安くまとめ買いしておくことがおすすめです。

配送業者はヤマト運輸や佐川急便が最もポピュラーですが、近年ではコンビニ店頭受け取りなど不在時の再配達を削減する動きも出てきています。

コンビニ店頭受け取りを導入するのはネットショップ側にもメリットがあり、不在時の再配達が度重なると注文キャンセルに発展する件数が増えるため、販売機会損失を防ぐことを想定した方法を検討するべきです。

【STEP⑩】開業届提出

ネットショップで新たに事業を開始する個人事業主の方は「開業届」の提出が推奨されています。

「開業届」とは、確定申告における所得税の申告を円滑に行うために所轄の税務署に提出する届出です。

法人や他の事業で「開業届」を提出されている方は、新たに提出する必要はありません。

「開業届」は提出しないからといって特に罰則はありませんが、ビジネスの金額が大きくなった場合に税務署への申告を怠ると税務調査の対象になることがあります。

また、楽天市場やYahoo!ショッピングなどの大手ショッピングモールに出店する場合は、審査に必須とされており、コンプライアンス遵守の意味も含め多くのECプラットフォーム事業者も推奨しています。

将来にわたって安定したネットショップ運営を行うためにも、税務署関連の届出は進んで行うようにしましょう。

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開業届について詳しく知りたい方は、以下のコラム記事をご覧ください。

ネットショップの開業届は必要?得られるメリット・書き方・副業バレ対策まで徹底解説

モール?自社ECサイト?成功するネットショップ開業方法を検証

ネットショップ開業を成功に導くには、ショッピングモールに出店するか自社ECサイトを構築するかは悩みどころです。

ここではショッピングモールと自社サイト、各々のケース別の開業方法を検証してみましょう。

ショッピングモール、自社ECサイトのメリット・デメリットはそれぞれ次のようになります。

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出店形式 メリット デメリット
ショッピングモール ・圧倒的な集客力
・大手モールの信頼度
・高度なWeb知識不要
・販売手数料の負担が大きい
・有料広告費がかかる
・顧客情報の所有権がない
自社ECサイト ・低予算で構築が可能
・サイトの独自性が出せる
・顧客情報の所有権が持てる
・集客は自社で行う必要アリ
・信頼獲得に時間がかかる
・本格的なECサイト構築には知識が必要

ショッピングモールのメリット・デメリット

楽天市場・Amazon・YAHOO!ショッピングなどの大手ショッピングモールに出店する何よりのメリットは「圧倒的な集客力」に他なりません。

いずれもクレジットカードや携帯電話などの他サービスでの会員情報も保有しているため、新規店であっても出店早々からの顧客流入が期待できます。

ただし、デメリットとしてはどれだけ売上を上げても顧客情報の所有権がモール側にある点です。

大手モールに出店することでユーザーからの「信頼度」を早期に得ることはできますが、ユーザーからは「楽天やAmazonで買い物した」という感覚を持たれることが多く、自社の独自性はほぼアピールできません。

また、販売手数料が高めに設定されており、有料広告を使わないと大きな売上が期待できない仕組みになっていることも事実のため、自社の利益が圧迫される恐れも否定できません。

自社ECサイトのメリット・デメリット

自社ECサイトでネットショップを開業するメリットは顧客情報を自社で保有できる点です。

また、大手ショッピングモールでは似たようなショップばかりが軒を連ねる中、自社ならではの特性を生かしたECサイトの構築・運営を行うことができます。

初期費用やランニングコストも比較的低予算で済むため、利益が圧迫されたり、資金ショートする確率も低めです。

ただし、集客はあくまで自社で行わなければならず、顧客からの信頼獲得も一から着実に積み上げていかなければなりません。

また、自社ECサイトはオープンソース型CMSと違って、本格的なECサイト構築を行うにはWeb知識に長けた技術者が必須となるため、自社に技術者がいない場合は信頼のおける外注業者と連動しながらのサイト運営を視野にいれておく必要があります。

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楽天市場やAmazonなどのショッピングモール出店や自社ECサイトについて詳しくは、以下のコラム記事で解説をしています。

ECサイトを始めるならAmazonや楽天一択?連携すれば自社サイトでも十分な理由を徹底解説

ネットショップ開業を成功に導くコツ

ネットショップ開業を成功に導くコツは以下の5点を抑えることです。

  • 精通しているジャンルを選ぶ
  • 初期段階は顧客からの信頼獲得を優先する
  • ECサイトのウリ・目玉商品を作る
  • 初期費用・ランニングコストを極力抑える
  • 得意な集客・プロモーション方法をもつ

精通しているジャンルを選ぶ

ネットショップ開業を成功に導く上で最も重要なことは、運営者が精通しているジャンルを選ぶことです。

数あるネットショップの中から自社の店舗が選ばれるには、できる限り他社より「優位な要素」を揃えておく必要があります。

価格や品質以外に重要となる要素とは「専門性」です。

ネットショップは、おおむね画像と商品説明文だけでユーザーは購買に踏み切らなくてはならず、ユーザーはなるべく購買前の不安を取り除こうとするべくあらゆる手段を使って「情報取り」を行います。

運営者が精通しているジャンルの商品であれば、ユーザーからどんな事を聞かれてもより専門性の高い回答をすることが可能になるでしょう。

商品ラインナップも専門業者ならではのニッチな潜在ニーズを捉えられるため、競合に巻き込まれる確率が低くなり、サイト独自のファンを獲得しやすくなるのです。

初期段階は顧客からの信頼獲得を優先する

ネットショップ開業後の初期段階は、売上アップよりも顧客からの信頼獲得を優先すべきです。

ネットショップで安定した売上をコンスタントに上げるには「リピート顧客の獲得」と「CV率アップ」にかかっており、2つの要素をクリアする有力な手段が顧客からの信頼獲得に他ならないからです。

ネットショップの信頼獲得度を「見える形」で表したものが店舗を実際に利用したお客様の「レビュー(感想)」です。

目の前で現物を確認することができないネットショップでは、レビュー内容で購買に踏み切るかどうかを参考にするユーザーは少なくありません。

そのため、なるべく良い内容のレビューを獲得する努力を怠らないことが必須となり、たとえ少額のお買い物をされたお客様にも丁寧な対応を心がける必要があります。

顧客からの信頼獲得とは、適正価格に見合った品質の商品を迅速に安全にお客様にお届けすることです。

購買前の不安を極力払拭するための対応を誠実に繰り返すことで、顧客からの信頼が着実に積みあがっていくものなのです。

いずれにせよ開業の初期段階は目先の売上アップよりも、お客様の購買前の不安をなるべく払拭し、快適なお買い物をして頂けることに尽力しましょう。

ECサイトのウリ・目玉商品を作る

ネットショップで安定的な売上を叩き出すためには、どこにも負けない目玉商品、ECサイトのウリとなる商品を作ることが欠かせない要素の1つです。

目玉商品やウリとなる商品を作ることでプロモーションとなり、ECサイトの活性化が期待できることはもちろんですが、他にも売上アップにつながる要素となる点があります。

それは、ネットショップの買い物には必ず「送料」が発生するため、顧客は目玉商品を1点購入するためだけに送料を払うよりも、他の商品と一緒にまとめて購入しようとする意欲が高まりやすく、結果として客単価アップが狙えることにつながるのです。

ネットショップはスマホ操作1つで同業他社と簡単に比較対象にされやすいため、どこにも負けない目玉商品、ECサイトのウリのなる商品を作ることで競合に負けないネットショップに近づけるのです。

初期費用・ランニングコストを極力抑える

ネットショップ運営初心者の方は開業時の初期費用、ランニングコストを極力抑えるに越したことはありません。

繰り返しとなりますが、ネットショップはオープンした途端にいきなり顧客が押し寄せることはほぼ期待できないため、売上を安定させるためには顧客の信頼獲得を積み上げる期間が必要となるからです。

顧客からの信頼獲得を積み上げる初期段階は、良質なレビュー件数やリピート客を獲得することが優先のため、実績をお持ちでない事業者ほど極力初期投資を抑えたECサイト構築を行うべきなのです。

さらに運営上でかかるランニングコストも侮れません。

前述のように、楽天市場やAmazonなどの大手ショッピングモールは集客力がありますが、月額や販売手数料の高さが利益を圧迫する恐れもあります。

大手ショッピングモールの月額費用は売上があってもなくても払わなければならないため、出店に際しては事業計画と照らし合わせ収支を検討しながらすすめていきましょう。

得意な集客・プロモーション方法をもつ

ネットショップの集客方法には様々な手段がありますが、自社ならではの得意なプロモーション方法をもつことも重要です。

集客やプロモーションの中でも強化したいのは無料で行える施策部分であり、主に次のようなものがあります。

  • コンテンツ対策
  • SNS
  • メルマガ

コンテンツ対策とは、ブログやYouTubeを使ってユーザーに情報発信を行うことです。

運営者ならではの使い方や、ミニ知識をコンテンツで発信することで、運営者の素性や特性がアピールできる絶好の機会となります。

SNSも同様で、インスタやFacebookに商品画像や紹介を投稿することでフォロワーを増やし、ECサイトのファンを地道に作り、将来の潜在顧客を育てていくことができます。

メルマガはECサイトがある程度稼働すれば固定客にセールや割引などのお知らせが配信でき、店舗とお客様とのコミュニケーションがはかれる手段となるため、定期的に行うことでリピート客の獲得につなげることができます。

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ネットショップ(ECサイト)の集客方法について詳しく知りたい方は、以下のコラム記事をご覧ください。

自社ECサイトの集客方法|低コストで売上アップを計るための7つの施策

まとめ

今回はネットショップ開業を成功に導く10個の手順・開業方法・知っておくべきコツについてそれぞれの事例に従い、詳しくお話させて頂きました。

まとめますと、ネットショップ開業に向けた手順は次の10STEPです。

  • 【STEP①】ショップコンセプト決定
  • 【STEP②】仕入れルート確保
  • 【STEP③】事業計画・出店形態立案
  • 【STEP④】開業資金算出・資金調達
  • 【STEP⑤】開業に必要な許可・申請を済ませる
  • 【STEP⑥】出店申し込み・ECサイト制作
  • 【STEP⑦】商品画像データ準備
  • 【STEP⑧】決済ツール導入準備
  • 【STEP⑨】出荷・梱包ツール・配送業者契約
  • 【STEP⑩】開業届提出

ネットショップ開業を成功に導くには、ショッピングモールに出店するか自社ECサイトを構築するかの選定は非常に重要です。

ショッピングモール、自社ECサイトのメリット・デメリットはそれぞれ次のようになります。

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出店形式 メリット デメリット
ショッピングモール ・圧倒的な集客力
・大手モールの信頼度
・高度なWeb知識不要
・販売手数料の負担が大きい
・有料広告費がかかる
・顧客情報の所有権がない
自社ECサイト ・低予算で構築が可能
・サイトの独自性が出せる
・顧客情報の所有権が持てる
・集客は自社で行う必要アリ
・信頼獲得に時間がかかる
・本格的なECサイト構築には知識が必要

ネットショップ開業を成功に導くコツは以下の5点を抑えることです。

  • 精通しているジャンルを選ぶ
  • 初期段階は顧客からの信頼獲得を優先する
  • サイトのウリ・目玉商品を作る
  • 初期費用・ランニングコストを極力抑える
  • 得意な集客・プロモーション方法をもつ

ネットショップの開業を成功に導くには自社の予算、売上目標、特性に合った出店形式を選択し、上記の要素を全て念頭に入れて着実なSTEPを踏んで開業するように心がけましょう。

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