LPOツールのおすすめ15選!【無料ツールや選定方法も紹介】

LPOツールは「分析に強みがある」「多様なテストが実施できる」など、さまざまなタイプがあります。
そのため、LPOツールの導入を検討する上で、
『LPOツールにはどんな機能がある?』
『LPOツールをどうやって選べばよい?』
『おすすめのLPOツールが知りたい』
上記のような課題が生じるかと思います。
今回のコラム記事では、企業の担当者様へ向けて、LPOツールの「基本機能」「メリット・デメリット」「選定ポイント」「おすすめ15選」を紹介しています。
※今回のコラム記事で掲載している情報は、記事公開時点(2022年3月15日)のものです
※最新情報は、各公式ホームページをご覧ください
LPOツールとは
LPOツールとは、LPO(ランディングページ最適化)するための検証の手間をカットし、効率的に作業を進められるツールのことです。
LPOには「分析」「テスト」など、さまざまな工程があります。
ツールを導入すると、LPOでかかる工程をツール上で完結できるようになります。
LPOツールの基本機能
LPOツールよって機能がことなりますが、以下3つの機能が代表的です。
- 分析
- ターゲティング
- テスト
機能の詳細は下記のとおりです。
分析機能
LPOツールには、分析機能が搭載されています。
分析機能はLP上のユーザー行動を分析して、LPOに生かせるデータ収集が目的です。
たとえば「ユーザーがLP上でどんな行動をしているか」「どれくらいの時間を滞在したのか」などが分析できます。
分析手法や分析単位の細かさはツールによってことなるので、コラム記事後半で紹介するおすすめのLPOツールも参考にしてみましょう。
ターゲティング機能
ターゲティング機能とは、ユーザーの属性情報や行動をもとに、最適なLPを自動で表示する機能です。
LPを訪問するユーザーが知りたい情報を提供するために、LPのコンテンツの中身を最適化してくれるので、細かな個別対応が実現できます。
扱う広告キャンペーンが少ない場合は、手動でも対応できます。
ただし、多くのキャンペーンを立ち上げていてユーザーニーズも広い場合には、ターゲティング機能の利用が適しているでしょう。
テスト機能
LPOツールには、テスト機能が搭載されています。
LPOでは、コンバージョンを増加させるためにABテストを実施するのが基本です。
ABテストとは、ことなる要素のパターンでLPを公開して、それぞれのパフォーマンスを比較する施策です。
LPOツールでは、このABテストがスムーズに実現できるような機能が搭載されています。
LPOツールを導入するメリット
LPOツールを導入するメリットについて紹介します。
下記メリットを理解した上で、ツール導入を検討してみましょう。
- 効率的なLP改善が可能
- 顧客満足度が向上する
- 利益向上が期待できる
効率的なLP改善が可能
LPOツールを導入すると、効率的なLP改善が可能です。
LPOツールでは「頻繁にクリックされる箇所」や「よく閲覧されているコンテンツ」など、ユーザー行動を細かく分析できます。
そのため、LPの課題も見つかりやすく、すぐに改善策を考えて実行すれば効率的にLPを改善できるでしょう。
顧客満足度が向上する
LPOツールを導入すると、顧客満足度が向上するメリットがあります。
LPOツールのターゲティング機能を活用すれば、訪問者のニーズにあわせたLP表示が実現できるためです。
自分にとって必要な情報が表示されれば、顧客満足度は向上し、リピーターにもつながりやすくなるでしょう。
利益向上が期待できる
LPOツールを導入すると、利益向上が期待できます。
LPOは、LP上のコンバージョンを向上させるための施策です。
そのため、LPOを優先的に実施すると、コンバージョンが増えて利益も向上します。
通常であれば、広告費を増やすほどLPへのアクセス数も増えますが、その分コンバージョンが増えるとは限りません。
LPOツールを活用してLPを改善すれば、広告費を抑えながらコンバージョンを増やせます。
LPOツールを導入するデメリット
続いて、LPOツールを導入するデメリットを紹介します。
デメリットも理解した上で、LPOツールの導入を検討しましょう。
- 運用スキルが必須
- ある程度の流入や実績が必要
運用スキルが必須
LPOツールを最大限活用するには、運用スキルが必須といったデメリットがあります。
分析結果をもとに改善策を考える能力や、LPOツールを使いこなすソフトウェアのスキルも必要になってくるでしょう。
そのため、LPOツールを導入したからといって必ずコンバージョンが増えるわけではありません。
ある程度の流入や実績が必要
LPOツールを最大限活用するには、ある程度の流入や実績が必要です。
LPOツールでは、ユーザーの行動データをもとにLPを改善していきます。
そのため、アクセス数やコンバージョン数が少ないと有益なデータが収集できないため、LPの改善が難しくなるケースがあります。
LPOツールの選定ポイント
LPOツールの選定ポイントを紹介します。
下記ポイントを参考に、LPOツールを選定してみましょう。
- 機能で選定する
- 費用面で選定する
- 操作性で選定する
機能で選定する
LPOツールは、機能で選定するのがおすすめです。
LPOツールには「分析」「テスト」など、それぞれ強みがことなります。
自社がこれからLPOを実施するにあたり、どんな機能が必要かピックアップした上で選定してみましょう。
費用面で選定する
LPOツールは、費用面で選定するのがおすすめです。
LPOツールには「月額制」や「クリック数従量制」など、さまざまな料金体系があって費用もことなります。
また、LPOツールのなかには月額10万円を超えるものがあります。
LPOツールを導入した上で、しっかり自社の利益を確保できるかもチェックしておくべきでしょう。
操作性で選定する
LPOツールは、操作性で選定するのもおすすめです。
多機能で高性能なツールを導入しても、自社で使いこなせなければLPの改善は難しくなります。
LPOツールによっては無料トライアルを設けているケースもあるので、操作性を確認してから選定するようにしましょう。
無料のLPOツール3選
無料のLPOツール3選を紹介します。
はじめて、LPOツールを利用する方は、下記無料ツールの導入から検討してみましょう。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供しているアクセス解析ツールです。
LPに訪問したユーザー属性の分析や流入元の分析など、LPOに欠かせない基本的な分析がGoogleアナリティクスで可能となります。
また、タグを設置するだけで分析が実施できるため、LPO初心者にも最適なツールです。
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料金 | 無料 |
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主な機能 | リアルタイムの利用状況、ユーザーの基本属性分析、参照元の分析、ユーザー行動分析、コンバージョンの分析 |
Googleオプティマイズ
Googleオプティマイズは、Googleが提供するABテストツールです。
LPOでは欠かせないABテストや、別のURLにリダイレクトさせるリダイレクトテストを無料で実施できます。
Googleアナリティクスと連携してデータを収集するため、すでにGoogleアナリティクスを利用している方であればすぐにLPOを実施できます。
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料金 | 無料 |
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主な機能 | ABテスト、リダイレクトテスト、多変量テスト |
ねこすけLPO
出典:ねこすけLPO
ねこすけLPOは、(株)ねこすけが提供する無料のLPOツールです。
事前に複数のコンテンツ表示パターンを設定すると、訪問者に合わせてLPを動的に表示するターゲティング機能や、ABテストが実施できます。
操作方法もかんたんで、タグ設置のみですぐにツールの利用が可能です。
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料金 | 主な機能 |
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無料 | ABテスト、ターゲティング機能 |
有料のLPOツール12選
続いて、有料のLPOツール12選を紹介します。
有料のLPOツールは高性能な機能が多いため、自社の目的にあったツールがあれば導入を検討してみましょう。
Googleオプティマイズ360
Googleオプティマイズ360は、無料ツールで紹介したGoogleオプティマイズの有料版です。
無料版のGoogleオプティマイズでは同時にテストができる数に制限がありますが、有料版では要望に応じて制限数を増やせます。
無料版と有料版の主な違いは下記のとおりです。
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無料版 | 有料版 | |
---|---|---|
多変量テスト | 最大16個の組み合わせ | 最大36個組み合わせ |
テストの目標 | 3個まで | 10個まで(テスト開始後の追加も可能) |
同時テスト | 5個まで | 100個以上 |
Googleオプティマイズは、無料版でも問題なくテストを実行できます。
有料版は、扱うLPが多い大企業向けとなっています。
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料金 | 要問合せ |
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主な機能 | ABテスト、リダイレクトテスト、多変量テスト |
DLPO
出典:DLPO
DLPOは、導入実績700社以上のLPOツールです。
「ABテスト」「多変量テスト」「ターゲティング機能」など、基本的な機能を搭載しており、各種分析ツールやタグ設置ツールなどの連携も可能です。
また、DLPOはサポートも充実しており、電話やメールにてサポートが受けられます。
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料金 | 初期費用:20万円 |
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主な機能 | ABテスト、多変量テスト、パーソナライズ機能(ターゲティング機能) |
Optimizely
出典:Optimizely
Optimizelyは、導入社数9,000社以上の世界No.1シェアのABテストツールです。
Optimizelyでは、かんたん操作でABテストやユーザー行動分析が実施できます。
また、モバイルアプリの提供もあるため、スマートフォンからでもABテストが可能です。
ヒートマップ分析など、Optimizelyはユーザー行動の分析もできるので「テスト」と「分析」を網羅したLPOツールを検討している方におすすめです。
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料金 | 要問合せ |
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主な機能 | ABテスト、多変量テスト、ターゲティング機能、ヒートマップ分析、ユーザー行動分析 |
Visual Website Optimizer
Visual Website Optimizerは、スキル不要でかんたんにABテストを実施できるツールです。
マウス操作のみですべてが完結するため、社内にエンジニアがいなくてもLPOを実行できます。
また、数値だけではわからないユーザー行動を監視するための「セッションリプレイ」「クリックヒートマップ」など、データを可視化する機能も充実しています。
料金 | 要問合せ |
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主な機能 | ABテスト、ヒートマップ分析、多変量テスト |
KAIZEN UX
出典:KAIZEN UX
KAIZEN UXは、LPの課題を一気通貫でサポートするWebサイト改善サービスです。
ターゲットに合わせて、コンバージョンを見込みやすいコンテンツを表示するパーソナライズ機能を中心としたツールになっています。
また、1,000社を超える実績をもとにしたサポートが受けられるのも特徴です。
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料金 | 要問合せ |
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主な機能 | パーソナライズ機能(ターゲティング機能) |
どこどこJP
出典:どこどこJP
どこどこJPは、コンテンツのローカル化に特化したサービスです。
ユーザーの位置情報に応じて表示するコンテンツを最適化できるので、ローカルビジネスの方には最適なツールとなります。
また、BtoBのアクセス分析にも強みがあり、LPに訪問した企業を割り出してGoogleアナリティクスでリスト化するなどの施策も可能です。
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料金 | ■JavaScript 初期費用:11万円 月額費用:1万1,000円~ |
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■REST API 初期費用:33万円 月額費用:1万1,000円~ | |
主な機能 | エリアターゲティング機能、アクセス分析 |
※税込表示
WebAntenna
出典:WebAntenna
WebAntenna(ウェブアンテナ)は、Web広告の貢献度を計測するツールです。
貢献度とは、どの広告がコンバージョンに一番貢献したかを分析することです。
「リスティング広告」「SNS広告」「ディスプレイ広告」など、複数の流入元がある方は、この貢献度をもとに広告予算を最適化できます。
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料金 | 月額費用:2万円~ |
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主な機能 | 広告効果の一元管理、アトリビューション分析、ユーザー行動分析、コンテンツマーケ分析、カスタマージャーニー分析、代理店の管理 |
SiTest
出典:SiTest
SiTest(サイテスト)は、導入数60万サイト以上を誇るLPOツールです。
LP解析では「ヒートマップ」「録画再生機能」「レポート」の機能、LP改善では「テスト」「ポップアップ機能」「EFO」など、豊富な機能が最大の特徴となっています。
SiTestを最大限活用できるように、導入前のトライアルやサポートなどを無料で実施しているので検討してみましょう。
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料金 | 要問合せ |
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主な機能 | ヒートマップ、録画再生、レポート、データ比較機能、アクセス解析機能、テスト機能、ポップアップ機能、EFO |
Squad beyond
出典:Squad beyond
Squad beyond(スクワッド・ビヨンド)は、LP作成から分析・改善まで対応したツールです。
LPの分析データに関してもダッシュボードですべて管理できるので「作成」「分析」「レポート」の作業を別々のツールで実施している企業におすすめです。
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料金 | LIGHT:130,900円(月額) |
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主な機能 | ダッシュボード(データ管理)、LP作成、ヒートマップ、ABテスト、レポート |
※税込表示
Dockpit
出典:Dockpit
Dockpit(ドックピット)は、LPOには欠かせないターゲットのニーズ調査を実施するツールです。
ユーザーの行動パターンをもとに、ニーズを具体的に把握できるだけではなく、検索ボリューム、かけ合わせキーワードなどの調査も可能です。
抽出されたキーワードはすべてリスト化されるので、LPやリスティング広告にすぐ反映できます。
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料金 | 要問合せ |
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主な機能 | ダッシュボード(データ管理)、競合調査、ニーズ・トレンド分析、キーワード分析 |
dejam
出典:dejam
dejam(デジャム)は、最短30秒でCVRの改善案が手に入るサービスです。
dejamでは改善したい画面のスクリーンショットをアップロードし、改善したいパーツを選択するだけで、改善案が自動で提案されます。
dejamは7万円程度で導入が可能となっているため、コンサルよりも安く早く、LPを改善したい企業におすすめです。
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料金 | 7万円程度 |
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主な機能 | CTR改善の自動提案機能 |
CVX
出典:CVX
CVXは、LP作成とLPOが同時に実施できるツールです。
LP作成に関しては、200種類以上のテンプレートからデザインを選択してノーコードで作成できます。
そのため、ABテスト後のLPの改修・改善もかんたんに実施できます。
分析に関しては、Googleアナリティクスとの連携に対応しているため、LPOにおけるすべての工程をCVXのみで完結できます。
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料金 | 要問合せ |
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主な機能 | LP作成、ABテスト |
まとめ
LPOツールについて紹介しました。
LPOツールの基本機能は下記3つです。
- 分析機能
- ターゲティング機能
- テスト機能
LPOツールを導入するメリット・デメリットは、下記のとおりです。
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メリット | デメリット |
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・効率的なLP改善が可能 ・顧客満足度が向上する ・利益向上が期待できる | ・運用スキルが必須 ・ある程度の流入や実績が必要 |
LPOツールの選定ポイントは下記のとおりです。
- 機能で選定する
- 費用面で選定する
- 操作性で選定する
無料のLPOツール3選は下記のとおりです。
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無料のLPOツール | 主な機能 |
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Googleアナリティクス | LPに訪問したユーザー分析 |
Googleオプティマイズ | ABテスト、リダイレクトテスト、多変量テスト |
ねこすけLPO | ABテスト、ターゲティング機能 |
有料のLPOツール12選は下記のとおりです。
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有料のLPOツール | 主な機能 |
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Googleオプティマイズ360 | ABテスト、リダイレクトテスト、多変量テスト |
DLPO | ABテスト、多変量テスト、パーソナライズ機能 |
Optimizely | ABテスト、多変量テスト、ターゲティング機能、ヒートマップ分析 |
Visual Website Optimizer | ABテスト、ヒートマップ分析、多変量テスト、ユーザー行動分析 |
KAIZEN UX | パーソナライズ機能 |
どこどこJP | エリアターゲティング機能、アクセス分析 |
WebAntenna | Web広告の貢献度計測 |
SiTest | ヒートマップ、録画再生、レポート、データ比較機能、アクセス解析機能、テスト機能、ポップアップ機能、EFO |
Squad beyond | ダッシュボード、LP作成、ヒートマップ、ABテスト、レポート |
Dockpit | ダッシュボード、競合調査、ニーズ・トレンド分析、キーワード分析 |
dejam | CTR改善の自動提案機能 |
CVX | LP作成、ABテスト |
今回のコラム記事を参考にして、LPOツールの導入を検討してみましょう。
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